デリーを離れて | ○●ガネーシャの栖〜ヨガとバンスリと〜●○

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お絵描きはちょっと休憩中。
ヨガにぞっこんな毎日。
バンスリを吹いたりして時間を過ごしています。


哲学分野は別ブロクに引っ越しします。
http://blog.livedoor.jp/yukamangalam/

デリーを離れて、

一人旅の寂しさと戦うように、

肩に食い込んだ荷物の重さにくじけそうになりながら、バスに乗り込む。

7時間かかるデリーからリシケシ。
250ルピー(450円くらい)。

タクシーなら7000円はする。
私も旅に慣れたものだと感心する。


昨晩も練習であまり寝ていないので、 硬いシートにぐったりと身を任せる。


しばらく、寝たり、寝れなかったり。
昨日のクラスの録音を聴きながら。


半分くらい来てから、
ふと窓から外を見ると、

なんとも、のどかな風景。

牛の糞を乾かしている姿。
藁で出来た小屋。

猿。

インドに猿がいる事さえ忘れていたデリーでの生活。 

"バンダル!(猿)"と呟いて、
思わず猿に見とれる。

初めてインドに来た時に、タクシーの窓から見た風景を思い出した。

馬車も、リキシャから溢れた人も、象も、牛さえも。何もが新鮮で嬉しかった。



私は旅人なんだ。



何かの祭りの日なのだろう。

黒い布で全身を覆った女性達が家族連れで次々バスに乗ってくる。

どの宗教なのか気になる。

途中で通った村は、イスラム教徒ばかり。少し前にグルジの家族とイスラム教徒の話をしたこと、現在起きているイスラム国の戦争。色々頭をよぎったが、そんな事が信じられないくらい、のどかな人達に見える。

休憩では、チャナプリとレモンソーダを頼む。
久々に、悪い油のローカルフード。 
ノンシュガーと注文したレモンソーダが、マサラ味で苦笑いする。 
ソーダにマサラを入れる。
インドの、そんな事さえ忘れていた。


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リシケシのバススタンドで、
初めてリシケシを訪れた、英語の不自由なスペイン人カップルを捕まて、オートリキシャをシェアする。

インドが初めてとゆう彼女に、少しだけリシケシの説明をしてあげる。

帰ってきた。

無事に到着した事をビシャルに報告するために電話した瞬間だけ、デリーの家族が恋しくなるが。

気にかけてくれる人がいるだけで、暖かい。

もう寂しくない。