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17Dec
- 2023年のハンドメイド布作品
  今年作った裁縫作品の写真を載せまーす旅行ブログですが、色々作ったものとかもUpすればと勧められ、、、記録にもなるし、たまーにこういう趣味関連も入れていこうかなと思った次第です（なんの言い訳じゃ？）ミシンを始めたのはコロナ禍になってからで、家でYouTubeとか見ながら覚えた自己流なので、色々大目にみてください写真撮らずに人にあげてしまったり、箱に閉まって出すのが面倒で撮ってないのもけっこうあったり。もしかしたら去年の作品も入ってるかも？まぁその辺は適当という事でまずこれはロードトリップに何度か使ったボストンバッグ風？の、スーツケースの引手にはさめるカバン。トルコの布を使っていて、レインボーのハードウェアと地球儀のファスナーがお気に入りこっちは左上から時計回りに、パカッと開く金具を使ったランチバッグ（中は防水生地）、初めて四つ編みの取っ手に挑戦してみたショルダーバッグ、小さめクロスボディ（カメラバッグ）、叔父たちのお散歩用のクロスボディ。これは普通のミニトートバッグ。内布のミツバチ模様がお気に入りです（自己満足笑）は左下の水色のモコモコ以外は全部あげてしまった。近所の布屋で見つけたベルベットのモコモコ生地が気に入ったんだけど、縫い難かった～。母と叔母たちにプレゼントしたショルダーバッグ。誰がどれを選ぶか想像してたら、そのまま当たったこれは一番最近の作品かつ今年一番の出来かもそれにしても、全て完璧で満足！って作品は一生出来ないんだろうな。こちらは少し大きめのポーチ。魚柄のはポルトガル製のコルク生地を使っていて、勿体なくて一度も使ってない笑右のは使い倒してヨレ気味。ちょっとキルト芯を入れて、GoPro関連のもの入れてます。サングラスのファスナー金具がポイント。じゃーん。エンジェルス観戦用バッグアナハイムのバッグ持ち込みには30センチという規制があったのでそれに合わせて作って持って行きましたーもう使い道ないなぁ。これ、布はネットで＄３で買ったのですよ！余った布でペンケースを作って、私が大谷さんファンになるきっかけになったおじさん2人（笑）にあげたら喜んでくれました。これは端切れで作ったパッチワーク作品の表裏。これはクッションカバーのモコモコ生地で、姪っ子達に作ったもの。チャームポイントはトトロと猫バスの引手部分こちらはお散歩用のスマホバッグ。下のは裏に透明ビニールのポケットを付けて、スマホをわざわざ取り出さなくても時間を見たりメールチェックしたり出来るのが良い手元にあったポーチいろいろ。2段目のは確かニューメキシコ旅行で買ったコースターみたいな織物を使った。その他、小物いろいろ。これは今年作って使ってみたら凄く使い勝手が良くて2個目大きめで作った化粧品入れ。ぱかーっと開けたら化粧品が一度に見えて取り出しやすく、ごちゃごちゃのままでもギュッと搾ればあっという間にコンパクトになるので旅行に重宝してます。この眼鏡ケースはちょっと前のものだったかな。かなり固い接着芯を2枚重ねてます。けっこう作ってばら撒いた。右下のポーチは、薄いウィンドブレーカーを畳んだら丁度入るので旅行のお供になりつつあるかも。お財布たち。上のはこの夏グランドサークルのロードトリップ用に作ったお財布。ルート66の柄で、内布もライセンスプレート柄で楽しい型紙はYouTubeで無料公開されているものを自分なりに応用してみたり、ネットで買ったり、たまに自分でデザインに挑戦したりしてます。ミシンを使うと肩がこるし目も疲れるんだけど、こういうカバンや小物を３Dパズルのように組み立てて出来上がっていくのが楽しくてハマってしまいましたこれからもっと色んなもの作ってどんどん上達したいと思ってます
10Dec
- 【オータニさん】2023年アナハイムにてエンジェルスvsアストロズ観戦！
  2023年7月14日本日12月9日、大谷さんがドジャーズ移籍を発表しましたこれからもますますの活躍と躍進を楽しみに応援するのみです。ドジャーズでもっとワクワクする試合を見たい！7月にアナハイムでエンジェルス対アストロズの試合を観戦してきたので、今年のうちに書いておきます。今年最後のオータニさん記事になります。両親とのアメリカ旅行中、独断と偏見で無理矢理ねじ込んだアナハイム観戦父親は割と楽しみそうだったけど、母親は最初は「ふーん」と特に興味なさげだった。ところがどっこい、WBCで大谷さんフィーバーがあったものだから、母もすっかり楽しみになっていて、なんならお友達に自慢するほどにどうせ行くなら楽しみにしてもらったほうが全然良いのでめでたしめでたし笑ラスベガスからアナハイムに飛んでから、まずはホテルにチェックイン。しばし休んでから、試合の2時間ほど前に歩いてスタジアムに向かいます。最高の天気の中、もうすぐ大谷さんに会えると足取りが軽い両親10分ほどで着きました。おぉー！この景色初のエンジェルス本拠地です早めに来たのはチームストアに寄りたかったからなんだけど、なんと試合開始の2時間ほど前に閉まっていた。なんで？そうなると外でゲートが空くまで待つしかないんだけど、日陰もベンチもない。あっつい中、せっかくなのでスタジアム裏のビッグAを見てきた。エンジェルスが試合に勝ったら点灯されるLTBU（Light That Baby Up）のアレですよ。夏休みなのもあるんだろうけど、流石に日本人がむちゃくちゃ多い。やっとゲートオープンになって、無事に先着1万名にプレゼントのMVPキャップをゲットこの日は大谷さん登板の日チケットを買った時点で大谷さんの登板スケジュールは分かってなかったんだけれど、オールスター明け初日の金曜日のこの日だと可能性がかなり高いのではと踏んで、それをベースに全ての日程を逆算して旅行計画を立てたのが大正解さすが本拠地、オータニさんで溢れかえっています。こういったオータニさん記念品は、移籍後もある程度展示し続けるのかなぁ。アナハイム名物（？）の特大ボブルヘッド。似てない～今年一躍有名になった兜も展示してありました！トラウト兄さんのボブルヘッドは更に似てなくて、言われても分からないレベル大谷さんがいつもの場所で壁打ちを始めましたぐるっと回ってブルペンの方に行ってみようなんか大谷さんの活躍をまとめたムービーが流れ始めた。壁打ちを終えて、よく見る風景のあの通路を通ってブルペンにやってきました近いぞ～投球練習を終えて帰って行ったので、スタジアムをぐるっと周ってみます。あの岩山の裏はこんな風になってたのかヘルメットナチョスをゲットして、着席いよいよ試合開始ですエンジェルスのベンチも良く見えますオーハッピーくんがイケメンなのよ。ネトくんもモニアックくんも、元気でね。頑張れ！って、あれ？レンドンおったんかいっ。写真見て気付いたわ。大谷さんにいじられまくってるバットボーイのパルド君本拠地にしか居ないので、実物見るのは初めて。ネビンもいたわ。そりゃいるか。この日も大谷さんは、投げて。打って。走って。実はこの日の試合を選んだのにはもう１つ理由があって。私はどうもアストロズが好きなんです昔色々云々言う人いるけど、そんなの知らんし、ベーカー監督率いるこの強いチームがなーんか好きで。だけどわざわざ観に行くほどではないから、対大谷さんの時くらいしかチャンスなさそうで。というわけで、生ペーニャタッカーがこんなに近くにいることにも少々興奮気味ベーカー監督の頭ベーカー監督は今年限りで引退してしまったので、来年からもアストロズが好きかどうかはまだ分からないなぁ。アブレイユとベラスケスの2ショットグルっと周ってアストロズのベンチも見てきましたこの日の試合はリードから始まって、逆転され、更に同点に持って行ってたんだけど、6回の表で乱れて大谷さん投手交代。調子は悪くなさそうだったんだけど、ずっといつものキレがないというか、何かおかしかった。後からだとなんとも言えるけど、今思えば腕に違和感あったんだろうなぁ。この日の試合は5－7で負けてしまったけど、大谷さんがエンジェルスに居る間に本拠地アナハイムで試合を見られるのは今年限りだろうなって思っていたので、念願かなって良かったです。思い返せば今年の大谷さんはWBCの優勝＆MVPからMLBでの本塁打王そしてMVP。そして史上最高額での移籍という、とんでもない年となりましたマイアミでのWBC準決勝・決勝とデトロイトでの伝説のダブルヘッダーを現地観戦できた事に感謝しかありません。あの感動と興奮をありがとう来年からもドジャーズとしてますますの活躍を応援しつつ、術後の早期回復を祈っています追記。翌日、チームストアに寄ってショッピングをしてから、ドジャーズスタジアムの下見は済ませています笑
