ババアシュラム潜入記 1 | ○●ガネーシャの栖〜ヨガとバンスリと〜●○

○●ガネーシャの栖〜ヨガとバンスリと〜●○

お絵描きはちょっと休憩中。
ヨガにぞっこんな毎日。
バンスリを吹いたりして時間を過ごしています。


哲学分野は別ブロクに引っ越しします。
http://blog.livedoor.jp/yukamangalam/

昨日待ち合わせに来なかったバイクのババの弟子にばったり道で遭遇…

「今からグルのアシュラム行くかい?」

とりあえずついて行く事に。
彼もヨガの先生らしい。
が、話を聞いていてすぐにめんどくさくなってきた私…
「本当のヨガとはアーダコーダ…」
この手の話するインド人苦手(´Д` )
「ヨガティーチャーは一日にちょっとのポーズしか教えないだろ?毎日通わせる為に。(アイアンガーと勘違いしてるかな?)でも僕は一日に全部教えてあげるよ。君は友達だから無料で。」
(私、毎日100近くアサナやってるんじゃない?笑)
「ババはとても沢山のマントラを知っている。君はいくつ知っているかい?」
(多分何十も唱えれるけど、道中披露するのもめんどくさいし。)
「僕は29歳で家族から早く結婚するように言われているが、僕はフリーが好きで~」
へぇー。ほー。
長い道のりでした。

登り坂を歩くこと1時間以上、
ババのアシュラムはラクシュマンジュラのすぐ下と聞いていたが、ラクシュマンジュラよりもかなり上流に行ったところで、建物のない森の中の砂利道を歩いて、原始的なインド人の村?屋根しかない家と呼べるか分からない貧しい人々の住処を抜けて川の麓にあった。
途中でチャイを作るためのミルクを買った。(私のお金で。笑)

アシュラムのすぐ手前で彼のベストフレンドに会って紹介された。
「いつでも僕の家に来なさい。僕の母も兄弟も歓迎するからいつでも良いよ。」
と言う友達は、ガンジャ(大麻)の吸い過ぎで目の焦点が合わせられないようだった。


ガンガー沿いにあるアシュラムの前には2mはありそうな立派なシバリンガ。
アシュラム自体は木の枠とビニールシートで作られ、中は何故かボブマーリーの布でインテリアされた、なんともババらしい風情ある建物。4m×6m程でかなり広く、中央では火が焚かれ神聖な粉を入れ神々しい(臭い)香りが漂った。

「昨日は申し訳なかった。ハリドワールまで行っていて4時に待ち合わせ場所に行った時にはもう君はいなかった。」(3時の待ち合わせだった。)

昨日見たバイクにサングラス姿のババはなんともチャラかったが、こうやってアシュラムにいるとなんとも立派そうに見える。

「いいかい、ババのアシュラムはとてもホーリーな場所なんだ。ババって意味は分かるかい?ババはとてもホーリーな存在なんだよ。神に近い存在だ。このアシュラムに君は歓迎されている。いつでも好きな時に来ると良い。」

ええ、ババは自分で自分のことをホーリーと言うのは慣れていますよ。了解です。

案内してくれたインド人がチャイをいれてくれた。なかなか美味しい。

「リシケシの意味は分かるかい?リシとはババの昔の呼び方だよ。十年前はこんなにたくさん建物がなかった。ババだけが森で生活していた。食べるものもなかったが、ババはガンガーの神聖な水だけで何日も食べなくて平気。ガンガーの水はバクテリアがいてとてもピュア。あなたも日本に持って帰りなさい。部屋にまくといい。ババは毎日何時間もガンガーの畔で瞑想をするんだよ。何時間だって座っていられる。ガンガーのエナジーがあるから。ババがあなたに教えてあげよう。座ってほんの30分かと思ったら何時間もたっているんだよ。ヨガやマントラ、タントラも教えてあげよう。あなたは歓迎させている。あなたはとてもクリアなマインドを持っている。」

弟子がタバコとガンジャ(大麻)をミックスしてパイプにつめた。

「あなたは喫煙するかい?」
「シバナンダジが禁止しているからすいません」
「日本でもかい?」
「もちろん」
「それは良いことだ。インドでも女性は煙草を吸わない。インドの文化では女性の仕事は家の中の家事だけだ。ババはインドの文化が好きだ。」

ババが2本のマッチを付け、インド人がパイプを加え一口吸う。
火がついたらパイプを加えババが吸う。交互に一口づつ吸うのが礼儀らしい。
2人に挟まれた私は受動喫煙でけっこう煙たい。