部屋でフルートを吹き始めた瞬間に
「yukaー‼」
下からお呼びがかかった。
英国暮らしの2人はインドのマサラでお腹を壊してしまったそうだが、私の笛で起きたらしい。
てわけで、昨日に引き続き熱心なレッスンを受けました。 喉がカラカラー(。-_-。)
バラナシに先生がいるので1人で練習を続けるつもりだったのだが。
「貴方の指づかいは西洋のフルートと同じ。そのまま練習を続けて積み上げて行くと、将来大きいフルートを吹くとき、滑らかな音を出したい時に必ず後悔する。初心者の時から正しく積み上げなさい。」
と。指摘されたとおりの癖がつき始めていたのに気がついた。
先生と一緒に練習する大切さが身に染みた。
そして一番困ったのが呼吸法。
アシュタンガの練習で身についた胸を使う呼吸が染み付き過ぎて、お腹を使う呼吸も口の呼吸も出来ない。
クンブメーラで知り合ったSUTHMITHさんも同じような事言っていたな。
「ヨギの呼吸はたった一つ、お腹を使う呼吸。」
その場でウジャイ呼吸をレクチャー。毎日最低15分はやりなさいと。
そして、フルートの歴史も教わった。
フルートはヨギの楽器。
クリシュナの楽器。
何千年も前からグルから弟子へと受け継がれてきた楽器。
ヨギの生活は山の中で行われていて、太陽や月を見ながらグルが八つの行いを決める。一づつは一日に三時間。
その中の一つで楽器が教えられてきた。
偉大なグルであるシバナンダジも素晴らしい演奏家だった。
そのシバナンダのアシュラムで今夜も彼は演奏をする。楽しみ。
さて、休憩もしたし、そろそろレッスンの続きに帰ろうかな。