17Nov
- グアテマラ旅行記
  República de Guatemala＜放浪癖＞グアテマラ雑貨との初めての出会いは高校生の頃。ついに念願の民芸品天国へ行ってマヤの文化と信仰に触れてきた2021年12月（1）：クリスマスのグアテマラへ（2）：ティカル遺跡でジャングル歩き①（3）：ティカル遺跡でジャングル歩き②（4）：チチカステナンゴの日曜市とカラフル墓地（5）：マヤ民族の家でホームステイ（6）：陶器の村サン・アントニオ・パロポへ（7）：青い村サンタ・カタリーナ・パロポ（8）：人気の観光地、パナハッチェル（9）：夕食作りとマヤ暦占い（10）：サンティアゴ・アティトランでマシモン神に会う（11）：サン・フアン・ラ・ラグーナの織物工房（12）：古都アンティグアを見渡す絶景スポット（13）：カプチナス修道院跡とカテドラル（14）：絶品セビーチェと世界の終わりと名物チキンバス（15）：メルセー教会、そして帰路にグアテマラ共和国首都：グアテマラシティ面積：10.89万平方キロメートル（北海道と四国を合わせたくらい）人口：1,736万民族：メスティーソ（混血）51％・マヤ系先住民族41％・ヨーロッパ系8％言語：公用語はスペイン語（60％）・21種類のマヤ系言語（40％）宗教：カトリックが大半通貨：グアテマラ・ケツァール（10GTQ≒190JPY）国旗：左右の青はカリブ海と太平洋、中央の白は平和と純粋さを表し、中央の国章には国鳥のケツァールが描かれている。独立：1821年にスペインより独立。1838年にメキシコより独立。
11Nov
- グアテマラ（15）：メルセー教会、そして帰路に
  2021年12月29日ー30日グアテマラ旅行記、最終章古都アンティグアに戻って、再びアンティグアのランドマークであるアーチ型の時計台のある通りを歩きます。アーチをくぐって、まっすぐその先のラ・メルセー教会へメルセー教会は1751年建てられたバロック様式の教会で、1773年の大地震で崩壊した後、1855年に再建されたらしい。黄色に青空と白の漆喰の装飾が映えて可愛い教会教会部分（写真禁止）を通り過ぎて、中庭の方へ。ここは男子専用の修道院だったらしい。この壺でヨーロッパから船でワインを運んできてたんだって。上段からは植民地時代に中米一の大きさだったと言われる噴水が良く見渡せた。実はここ、地震で放棄されてから地元のコーヒー農園のオーナーが買い取って、この噴水いっぱいにコーヒー豆を広げて乾燥させるのに使ってたそう今では世界遺産。水も入って、鳥たちも行水してました古都アンティグアは1773年の大地震で壊滅的な被害を受けて首都を移して放棄されたんだけど、その前後にもずっと地震に見舞われてきた歴史があって、歴代の大きな地震とその大きさを表す看板があった。ラ・メルセー教会の前にはちょっとした公園があって、ここでもマヤ民族の女性たちがお土産を売ってた。大きな風呂敷のような布にたくさん商品を詰めて毎日背負って行き来してるのはたくましいここにも可愛いのが居ました再び時計台を通って車に戻ります。朝に少しブラブラした中央公園をちょっとゆっくり探索。この辺りもショップが沢山で困るのよこういう風景もいよいよ見納めかと思うと少し寂しいこの後マックスの運転でグアテマラシティまで移動して翌朝のフライトで帰ったんだけど、次の写真が一気に機内からの景色に飛んでて、夕食を何処で何食べたのかとか全然覚えてないこの時期はアメリカ入国の24時間以内にコロナ検査を受けて陰性証明をする必要があって、その検査をして無事陰性でホッとした後グアテマラのビール飲んだのは覚えてるけどノートにはグアテマラ空港の国際便のゲートまでずらっと並んでいたショップの事を随分興奮して書いてあったでもほんと品揃えも質も良いものが盛りだくさんで、空港だから色んな地方の民芸品が置いてあるし、値段も書いてある上に全然高くない。グアテマラの旅行中は自分の買い物をめいっぱい楽しんで、最後空港で一気にお土産買えばいいと思う直前に決めてバタバタとやってきたグアテマラは想像以上に楽しくて、優しくて、深くて、民芸品天国で、最高にカラフルな国でした良いガイドに当たったのも大きかった。マックスにはほんと感謝名残惜しい機内からはアグア山が綺麗に見えて、フエゴ山もその横に見えた。オーランドで乗り換え、夜の帰宅。一気に氷点下の雪国に写真見返していたら、帰ってから買ったもの並べて写真撮ってたので載せておきまーす
05Nov
- グアテマラ（14）：絶品セビーチェと世界の終わりと名物チキンバス
  2021年12月29日古都アンティグアを観光中。お昼ご飯はセビーチェの店に決定セビーチェとは中南米で人気の魚介類のマリネ。元々はペルー発祥らしいけど、今では各地に広がって、国や土地によってそれぞれ違いがあるらしい。（ペルーで食べた魚とタコのセビーチェ、美味しかったなぁ）こういう道端に車を停めるたびに何処からか係の人（？）が現れてマックスが駐車代を払うんだけど、駐車場の看板もないし値段も言われたまま払う感じ。なんなのだろう、このシステム笑少し歩いてレストランに到着。どうやらセビーチェ専門店みたい中庭の席が凄く良い感じ。魚介を選べたので私はエビをチョイス。そして出てきたのがこちらボウルにスプーン？液体がなみなみとまるでスープのよう。なんか黒いし、クラッカーもついてて、想像とは違う見た目この液体は酸っぱすぎてスープみたいに飲めるものではなかったけど、贅沢にたっぷり入ったエビが新鮮でとても美味しかった黒いのはWorcestershire sauce（ウスターソース）が入ってるかららしい。小さなお皿に並べられたマリネ（前菜）を想像していたので正直これでそこそこお腹いっぱいになってしまったんだけど、頼んであったメインの魚が登場。これも美味しかったですそういえば食後に厨房に案内してもらったのに写真が一枚もないお腹パンパンになって、次はアンティグアから車で20－30分ほどのところにあるサンアントニオ・アグアス・カリエンテス村に向かいます。途中でマックスがおすすめという高台（町の名前忘れた）からアンティグアの町をしばし一望。町の様子と周りの自然が綺麗に見えた。サンアントニオ・アグアス・カリエンテス村に到着。この村はグアテマラ有数の良質な織物の産地で、お目当てはここの屋内マーケットだけど、、、なんか人が居なさすぎやしませんか？さきほどからしばらく、誰1人見かけないんですよみんなどこ行ったの？ゾンビでも出たの？なんと、村の教会広場すら人が消えてる世界、終わった？お目当ての屋内マーケットも扉が閉まってて応答なし困ってウロウロしてるとやっとムラビト１（＋ワンコ）を発見（ほっとした～）マックスが聞いてくれたところ、なんとコロナワクチンの日だったらしく、ちょうどこの時間村人全員がワクチン打ちに出かけてたって「もうすぐ皆帰ってくるわよー」なんて話をしている傍から女性が1人帰って来て屋内マーケットの扉を開けてくれたここからは他の人達が帰ってくるまでこの女性の独壇場私を自分の店に連れて行き、アレコレとセールストークをして、気付いたら私はマヤ民族の衣装を着せられて、織物の実演を見せられていた織るのはサン・フアン・ラ・ラグーナの織物工房で見せてもらったのと同じバックストラップ方式なんだけど、織り方が明らかに違う。サンアントニオ・アグアス・カリエンテス村の技法は元来身内にしか受け継がない特別なもので、裏表が無く（両面で同じデザイン）、糸の繋ぎ目も分からないというもの。女性の着ているウィピル（民族衣装）からもその質の高さが分かりますよね。こちらの写真はTzute（スーテ）と呼ばれる風呂敷のようなものこれ、刺繍じゃなくて織り込んであるんですよこの地域の花嫁は半年ほどかけてこのスーテを未来の姑の為に作って、結婚式で皆に披露するというのが習わしらしい。なんというプレッシャーそうこうしているうちにどんどん人が帰って来て、お店もほとんど開いてたのでしばしブラブラ。ここでクッションカバーを購入このクッションカバー、グアテマラの色んな地域の織物の端切れをパッチワークしたもの柄や織り方を見ただけでどれがどの地域のものかが分かると言うので説明してもらった。今回訪れた村の名前もいくつか出てきたこの建物の2階には民族衣装の博物館があって、グアテマラのいろんな村の民族衣装の展示がされてて結構楽しかった。満足したので再びアンティグアに戻ります。この頃には人も車も戻って町が生き返ってた道中、チキンバスが前に居たので、「そういえば、グアテマラでチキンバスに乗る機会なかったなぁ」って話をしてると、マックスが「近くにアンティグアのバスターミナルがあるから見ていく？」なんて言うから、是非連れて行ってという事に。チキンバスとはローカルの移動手段に使われているバスで、アメリカのスクールバスを改造して派手にデコったグアテマラ名物バスターミナルに到着すると、チキンバスがずらっとお目見え何故チキンバスと呼ばれるのかというと、鶏を持って乗る乗客が多くて運転が荒いので車内で鶏が暴れまわるからとか、鶏を乗せるかのようにギュウギュウ詰めだからとか、運転の荒さでチキンレースのようだからとか、聞く人によって答えが違うスクールバスなので後ろに非常口があるんだけど、チキンバスはその後ろ口からささっと出入りする。グアテマラ旅行中はこのチキンバスを何処でも見かけたし、大体すし詰め状態で結構なスピードで荒い運転してたこんな大きなバスターミナルでこれだけのチキンバスを見たらもう大満足これから再びアンティグアの町中へ戻って少し観光を続けた後、グアテマラシティーへ移動します。いよいよ次回でグアテマラ旅行記も最後です。
