私の娘はLD(学習障害)である。発達障害のひとつで、読み書き計算などが、著しく困難な障害である。コミュニーケションなどは、ほとんど問題なくとれるので、障害がわかりにくい。

 

小学校に入る前、就学時検診で知的に問題ありと、教育委員会から連絡をもらった。

はじめは、信じられなかった。まだ、読んだり書いたりはできないが、それは、小学校にはいればできるようになると思っていた。

 

特別支援学級をすすめられた。いく予定の小学校にはなく、少し離れた学校の特別支援学級を紹介された。でも、まだ、小学校にもはいていないのに、どうしてそんな判断ができるのか?

まだ、わからないではないか?ちゃんと話すことも、着替えもできるのに。

私は、即座に断った。特別支援学級にいくのは強制ではない。強制ではないなら、いかせたくないと。

 

市の教育相談にいくことを条件に、普通に入学することを承諾してもらった。

 

この判断がまちがっていたかもしれないと思うほど、その日から私達の苦悩の日々がはじまったのだ。

 

高校2年までの、娘の日々を少しづつ振り返っていきたいと思う。

正解のない問題だと思うから。