だれもが認めるバンスリ界の頂点にいるPt. Hariprasad Chaurasiaから指導を1月から受けています。
流れで参加した私は、通常の生徒のようにグルジに挨拶してクラス参加の許可を頂いたわけではなくて、
周りの人に助けられていつの間にか参加。
挨拶もろくに出来ていなかったのですが、
グルジの方も特に何を言うわけではなくて、
初めてグルクルに来た時だけ少し世間話をして、
それからは特に何を言うわけでもなく日々のクラスを受けています。
相変わらず、近くにいても遠い存在です。
だけど、少しづつクラス中に長くアドバイスを頂けるようになりました。
クリシュナ誕生日のお祝いの中、奥の部屋でグルジが休んでいるところへ行くと、グルジの座っている椅子の横の席に呼んでくださいました。
普段は遠慮して床に座っているので緊張しましたが。
精一杯、クリシュナの為に演奏させて貰えたことに感謝を伝えていると、
とても美しいご婦人が来ました。
インド音楽界の誰もが知っている巨匠の奥様でした。
「彼女はとても良い演奏をする。」
と、グルジが紹介して下さいました。
驚きました。
バンスリを学んでいる人なら誰もが憧れるグルジから、お褒めの言葉を貰えるなんて。
これ以上光栄な事はない。
もちろん、今のバンスリ歴の中でだとしても。
完全に欲が湧き上がりました。
グルジのために、良い生徒になりたい。
グルジが喜ぶように、しっかり練習したい。
私達が練習する事を、グルジが本当に嬉しいのだと、すっかり優しくなったグルジの目が言っていました。
グルジを見つめる、生徒達の眼差しも。
透き通って幸せそう。