29Oct
- グアテマラ（13）：カプチナス修道院跡とカテドラル
  2021年12月29日十字架の丘から古都アンティグアの町まで降りて、カプチナス修道院跡とカテドラルを訪れます。共に世界遺産ですまずはカプチナス修道院跡へ。ここは1736年にグアテマラの有名建築家によって建てられた女子修道院跡で、1773年の大地震後は廃墟公園になっているそう。当時修道院に入るにはお布施やコネが当たり前になっていたらしいけど、ここはそういうのを受け取らない、貧困な家の出身でも入れるという初めての修道院かつ、地震で町が放棄される前に建てられた最後の修道院らしい。中に入るとまず広がる中庭のアーチが綺麗教会部分は天井がごっそり崩れ落ちてたけど、当時はさぞ綺麗だったんだろうな。これはコーラス部隊が讃美歌を歌う2階バルコニーからの眺め修道女たちはここに一度入ると二度と出ることが出来ず、亡くなると地下に埋葬されていたんだとか。それでここは超常現象が起こるという噂があるみたい。下の右側の写真は地下の部屋で、亡くなった修道女を暫く安置する場所だったと思う（映ってるのは人形ですよ。でもこの人形が怖いわって話）。上から見下ろした中庭。全部で18個のアーチ。収容されていた修道女の数も18人。修道女達の生活区域の方へ、細い通路を通って行きます。これは浴室と、壁の外に続く排水溝。この広場には18の個室が円形に並んでる。中に入ると、ちょっとした玄関口のような場所があって、その奥には寝室が。窓１つに壁の棚。ここに本を置いたりロウソクを立てたりしていたらしい。下の左の写真が共同洗濯場で、右はおトイレ。個室もあるし結構良い生活してたように見えてしまうけど、ここに入った修道女たちは厳しいルールのもと苦行や断食をしてたみたい。家族と面会できるのも年に一度、小さな窓越しだったとか。ぐるっと回って外の公園へ。とても綺麗に整備されてて、地元の人もピクニックしたりしてる。結婚式にも人気の場所なんだそう。この日も良いお天気だったー不思議な植物。これは何だろう？次は車で中央広場付近まで移動して、カテドラル（サンホセ大聖堂）へ。こちらは中央公園に面した新しい大聖堂の入り口。この裏側に、崩壊した昔の大聖堂跡があります。この大聖堂は1500年代半ばから幾度に渡って地震に見舞われては再築を繰り返したけど、1773年の大地震で破壊されてからは廃墟のままらしい。崩壊した建物の一部がそのまま放置されてます。なんか凄くカッコイイ鳩（？）を発見。一番奥には征服者ペドロ・デ・アルバラードの墓石がポツンと。頭上の天井は円形にすっぽりと崩れ落ちてたけど、当時の豪華さが十分に伝わる。この墓石に眠るペドロ・デ・アルバラードは、1523年にグアテマラを征服し、現在のアンティグアを首都にして総監となったスペイン人。彼は先住民に対して非道な残虐行為を繰り返し、何千人何万人もの人を惨殺したことで地元の人達には酷く憎まれた存在。マックスが説明してくれた彼の惨殺行為は聞いているだけで耳をふさぎたくなるようなもので、マヤの赤ちゃんを火の中に放り込んだり犬に食べさせたりしていたらしい。そんなペドロ（ピーター）は遠征中に負けて逃げ帰る際、馬が上に落ちてきて、その怪我で10日間苦しみぬいて死んだらしい。死ぬ間際に「何処が痛いか」と聞かれた時「心が痛い」と答えたとマヤでは受け継がれているんだとか。本当なのか願望なのか、どうだろう。ペドロの死後はスペインの貴族の娘であったペドロの妻が総監を受け継いだんだけど、その妻も子供達も集中豪雨と地震の災害であっという間に全滅、全員酷い死に方をしたらしい。マヤ人はこれを天罰が下ったと言い伝えてるってお話。大聖堂の後は、しばし中央公園（セントラルプラザ）をお散歩。これはなんか有名な人魚の噴水らしい。公園の北側にはアンティグアの市庁舎。いかにもコロニアル。東側には先ほど行ったカテドラルの教会入口。公園にはお土産を売るマヤ人の女性が沢山いて、小さな子供も民族衣装を着てるのが可愛かった。公園を抜けて、こちらは昨夜歩いたアーチ型の時計の通り。昼間は昼間で凄い車の量！さて。この辺りでひとまずランチする場所を探します。
25Oct
- グアテマラ（12）：古都アンティグアを見渡す絶景スポット
  2021年12月28日－29日パナハッチェルから約2時間ほどのドライブで古都アンティグアに到着。（ずっと喋ってて道中一枚も写真撮ってない）ホテルにチェックインした後、しばし休憩タイム。写真を見返していて思い出しだんだけど、下の写真の机の上にある陶器のウォーターサーバー。これはホストファミリーの家や他の民家にもあって、フィルターされた飲める水が入ってる。グアテマラには古代マヤ時代に世界最古のろ過システムがあったそう。山の上から鉱石の大きさで段階に分けたろ過装置を複数個所設置して、麓の町に近い場所になると細かな砂を通った綺麗な水が使えていたとか。ヨーロッパで水のろ過システムが出来る何千年も前の話だというから凄い2時間ほどグダグダして外がすっかり暗くなってから、マックスが迎えに来てくれて一緒に夕食に出かけることに。アンティグアに来たら是非体験してほしいレストランがあるってので、勧められるままそこに決定。遺跡の中にあるような素敵なレストランここはホテルにもなってるんだけど、私がこの旅行を決めたのが直前すぎて空室がなかったんだそうメニューに私がメキシコ料理の中でも好きなChile Relleno（ポブラノという大きなチリペッパーにお肉かチーズを詰めて、泡立てた卵をまとわせて揚げたもの）があったので、グアテマラではどんな感じなのか気になって頼んでみた。（普通に美味しかったけど、メキシコ料理と同じだったわ）食後にマリンバの生演奏をしてくれていたアミーゴたちの近くに見に行くと、曲が終わったタイミングでニコニコと「おいでおいで」されて、気付いたら一緒に1曲がっつり演奏させてもらってた何の曲だったか、、、「大きな栗の木の下で」だったような？日本人でも必ず聞いたことのある簡単な曲だったのと、ピアノの鍵盤と同じ配列だったので（下手なりに）なんとかなってしまったあら不思議食事と素敵なマリンバの演奏を楽しんだ後は、ホテルに帰る前に町の中心地を少しだけブラ歩き。これはアンティグアで検索すれば必ず最初に出てくるランドマーク的なアーチ型の時計台、サンタカタリーナアーチ。この辺りは治安も良さそうで、遅くまで観光客が出歩いていた。これでもコロナ前と比べたらまだまだ少なくて、観光で潤っていたアンティグアにとっては大問題で、この数年で多くの店が閉まってしまったとか。翌朝、マックスと共にアンティグアの町が一望できるという十字架の丘へ。以前は車でもっと近くまで行けてたらしいんだけど、コロナ禍で閉まってる間に整備されたらしく、離れた駐車場からずーっと歩道ができてて結構歩いた左右の木は確かユーカリって言ってたような？十字架の先まで降りていくと、アンティグアの町が見渡せる絶景ポイントに到着アンティグアの正式名称は「アンティグア・グアテマラ」で、「古いグアテマラ」と言う意味なんだそう。16～18世紀の約200年にかけてグアテマラの首都として栄えた古都で、度重なる地震に悩まされる中、1773年の大地震で壊滅的なダメージを受けて現在のグアテマラ・シティーに首都が移されたらしい。その後半ば放棄されていた町は、バロック形式とコロニアル形式の街並みが残る歴史地区として1979年に世界文化遺産に登録されたことをきっかけに整備され、観光名所となったという。目の前にそびえるのが「グアテマラの富士」ことアグア火山。ここから見える景色全てが世界遺産なのです振り返って見上げた十字架。ここから駐車場まで、帰りの方が階段と上り坂で私にはキツかったさて。車で町まで降りて、アンティグア観光を始めますよ
20Oct
- グアテマラ（11）：サン・フアン・ラ・ラグーナの織物工房
