インド秘境旅行記23 | ○●ガネーシャの栖〜ヨガとバンスリと〜●○

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インド秘境旅行記23

昨晩は、ある意味予想通り遅くなってバスの予約が出来なかったので、

バスの出発よりだいぶ早い早朝にバススタンドに向かう。

バスは1日に1本しかないのだ。

もう1日いなよと言うカラン。

でも私はグルガオンで待つファミリーが恋しくて耐えられない。

物音を立てずに部屋を片付けて、宿を出た。

すると、すぐにカランが道に出てきた。 

相変わらず、スタイルが良くてかっこいい。 こんな知的で紳士的でイケメンなインド人がいるなんて知らなかった。

「本当に行っちゃうの?」
「うん。行く。また来るから。」

最後にお礼を言って宿を離れた。


予定より早くバス停に着きすぎた。 
かなり寒い。

1台のジープ(シボレー)が止まっていたので、「レコンピールまでいくらだ?」と聞いてみた。

ジープは高いと思っていたが、バスの倍もしなかった。
大喜びでジープに飛び乗った。 

客は最初、私の他にチベット人家族しかおらず、私は後部座席を独り占めして横になれた。天国。
シボレーの乗り心地最高。
カランのTOYOTAのジープとは全く違う。

走り出して30分後、チベット人の僧侶達が乗り込んできたのでちゃんと座り直す。それでも、余裕で座れるスペースがあった。

僧侶に対しては、みんな恭しく接していて、そんな姿を見るのが気持ちいい。

しかし、何かがおかしい。

ジープの後部座席は向かい合わせ。

私の前に座った僧侶の知り合いらしき男性。とてもシャイで話しかけてこない典型的なチベット人。
に見えるが、私の足を彼の足で挟むように密接してくる。

こんな真面目そうなチベット人、しかも僧侶と一緒で痴漢は無いだろ。気のせいと思っていたのだが。

だんだん密接が耐えられなくなる。
カーブなどで揺れる度に、不自然な偶然っぽく足を触ってくる。 

これは、やっぱりおかしい。

そして、休憩の為に降りる時に、さり気なく私の太ももを触って行こうとしたので、
"Don't touch me!!"
と一括してやった。ちょうど僧侶も先に出ていなかったので。
(僧侶には無駄に気を使う)

その後はビクついて触って来なかった。

I win!!! (勝利)

やっぱりチベット人。
痴漢もインド人に比べてぬるくて助かった。


早朝に出たバスは、午後3時過ぎにはレコンピールに到着した。

レコンピールにそこまで思い入れも無いので、そのまま数時間後には夜行バスに乗り込むことにした。

我ながら、旅の組み方がハード。。。

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