クレーム処理の専門家だからこそできる心理カウンセリングあるんです。



クレーム心理カウンセラーの藍色シアンです。

心友のかのんのブログで
中谷章宏さんのメルマガに書かれていることが
紹介されていました。

最初読んだ時、えって思ったんです。
どうしてって?

ちょっと一部抜粋しますね。

*****************抜粋**********************


今日の中谷彰宏さんのメルマガで、

「怒られている人が、みんなを助けている人だ」

想定外のことが起きると、
2通りの人に分かれます。
「怒っている人」と「怒られている人」です。
がんばっている人は、必ず怒られます。
助けている人が怒られ、助けられている人が
「まだか」と怒っているのです。
僕は、「怒られている人」でありたいと思います。

という文があって、本当にそうだなぁと
思いました。

*****************ここまで************************

どうして助けている人が怒られる人になるの?

でも今の状態を思い返してみると、そうだなと思える場面が
沢山あることに気が付きます。

これを読んで再確認できたことがあります。

それは「私は被害者だから」という立場から
クレームは生まれるんだなあってこと。

助けられている人は「被害者」です。
もちろん好き好んで被害者になったわけじゃないけど。

でも「被害者だから」の意識から生まれる怒り
これを表現することでクレームは生まれる。

被害者がいれば、そこには必ず加害者があります。
そして、今回の加害者は地震や津波という自然。
つまり、クレームを言ってもしょうがない。
クレームを言う対象がないんです。

クレームを言う対象がない、
でも、行き場のない怒りはあり続ける。

だから、助けている人、
がんばっている人に怒るんです。

それは、助けている人、がんばっている人は
「被害者である」人から見れば
「被害者」じゃなく見えるから。

ここでいう「被害者」は、
実際に震災を受けているとかいうことじゃなく
心理的「被害者である」なんです。

もちろん、怒っていいんです。
クレームを言っていいんです。

ただ、被害者の心理になっているとわかれば、
被害者であることをやめるという選択が生まれます

そして心理として
「被害者をやめた」自分になれれば
クレームは自然に小さくなっていきます。
怒る人ではなくなっていくってことですね。

震災の被害にあっている方でも、
がんばり助ける人である人は
この「心理的被害者」を抜けだしています

震災の被害者じゃなくても
「心理的被害者」であれば、
いつも怒っています
クレームを言い続けているんです。

被害者でもいいし
被害者じゃなくてもいい

そして、今どっちを選択しているのか
どっちを選択したいのか
それはわかっていたいと思うんです。

怒る人も怒られる人も
この災害で頑張っている方々です。
皆さん必死に今の状態を切り抜けようとしている。
それは間違いないですね。

ただ、この状況の中で、
「被害者である」から生まれる怒りに便乗して
クレームをいい始める人がいます。

こっちはかなりたちが悪いんです。

これについては次回書いてみます。