  2021年12月28日昼の1時過ぎくらいにサン・フアン・ラ・ラグーナに到着。サンティアゴ・アティトランからは確かボートで15分くらいだったけど、朝に比べて結構揺れた。マックスによると、いつもこの時間は波が高くなって船が揺れるらしい。この地域のマヤの言い伝えでは、アティトラン湖の精霊（スピリット）が各村を訪れて厄を持って行ってくれているから波が立つんだってサン・フアン・ラ・ラグーナに上陸ですここもマヤのトゥヒル族の村で、先ほどのサンティアゴ・アティトランよりは小さいけれど、天然染色の織物の村として知られているらしいこれはまたアーティスティックで楽しそうな村この村の女性達のウィピル（民族衣装）は上が胸元に派手めの刺繍がほどこされていて下は格子柄の赤が多いみたい。トゥクトゥク乗り場が激込みで、何台も待ってやっと乗り込めた。まず向かったのはマックスおススメのチョコレート工場。グアテマラはカカオの産地でもあって、ここで昔ながらの手法でチョコレートを作る過程を説明してくれた。マヤやアステカのメソアメリカ文明ではカカオ豆が通貨として使われていた時代もあったという。当時チョコレートはとても貴重で高価なもので、宗教儀式で使われていたんだとか。こうやって古代マヤの作り方を受け継いだ手作りチョコはいわゆる絹のように滑らかとか甘くて美味しいとは全く違って、カカオそのものの味が楽しめて、少しかじってお茶するのに良い感じ。色んな種類のチョコをお土産に購入（でも賞味期限が短かった！）チョコレート工場の後はお約束で村の教会を見学。そのまま歩いて、いよいよ織物工房へお店の女性が観光客用のセットで丁寧に実演してくれた。この工房では27人の女性が働いていて、彼女がいわゆる広報担当らしいこれらの織物はコットンを糸にするところから全てが手作り上の写真で見れる優しい色は全部自然由来のもので染色されてます。ココナッツの殻やビーツ、ベニノキの実、アボカドやオークの木の皮、ローズマリーや胡椒の葉などなど、他にも調べても分からない植物もけっこうあった。この鮮やかな赤色だけは植物由来ではなくて、コチニールという虫を乾燥したもの。これを粉末状にして水を混ぜると真っ赤な染料に。まずはコットンから糸をつむぐ過程を教わる。最初に20分ほど木の棒で叩いてつぶしてから、棒にクルクルと巻き付けてあっという間に糸になっていく。これが簡単そうに見えていざやってみるとかなり難しいゆっくりモタつきながらやっても糸が切れるわ太いわで、熟練になるまでにはかなりの経験が必要そうそして染めの実演。この日はインディゴを使って藍色の糸染を見せてくれたまずはバナナの木の皮を2時間ほど煮込んだ水に糸を漬けて、その後インディゴの葉を30分ほど煮てこした液に漬ける。そのあと再び先ほどのバナナ水に漬ける。このバナナの水に漬ける事によって糸と色素が定着して、後で洗っても色が落ちにくくなるんだそう。天然の媒染液ってことかな。色の濃さによってこれを何度も繰り返すという、気の遠くなるような作業次は、染めた糸で下糸を取っていく工程。そして、いよいよ織る過程これまで訪れたアティトラン湖周辺の村々ではそれぞれ織り方が違うらしいけど、共通しているのがバックストラップという技法。前方を木とか柱に巻き付けて、後方を自分の腰に巻いて固定して作業をする。この方法だと場所を取らないし、持ち運び可能で外でも何処でも織物作業が可能。これはもう熟練の賜物。アッパレ！ショート動画建物の一階には販売スペースもあって、ここの織物は全体的に質が良いと感じた。ここでもちょっと買い物しちゃったよねチョコレートにしても織物にしても、こうやって伝統文化が生きているって素晴らしいなぁ工房見学の後は、例にもれずあちこち寄り道しながら湖畔に向かって歩いていきます。なんともカラフルな村そして今日も素晴らしいお天気再び船に乗って、パナハッチェルまで戻ります。この時間は波がなくそんなに揺れなかった。アティトラン湖を船で行くのは気持ちいいんだけど、救命ジャケットの首元が真っ黒なのがね、、、（これでもマシやなつを選びました）パナハッチェルに着いた頃にはお腹ペコペコだったので、何処かで遅いお昼にすることに。マックスが初日から言ってたグアテマラでローカルに大人気のフライドチキンのチェーン店Pollo CAMPEROがあったのでここに決定グアテマラ人はチキンが大好きって話をしたけど、このPollo CAMPEROはグアテマラで人気すぎて、KFCがグアテマラに進出したけど全く歯が立たず撤退を余儀なくされたらしい。中は至って普通のファーストフード店。てっきりカウンターでオーダーするのかと思ったら、店員さんが席までオーダー取りに来てくれた。2ピースセットにもれなくトルティーヤが付いてくるチキンは思ってたより薄味で衣はクリスピー。グアテマラではKFCみたいな濃い味はあまり流行らないのかも。緑のピカンテソースをつけると更に美味しかった大人気店をコンプして満足した後は、車に乗り換えて古都アンティグアまで2時間ほど、一気に移動です。アティトラン湖周辺村巡りとホームステイもこれにて終了。もっとじっくり滞在したかった場所もたくさんあるし、今回時間の都合で諦めたけど行ってみたい村がまだまだある。こうやって色々見て文化に触れることで、どうしてこのエリアがバックパッカーの沈没天国と言われ世界中からヒッピーが移住してくるのかがよーく分かった。どうか変わらないでいて欲しい。ありがとう、アティトラン湖
13Oct
- グアテマラ（10）：サンティアゴ・アティトランでマシモン神に会う
  2021年12月28日ホストファミリーと朝食を食べてると（ちなみに昨日買ってきたモンキーバナナがほんと美味しかった）、今日も元気に教会からスピーカーで村中にアナウンスが流れてきた。昨日の誰かが無くした車の鍵が無事に見つかったのと、詐欺が横行してるので気を付けてくださいと言っているとのこと。なんでも、今日12月28日はグアテマラでエイプリルフールのような冗談言って良い日らしい。それに便乗して、牛の乗ったトラックが当たるクジを10ケツァール（当時150円くらい？）で売ってる人が居て、それが嘘（詐欺）なんだとなんか平和で可愛いのでこの町の犯罪率を聞いてみたら「さぁ？」ってキョトンとするので、この村で殺人事件が起こった事があるか聞いてみたら、「聞いたことない」だってさて。今日は水上タクシーを使ってサンティアゴ・アティトランとサン・フアン・ラ・ラグーナというアティトラン湖周辺の村２つを巡ってから、古都アンティグアまで移動の予定名残惜しくもホストファミリーとお別れをして、まずはパナハッチェルへ向かいます。観光の拠点となるパナハッチェルからはそれぞれの村に色んな船が出てるんだけど、水上バスにするとある程度人数が集まるまで待たなきゃいけなかったりしてサクサク進めないので、水上タクシーを予約してくれてました父と息子の2人で船頭してくれるらしい。さっそく乗り込みます。いざ、出航湖の真ん中を突っ切って30分ほどの乗船。この日も天気が良く、アティトラン湖が綺麗で風が気持ち良かったサンティアゴ・アティトランに到着です今までの村に比べると結構大きい。マヤのトゥヒル族という民族の村で、これまで訪れた村々とは風習や言葉も少し違うらしい。船着き場が一部水没してる聞くところによるとアティトラン湖の水位は年々上がってきてるらしい。上がっては下がってを50年くらいの周期で繰り返してるんだとか。この村も湖畔に公園があって、憩いの場になってた。ここから教会とメルカド（市場）に行く予定なんだけど、相変わらず坂が多いし疲れたくないので「トゥクトゥク乗ろうよー」ってマックスにワガママ言ったそのタイミングでちょうどトゥクトゥクが通りかかって止まってくれた「教会まで」と言って料金を確認して乗り込むと、運転手さんがニコニコしながら「マシモンに会いたくない？興味あったら連れて行ってあげるよ」と。マシモン、聞いたことあるぞ！随分前に何かでこの地域の土着神マシモンがお祭りで町中で担がれてる姿を見て、「いつか行って見たいなぁ～」って思った事を思い出した。予定に無かったけど、まさかこんなチャンスがやってくるなんて、そりゃ行くでしょうマシモンの居場所は少々ややこしくて、しかもちょくちょく移動したりするとかなんとか。マックスも初めてらしくウキウキ住宅街をクネクネと運転して、「この看板のところを入っていけば奥にある黄色い家だよ」と言われ降ろされた。言われた通り、民家の塀に囲まれた細い階段を登って行きます。こんな普通の民家。これは自力じゃ見つけるの難しいわ中に入ると入口のおじさんに見学料確か2ケツァールを払って、写真撮りたければ10ケツァール追加で3枚までと言われ、なるほど商売なのねと思いつつもまぁ快諾。上の写真に映り込んでるヨーロッパからの旅行者と思われる先客が先にマシモンの部屋に入って、床に膝をついて涙を流しながら感動の対面をしていたので、ちょっと引きながら（失礼）邪魔しないよう椅子に座って我慢強く待ちましたよこんな風に世界中から熱心な信者が結構来るんだよ、って言ってた。そして、いよいよ順番がやってきましたこの地域のマヤの土着信仰のマシモン神です会えた～御神体の顔は木彫りで出来ていて、ダンディーなハットを被って口にはタバコを咥え、まるでチョイ悪おやじ首にはこれでもかってほどネクタイがかかっていて、先ほど私が渡した10ケツァールがネクタイに挟まれたカメラを向けるとポーズを取ってくれた両脇の2人は祈祷師らしい。マシモンの好物がタバコとラム酒と女とギャンブルとのことで、こうやって1日中マシモンの横でタバコを切らさず（実際に火をつけて、灰が落ちそうになったら灰皿にトントンしてまた口に咥えさせる）、たまにラム酒も口にふくませてお世話してるんだって！これだけタバコとお酒が必要なら、そりゃ見学料も写真代も取るわマヤの土着信仰はスペインに侵略されてキリスト教を強要されて禁止になったんだけど、こうやって神様の姿をスペイン人風に変えてカトリックと融合させることでこっそりと信仰を守ってきたというのが有力説なんだとか。元々この湖周辺の村々は僻地でアクセスも悪く人口も少ない事もあって、他のエリアよりはスペインの弾圧が緩く、こんな風にマヤの文化が色濃く残ってくれた。マシモンと同じ部屋に相変わらず独自の進化を果たしたカトリックの聖人像たちが並んでて、この地域の文化の複雑さと面白さを感じた。見学を終えて細い階段を戻って道に出るとなんと先ほどのトゥクトゥクの運転手さんが待っててくれてたので、そのまま教会まで送ってもらった。これで最初の教会までの料金しか請求してこなかったので、なんて良い人なんだと感激してかなりチップ奮発しちゃいました（それでも安いグアテマラ）村の教会に到着この教会は1976年の大地震の時に避難所として使われて、その際に窓枠の木を全て外して焚火に使ったんだそう。教会の中から見えるサンペドロ山。この教会にあるマリア像が双子の赤ちゃんを抱いてて。マヤ伝説では人間は神様がトウモロコシを練って作ったものだとされてるんだけど、それにまつわる双子のトウモロコシの神様の神話を聞かせてくれた。あまり覚えてないのでちゃんとメモっておけば良かった！このままメルカドに向かって歩きます。大きな村だけあって、活気が凄いこの村の女性たちの民族衣装（ウィピル）は縦縞基調で上の部分に鳥や花の刺繍がほどこされたものが多いみたい。メルカドを抜けてアティトラン湖の湖畔の方に戻っていく道もずっと露店が並ぶサンティアゴ・アティトランでは民芸品として木彫りのマスクを結構見かけた。この村が近年力を入れているのが「絵画」だそう。このお店で小さな油絵を購入カラフルな民族衣装を身にまとったマヤ民族が並ぶ後ろ姿ところで、Maxのお母さんが昔からお世話になってるおばあさんがこの近くに住んでいるらしく、最近体調が良くないと聞いてちょっと寄りたいと言うので行ってみることに。露店通りから少し裏に入った所にあるその民家にはそのおばあさんの息子夫婦が居て、わざわざ来てくれてありがとうって喜んでくれながらも、「母はこのところ容態は安定してるけどほぼ寝たきりで、今は昼寝中だからゴメンね」ってホント申し訳なさそうに言う。ここのお母さんがやたら可愛くて「まぁマックス、わざわざ寄ってくれたの」「（私に）あなたは何処から来たの」ってな感じでお茶を出してくれそうになったから、マックスが慌てて「いいですいいです、ちょっとおばあさんの様子を伺いに来ただけで、僕はガイド中なので直ぐに行かなきゃ」って。こういうところ、ほんとに日本っぽいのよそうしたら、「そうなの？残念ね。じゃぁ、せめてこのお客さんにシンタを巻くところを見せてあげるわ」って、奥から3メートルもある長い帯状の織物を出してきた。何が始まるのか分からないけど、とりあえず片手に持ってたGoproで動画撮影していいか聞いたら、「何それ？まぁ、小さい！」って騒ぎながらもちゃんとカメラに向かって実演してくれたシンタとはこの地域の高齢女性がちょっとかしこまった場所で着用する帽子のような飾りらしく、長い織物をグルグルと頭上で巻いていく。はい。可愛い動画はこちら。途中飛ばしたけど、巻き終えるまで3分くらいだったかな。ご夫婦に日本のお菓子入りポーチをプレゼントしてお別れし、湖畔まで移動。再び水上タクシーに乗り込んで、次はサン・フアン・ラ・ラグーナという村へ向かいます
28Sep
- グアテマラ（9）：夕食作りとマヤ暦占い
  2021年12月27日アティトラン湖の畔にあるサンホルヘ・ラ・ラグーナという小さな村でマヤ民族のご家庭にホームステイ中。既に家を出て家庭を持ってる長女と次女が家族連れでやって来て、今夜の夕食を一緒に作ることにまずはトルティーヤ作りから。次女に手順を教えてもらったんだけど、見てる分には簡単なのに実際にやってみるとこれが難しいパッパッとあっという間に綺麗に成型できてしまうのがマジックのよう。顔を出すの迷ったけど、一応隠すことにしました。この焼いてる板は石で出来てて下は薪で火を焚いてるんだけど、次女は驚異的な速さでトルティーヤを作りながら同時に焼いたり薪で火加減の調節までしてしまう実は昔メキシコでマヤ料理を食べてえらく気に入った私は帰ってからマヤ料理の料理教室に参加して、一時期トルティーヤプレスなるものを買って家でしょっちゅうトルティーヤ作ってたんだけど、手で作った事は一度もない。かなりゆっくりやって見せてくれるんだけど、ここまで難しいとはこの辺りの女の子は10歳にもなれば大人なみにチャチャッと作れるらしいので私は７歳児くらいのレベルかトルティーヤを作り終わると、長女がチキンを焼き始める。姉妹で共同作業。私はせっせと野菜を切りました次女は随分若そうに見えるけど、ついこの間子供を産んだばかりの新米ママさん。（この子にも蒙古斑があったのよ！）普段は台所に入らなさそうなお父さんも、何処からか椅子を持ってきてずっと隅っこで座ってニコニコと見学なんとここで、出来た料理を撮り損ねていまーす私が作ったトルティーヤは形も大きさも滅茶苦茶で一目でバレるんだけど、「これはAiが作ったやつだねー」って笑いながら食べてくれた食後の家族写真。マックス付き（右）笑ところでここのお父さん、なんとこの村のスピリチュアルアドバイザーだと言う。なんでも普段から多くの村の人が相談に来て、マヤ暦占いを使って色んなアドバイスをしてるんだそう。確かに、昨日一緒に村を歩いてると皆お父さんに挨拶してきてとても慕われてる印象を受けたけど、まさかそんな人だったとは！そのお父さんが、「よかったら夕食の後に見ようか？」と言ってくれたので、もちろん見てもらう事にということで、急展開。食後に専用の部屋に通されます。儀式に使う道具や植物、お香を作るのに使う香料なんかが所狭しと置いてあって、祭壇のようなテーブルには色んなものが飾られてて、ん～、いかにも飾ってあるもの１つ１つに思い入れや意味があって、いくつかそれにまつわる話を聞かせてもらったんだけど、それはそれは不思議で興味深い話ばかりで中でも、お父さんがスピリチャルアドバイザーになるきっかけになった丸い石の話はとても不思議な話だった。元々お父さんは自分のマヤ暦の紋章がそういうのに向いてるっていうのは知ってたけど、特に信じず興味もなく過ごしてたらしい。でもこの石の出来事があってから「この力を人の為に役立てることが使命だ」と感じたんだそう。他にも、色とりどりの花やお香やロウソクなんかを独特な形（模様）に並べた儀式の写真をたくさん見せてくれた。参考画像（これはネットで拾った似たような画像なのであくまで参考までに）これらの模様や色、方角や日付、すべてに意味があるらしい。道具の使い道やお香の作り方なんかも説明してくれて、こんな体験なかなか出来ないし、かなり面白かったそもそもマヤ暦占いとは4000年前から伝わるマヤの天文学や数学を使った細かい統計学らしい。古代マヤの人々は宇宙や自然のエネルギーというのを信じていて、そのエネルギーにはサイクルがあって、毎日波長や特性が違うんだとか。個人が産まれた日に流れていたエネルギーを知ることで、その人の本来の性格や本質を知ることが出来るという、占いというより哲学的な印象。ここまでちょくちょく出てきた紋章というのはその人の顕在意識（表）や潜在意識（裏）を示すもので、20種類あるとのこと。これに加えて13種類の銀河の音なるものもあって、計260種類のKINナンバーからなる（1ツォルキン＝260日）。マヤ暦占いの真の鑑定（アドバイス）というのは、自分の本質を理解した上での人との付き合い方だとか、向いた職業だとか、どんな事に気を付ければいいかとか、そんな感じの事を知る事によって人生を生きやすく、深く豊かにする、更にはその使命・才能を人の為に使うようにするためのものらしい。正直100％は理解できんけどなんにせよ、この地域に居た短い間でも、困ったことがあったら医者に行くかスピリチャルアドバイザーに行くか、くらい生活に密着している印象を受けたのです。さて、いよいよ言われた通り生年月日を紙に書いて渡すと、本を見ながら計算して、3x3の9個のマス（東西南北を示すらしい）に何か文字と数字を書き出し始めた。ワクワクしながら待つこと数分鑑定を終えたらしいお父さんが最初に言った言葉が、「君はご先祖から守られている力がとにかく強い。これほど強いのは珍しいからビックリしてるよ」。私は「グアテマラのマヤ民族の村で現地のスピリチャルアドバイザーに鑑定してもらう」という体験自体を楽しんでるものの、占いをまるっと信じてるわけではなく、心の中で「ほぉ。当たり障りないなぁ」と思ったわけですよそして手を出してって言われたので、「ここにきて手相かいっ」って思いながら手の平を差し出すと、お父さんは私の手を両手で包み込んで、「おじいさんかな、いや、、、（数秒黙って）うん、ひいおじいさんだね」と。ここで私は心当たりがありすぎて疑っててごめんなさいと思ってしまったのです。そして今のは何よ？占いとは別の何かのパワー発動した？「何か予定してた事を急に心変わりする事があるでしょ？そういう時はご先祖様がそうしてるから、そのまま従えばいいよ」とも言われて。マックスが横から「今朝のバードウォッチングのキャンセルもそうか！」ってで、私のマヤの紋章はTZ'I”（OC）という「白い犬」らしい。ティカル遺跡のガイドさんが着けてた石のネックレスの話から数日後、ついに私の紋章も判明したわけですこの「白い犬」がどういう意味なのかと聞くと、「山犬とか狼のような、基本山の中で一匹で行動してて、直感や感覚が鋭い感じかな。そして君の裏の紋章は赤い蛇だから、常に周りの様子をじっと注意深く観察してるね」と他にも９つのマスに書いた方角や数字なんかで全体的に見ていくといった感じで鑑定が進んでいって、なかなか面白い鑑定を聞かせてもらえました覚えてる中で特に面白いと思ったのは、特に向いた職業はないけど、何でもそこそこ出来てしまうので好きな事をすればいい。風の性質が強いので、1つの場所で留まらないかも。夜型で、夜の方が頭がさえる。特に向いた職業が無いってどういうことでもほんと貴重な体験！トルティーヤ作りとマヤ暦占い、良い経験をさせてもらいました＜後日談＞帰ってからマヤ暦占いの事を思い出して色々ネット検索してみたら、日本語でも無料占いサイトがたくさんある事を知って、いくつかやってみたけれどピンと来るものが全然なくて。同じ生年月日を入力してるのに、そもそも紋章から違ったり、紋章は同じでも鑑定（説明）がなんかズレてたり。どうしてそんな事が起こるのかは分からないけど、ちょっと探してみたところ、私がグアテマラで見てもらったのと同じ結果が出たのがここのサイト（英語だけど）。https://mymayansign.com/このサイトで家族の生年月日を入れてちょっと遊んだ思い出です笑
16Sep
- グアテマラ（8）：人気の観光地、パナハッチェル
  2021年12月27日サンタ・カタリーナ・パロポから車で15分ほど戻ってパナハッチェルという町に到着。パナハッチェルはアティトラン湖観光の拠点とされる町で、色んな村への交通手段（ボートやバスやツアー）がここから出ているので、この町に宿泊して村巡りをする観光客が多い。なのでお土産屋もレストランもホテルも多く、ここで遅めのランチを食べてから少しブラブラする予定で寄った。その前に、毎日行き帰りに寄ってたスーパーの前を通ったので飲み物など補充。ここは綺麗で品揃えも良いし、マスクや入店時の体温検査も徹底していたので気に入って、お土産のお菓子やチョコもここで色々買った。スーパーを出て、道向かいの大衆食堂の「本日のスペシャル」的な看板を見たマックスが、「うわぁ、あそこにCald de Resがある！僕1人でガイド中じゃなかったら絶対寄るのになぁ」と呟いた。それは何かと聞いてみれば、「野菜のたくさん入った牛肉のスープだよ。グアテマラの郷土料理で、観光客向けのレストランにはまずないんだよ。家庭料理だし、煮込むの時間かかるし。」と言うじゃないの。「は？」ですよ。「今すぐ行ってそれ食べようよ」って話ですよ。入口ではトルティーヤをペタペタと手際よく成型して量産中。もう美味しそうそして出てきたカルロ・デ・レスなるものがこちら。牛と野菜の出汁が効いたスープの中には既にYucaというお芋とか玉ねぎとかが入っていて、外にある柔らかく煮込んだ牛肉とChayoteという瓜とアボカドを入れて食べるそうで。お味は凄く優しい体に良さそうな味でとても美味しかった好みで奥のピカンテという辛いソースをかけるんだけどこれがまた美味しくて。本日のスペシャル２のキンキンに冷えたパイナップルジュースがまた最高で、これは果汁ジュースというよりはパイナップルと砂糖と何かスパイスを水で煮込んだものを冷やしてるらしい。美味しすぎて2杯飲んだスープとジュースでお腹タプタプになったので暫く歩きますさすが観光の拠点になってるだけあって、オシャレな建物が多い。おじいちゃん、か、可愛い～これはパナハッチェルの大人気コーヒーショップらしいグアテマラはコーヒーが有名だけど、私はあの匂いが一番苦手で頭痛がするのでこれ以上近づきません（農園の見学ツアーもたくさんあるらしいけどもちろんパス）メインストリートのサンタンデール通りを歩きます。この通りがずっと楽しすぎて夢中になってあまり写真も撮ってない観光客の多い町なのでお土産の種類も多いし、色んな村の雑貨や織物が揃ってて。布屋さん見つけた時は興奮して時間を忘れてたはい　天国を見つけましたここは織物で作ったバッグとかポーチも可愛すぎたアティトラン湖の方向へ細い道に入ってもお土産屋さんがずっと並ぶホームステイは最高で全く後悔はないけど、もし次来ることがあったら絶対にここに泊まりたいパンパンになったリュックを背負ってやっと湖畔に到着。ここからのアティトラン湖も綺麗パナハッチェルの通称は「パナ」らしい湖畔には小さな公園と遊園地があって子供たちが沢山遊んでいて、飲食屋台が並んで、活気が凄いこのチキン屋さん凄い良い匂いしてた。地元の人に何度か「グアテマラはバナナが特に美味しいよ。」と勧められたんだけどまだ食べてなくて、ここでマックス激押しのモンキーバナナがあったので買って帰ることに。完熟してから採るから美味しいらしい。散々移動して歩き回って、車に戻ってやっと帰路に。ホストファミリーの家に戻ってからは部屋にカメラ置いてのんびり過ごしてたので写真無くてハイビスカスティーをいただきながら家族と色々話したのは覚えてる。長男の将来の夢はプロのマリンバ演奏者だとか、お母さんの父親は今年91歳だとか、マヤ人にも蒙古斑がある（!）とか、そんな話あ、あと、折り紙持って行ってたから次男と折り紙したっけ。日本語をいくつか教えて、家族全員の名前をカタカナで書いてあげたら凄い喜んでた。1人ずつ別の紙に書いてくれって言われて、それぞれ大事に持ち帰ってたカクチケル語も何個か教わったけど、覚えてるのは「まつよし＝ありがとう」のみ。それすら記憶が怪しいちなみに、ホストファミリーは普段マヤ語の中でもカクチケル語という言語を使っていて、マックスが居る時はスペイン語で話してそれを英語に訳してくれるんだけど、たまに居ない時はグーグル翻訳頼り。その後また屋上で夕日を見て、自分のコップは自分で洗って戻すくらいにはこの家に慣れた実はこの日朝一で行く予定だったバードウォッチングツアーをキャンセルしたんだけど（ティカル遺跡のジャングルでもう十分）、そのおかげで少し時間に余裕が出来て、こうやってホストファミリーとのんびり過ごす時間が出来て良かったさて。これから娘さんたちと一緒に夕食を作ります
11Sep
- グアテマラ（7）：青い村サンタ・カタリーナ・パロポ
  2021年12月27日湖沿いの山道を15分ほどでサンタ・カタリーナ・パロポに到着。こっちの村は先ほどのサン・アントニオ・パロポの半分くらいの大きさで人口は5000人ほど。でも中心部はなかなか賑わっててお店もそれなりにある。２村とも「青い村」と呼ばれてるけど、こちらは民族衣装だけでなく建物も青で統一されててまさに青尽くし。この村の青い建物や織物にはこういった幾何学模様がほどこされているのが特徴らしい。道端のお土産屋さんで織物を織っていた女性この女性が着てる民族衣装の柄はまさにサンタ・カタリーナ・パロポ特有のもの。こういった民族衣装（ウィピル）の織り方や刺繍の柄が村によって違って、現地の人達は一目見たらその人が何処の人か分かるんだって。車でほんの15分のサン・アントニオ・パロポとサンタ・カタリーナ・パロポで同じ青いウィピル同士でも、柄が違うっていうのか面白いそういえば、この辺りの人は他の村の人と結婚したりすることは許されているのか聞いてみたら、この２つの村みたいに同じカクチケル族で距離も近いといとこ同士みたいなものなので結婚することもあるけど、遠く（と言ってもそんな遠くないよ）の違う民族だと言葉も風習も違って難しい、けど禁止されてるわけじゃない、と。どちらにせよ嫁いだ女性はその土地の民族衣装を着てその土地の風習に習うんだとか。お土産屋さんの並ぶ通りを通って、アティトラン湖の方へ行ってみる。（こういうちょっとした通りでもちゃっかり小物買っちゃってます）湖畔から、湖を囲う３つの火山が綺麗に見えましたアティトラン湖は約８万４千年前の火山の噴火によって出来た湖で、面積は約130平方キロメートル、最深部は中央アメリカのカルデラ湖で最も深い340メートル。左（奥）がアティトラン山、中央がトリマン山で、右がサンペドロ山。前もって読んだ情報では、アティトラン湖は「世界一美しい湖」と言われてるらしい。確かに、ほんとに美しい。だけど、ほんとに世界一？と言われると、正直、、、水の綺麗さや景色の美しさを考えればもっと綺麗な湖は世界中いくらでもあるだろうし実際見てきた。でも、今こうやってグアテマラ旅行を振り返って、アティトラン湖は世界一美しい湖と呼ばれても異議なし❣って思えるのは、その周辺にマヤの末裔の村々があって、手作りの民族衣装が見事に景色に溶け込んで、それぞれが昔ながらの文化風習を大切に受け継いでいて、そういった生活に欠かせないのがこの湖の水で、そういうの全部ひっくるめての「美しさ」なんだなって町の中心広場らしき場所に着きました。やはり建物が青くて模様が可愛いここでも教会はやっぱり白いのね。でもここの教会はライオンちゃん付きこの広場の少し向こうにある小さな博物館に行く予定だったけど、目の前に新しいマックスも行った事ない博物館が出来てたので「ここ入ってみよう」って事に。入って直ぐの部屋にはたくさんの写真が飾られていて、若い女性オーナーが色々と説明してくれた。コロナ禍に彼女の祖父母から受け継いだ家を改造して博物館としてオープンしたんだって。張り切ってる感じが凄く応援したくなる昔は赤い民族衣装が主流だったけど、紫が流行って、今では青い村として観光名所になりつつあるから皆青を着てるって。確かに、たまに見かけた赤を着てるのは年配の人ばかりだったわ。面白い！昔の生活を再現したという部屋。壁にかかってるのは祖父母の実際の持ち物だったらしい。大事に使ってるなぁ。これはサウナというか蒸し風呂。どの家庭にもこういうのがあった。昔は水道はなくて、湖から毎日水を運んで来てたんだなぁ。小さな博物館だけど他にも色々見どころがあって、ここの子供とワンちゃんと子猫たちも可愛かった（シャイな子供は日本のお菓子袋をあげたら大喜びで走って消えて行った）これはグアテマラで昔からあるSaquinik（サキニック）という遊び。ルールを教わって一緒にやったんだけど、さっぱり覚えてないや思いのほか時間が経ってしまったのでこの辺りでサンタ・カタリーナ・パロポを後にして、ホストファミリーの家に帰る前にパナハッチェルという町に寄ります
07Sep
- グアテマラ（6）：陶器の村サン・アントニオ・パロポへ
  2021年12月27日ありがたいことに、朝起きたら朝食が準備されてたトーストも用意してくれてたけど、やはりここはその奥のトルティーヤですよ。なんか甘いミルクと、当たり前のようにハイビスカスティー朝食を食べていると、教会からスピーカーでアナウンスが流れてきた。なんか昔の（今も？）日本の田舎の町内アナウンスみたいな、村中に聞こえるやつ。ガイドのマックスに訳してもらったところによると、「昨晩のパーティーで誰かが鍵を無くしたので見つけたらどこそこに届けてくださいって。家と車と倉庫の鍵がついたやつだって」とのことさて、今日はサン・アントニオ・パロポとサンタ・カタリーナ・パロポというアティトラン湖の畔にある隣同士の村へ車で行く予定。両方とも、ホストファミリーの住むサンホルヘ・ラ・ラグーナと同じくマヤ系先住民カクチケル族の村で、青い民族衣装（ウィピル）で有名なんだそうアティトラン湖周辺には12のマヤ系民族の村があると言われているけど、今泊ってるサンホルヘ・ラ・ラグーナのような小さな自治体は含まれてない。(日本のガイド本や旅行サイトには11の村って書かれてるけど、12だと地元民が言ってた。どこが入るのかは不明だけど)それぞれの村にそれぞれの文化・風習や特徴があって、民族衣装の色や刺繍の柄も違う。話してる言葉さえも村同士で似てたり違ったりするらしいからとても面白い。これからしばらくアティトラン湖周辺の村を色々と巡るので、分かりやすく地図を貼っておきます。（こうやって見ると効率よくまわってくれたなぁって感謝しつつ、時間なかったけど行きたかったなぁって思う村があと２つある。しゃーない）サン・アントニオ・パロポまでは車で30分ほど。途中で手前のサンタ・カタリーナ・パロポのミラドール（展望台）に寄ってみた。この日はとても天気が良く、素晴らしいパノラマ風景青い建物が並ぶサンタ・カタリーナ・パロポの村も見えますもう少し車を走らせると、サン・アントニオ・パロポの展望台に到着。これは「星の王子さま」に出てくる「象を丸呑みにしたウワバミ」のモデルとなった山らしい。空も湖も真っ青で、空気吸ってるだけで癒されるあちこち写真撮ってたら、マックスが「あそこで湖で洗濯してる女性たちがいるよ」って。ズームしてみると、、、ほんとだ！女性達が湖に入って手洗いでせっせと洗濯中少し湖周辺を歩いてみると、至る所で洗濯の光景を見ることが出来た。あっちにもこっちにも！ちょうどいい時間に来たのかな。縄張りとかグループとかあるのかな笑。凄くのどかな風景なんだけど、これ毎日やるのは大変そう。そういえば、ホストファミリーの家も村ではかなり裕福そうに見えたけど洗濯機は無かったわ。車を少し移動させてから更に湖畔を歩いていくと、公共の洗濯場が登場これはスペイン統治下の時代に造られたもので、『わざわざ湖まで降りて行かなくても楽に洗濯ができて、屋根付きで雨や直射日光が避けられる場所を』って事で建てられたらしいんだけど、結局誰も使わず湖で洗濯をし続けてるんだって。マックスが言うその理由が面白くて。昔から湖で女性たちが洗濯をする時にスカートをたくしあげてチラッと生足が見えるのを男性たちは色っぽいとしてて、それを女性達も分かってやってて、それで交際に繋がったりして、いわばそういう出会いの場だったから、だって。これが「余計なお世話」ってやつかサン・アントニオ・パロポはパロポ焼きと呼ばれる陶器が有名で、陶器工房がいくつもあるということで、お目当ての工房へ向かう湖沿いの道をしばらく歩くと陶器ショップが見えてきて、マックスが「まずは工房見ようよ」とそのショップ横の細い階段を上がっていく。スマホいじりながらグダってた男の子たち。来客者の私たちが目に入った瞬間熱心に仕事始めて、しかもちょっとカッコつけてテキパキと鋳込み用の石膏型に粘土を流し込んでいく作品が並ぶ棚は見てるだけでワクワクしてしまうこちらでは黙々と丁寧に絵付け中。こっちの人はかなりの熟練とみたこういう工房は大好物なので粘土を混ぜる工程や焼き窯なんかも説明付きで楽しく見せてもらったけど、夢中になってあまり写真撮ってない説明の後はもちろんショップへ。ここでマグカップと一輪挿しとお皿を購入パロポ焼きで人気の青いしずく型の絵柄は、この地域に住むハミングバード（ハチドリ）の模様を表してるんだって。先ほど来た小路を戻って、再び湖畔の道へ。こんな所で陶芸のお仕事って良いなって思ってしまうのは無いものねだりかな教会のある丘の上へ向かう途中、このティエンダ（売店）でお水を購入した。坂道が私には結構キツイんだけど、地元の女性達はペラペラのサンダルで大きな荷物を頭に乗せて涼しい顔で行っちゃう教会のすぐ手前に2階建ての小さな市場があったのでちょっとだけ寄ってみたけど、時間的にもう終わりに近かったのかな。1階は八百屋さんぽい。そしてすぐ向こうはもう教会。青い民族衣装が素敵だし、のどかで丁寧な暮らしをしてる感じがとても良いIglesia de San Antonio Palopó（サン・アントニオ・パロポの教会）に到着ここら辺の教会はどれも真っ白で同じに見える。中の写真は撮っちゃダメだったけど、中からの写真は良いよーと言われたので。クリスマスツリー越しのアティトラン湖が絶景教会前広場から村の様子が見下ろせる。それにしても良い天気だわぁ今度は坂を下って、湖畔まで戻ります。車を停めた駐車場前が遊歩道になってて、あんまり平和で気持ちが良いもんだから、写真撮ったりベンチに座ったりしてしばらくのんびりタイムマックスが車からドローン持ってきてしばらく飛ばして動画撮影。なかなか綺麗に撮れてたけど、まだまだ練習中らしいさて、次は車で15分ほどのお隣の村、サンタ・カタリーナ・パロポへ向かいます。
02Sep
- グアテマラ（5）：マヤ民族の家でホームステイ
  2021年12月26日チチカステナンゴを出て、今日から数日間お世話になるホストファミリーの家へ最初はソロラという町でホームステイする予定だったけど、直前にサンホルヘ・ラ・ラグーナという村でマヤ民族の家族の所に変更になった。これがとてものどかな良い場所で、家族も温かくて、今思えばラッキーだったその前に、村の入り口のミラドール（展望台）に寄ってみた。晴れてれば綺麗にアティトラン湖が見えるはずだけど、雲がかってあまり見えないでもなんかこれはこれで幻想的で良いってことでこの展望台からサンホルヘ村へ急な坂道をグーッと下って行くんだけど、ホストファミリーの家の場所が分からなくて、一番下の教会がある広場まで来てしまった。すると広場にいたおじさん達が「どうしたんだ？」ってワラワラと寄って来て村総出状態で助けてくれて無事にたどり着きましたとさ（もうこの時点でこの村が凄く良い）ホストファミリーの家に着いて一通りご挨拶。お父さんとお母さんに、お子さんが4人。長女と次女はもう結婚して子供も居て、孫たちを連れて来てて、長男と次男はまだ実家暮らしらしい。「この部屋使ってね」って通されたのがどう見ても普段ご夫婦が使ってる主寝室落ち着いたら屋上おいでって言われたので行ってみると、ガイドのマックスとお父さんがドローンに夢中になってた屋上にゲストルームがあって、あっという間に意気投合したマックスもここで泊まることになってたずっと雲がかかってるけど、アティトラン湖が見える最高の景色これがサンホルヘの全貌って感じの小さな村。水道が通ったのもそんな昔の事ではないらしい。時の流れがゆっくりで穏やか湖側にはさっきまで居た教会とその前の広場が見える。おじさん達もそこらへんにいるんだろうな。屋上からだと周りの民家の生活の様子が垣間見れておもしろいそのまま屋上で夕日を鑑賞するという贅沢な時間を満喫しましたそんな時間を満喫してると、下の教会から爆音で音楽が流れてきた。聞くと今日はあちこちで年末パーティーの日らしい。今夜は親戚の家での甥っ子の高校卒業パーティーがあるんだけど一緒に行かないかって聞かれて、マックスが「行こう行こう」って言うので行く事になったまだちょっと早いからって居間で美味しいハイビスカスティーを頂きながらホストファミリーとおしゃべりして時間つぶして、外も真っ暗になってから行ったんだけど、着いたら明らかにパーティーは終わっていて女性陣が座ってくつろいでた。おーいっなんか床に植物の葦が敷き詰められてる。女性達はチラチラこちらを見てきて、目が合うとニコっと手を振ってくれるんだけど、どうやらとてもシャイな様子。男性（多分その家の人）に案内してもらって席に着かせてもらったんだけど、物珍しいものがたくさんあって興味津々マックスにも珍しいようで2人でその部屋をウロウログアテマラには（中南米の他の国々に漏れず）スペイン侵略後に建てられたカトリック教会がいたるところにあるけど、自分たちの元々の信仰や風習をなんとか守りつつ独特のものへと形を変えていったらしい。この辺りは町によって守護聖人というのがあって、昨日行ったチチカステナンゴが聖トーマスだったように、ここサンホルヘにも守護聖人がいて、上のこれは名前忘れちゃったけどこの町の聖人を祀っているらしい。クリスマスツリーの隣には気合の入ったNativityの飾りもん？　んん？ベビージーザスが2人いる？双子なんだろう、これ。なんか意味があるのかな。マックスも初めて見たって言うのでこの家の人に聞いてみたら、どうやらキリストと聖人の両方を飾ってるらしい。これがこの家独特のものなのか地域の習慣なのかは不明だけどそうこうしてると男性陣が食事を用意して持ってきてくれて、本日の主役の甥っ子も登場こちらもシャイボーイのようで、「僕が〇〇です（ごめん、名前忘れた）。高校を卒業しました。今日は来てくれてありがとうございます」って緊張気味に挨拶してくれて、めっちゃ可愛いこの感じだと私が勝手に想像してたパーティーとは違ってもう少しフォーマルな『お食事会』だったのかも。さきほどのティータイムの時に「私＝ハイビスカスティー」というレッテルが貼られたらしく、何も言わずともハイビスカスティーが出てきた。しかも暖かいのと冷たいの両方夕食を頂いてから暫くお邪魔した後、先ほどの教会前へ。相変わらず爆音で流行りの曲が流れてますお父さんが「是非寄って見せたい場所があるよ」って連れて行ってくれたのが、教会前の広場に面した地域の組合（？）の拠点（MaxはBrotherhoodって訳してた）。サンホルヘでは行事や祀り事を管理する係を組合の中で選ばれた家が毎年交代で担当しているらしい。中に入るとお父さんの知り合い達がいて、どうやらかなり親しい仲の様子。今年の管理担当者のご家族（両親と子供達全員）に日本人のゲストなんだと紹介されて、それはそれは親切に歓迎・案内してくれた張り切って英語で色々と説明してくれたんだけど、正直今一つ分かり難かった唯一分かったのは、この建物内に聖母マリアが祀られている部屋があって、そこが女性の為の場所でロザリオの祈りをする場所らしいってこと。確か一番左がマリア像だったかな。これもこの地域独特の進化を経ていて、ご覧のとおりややこしいしきりに飲み物と食べ物をすすめてくれたけど、食べたばかりだし丁寧にお断りして、歩いて帰路に。家に着くと「お風呂持って行くからちょっと部屋で待っててね」と言われたのであまり意味が分からず待ってたら、暫くしてお父さんがバケツに熱々のお湯を入れて持ってきたそこの洗面器で水とお湯を混ぜて温度を調整しながらかけ湯にして使ってね、と。なんかちょっとしたキャンプ気分今年最後の日曜日ということでその間もずっと教会から音楽が爆音で流れてて、DJがマイクで「今夜は一晩中パーティーだぜぇ」ってカクチケル語とスペイン語両方で言ってるらしい。早く寝たいんですがねぇお風呂の後、2階の広いベランダのハンモックでちょっと肌寒い夜風に吹かれながらマックスとグダグダおしゃべり。暫くしてやっと音楽がおさまったので、やっと就寝しました
23Aug
- グアテマラ（4）：チチカステナンゴの日曜市とカラフル墓地
  2021年12月26日早朝にグアテマラシティ―のホテルまでお迎えに来てくれたのは、ガイド兼通訳兼運転手のマックス。マヤとスペイン系の混血（メスティーソ）らしい。暫くコロナで仕事が無くて私が久しぶりの客だったらしく、またこうやってガイドの仕事ができるのが嬉しいって喜んでた。今日はこれから車で3時間ほどの場所にあるチチカステナンゴという町の日曜市に行ってから、アティトラン湖周辺の宿まで移動の予定今回の旅行、実は飛行機押さえたのが出発の3日前仕事納めのバタバタとコロナ禍の迷いでギリギリに決めたものだからあまりにも時間がなくて、現地の日本人経営のツアー会社に大まかな要望を伝えて無茶ぶりしたんだけど、素早く丁寧に対応してくれて本当に助かったチチカステナンゴまでの道は至って綺麗で快適。この道はパンアメリカンハイウェイと呼ばれて、北米と中南米を繋ぐ世界一長い道らしい（なんとカナダからアルゼンチンまで！）。道中いくつも小さな町があった。年末最後の日曜日の午前中ということで、あちこちで買い物してる地元の人達で賑わってて、時間があれば全部寄りたいくらいガイドのマックスが人懐っこくてよく喋るからおしゃべりが弾んで3時間のドライブもあっという間に到着チチカステナンゴのお目当ては、グアテマラでも最大規模の日曜市さっそく歩き始めると、眩しいほどカラフルな織物や民芸品がずらりこれこれ、これを求めてグアテマラまでやって来たのよ民芸品だけじゃなく、野菜やフルーツ、スパイス、日用品、電化製品など、なんでもあってそれぞれのエリアごとになんとなく分かれてるっぽい。グアテマラの女性達が身に着けてる民族衣装がとっても良いこちらは屋内の生鮮品売り場。クリスマスのデコレーションがまだ飾ってあって、年末に向けて活気が凄い野菜の値段は正確に覚えてないけどかなり安かった。こっちのエリアには生きた動物がたくさん。圧倒的に鳥が多かった。食用もあれば、ヒナも売ってて、マックスが「グアテマラ人はチキンを食べ過ぎてもうすぐ羽が生えるんじゃないかって言われてる」って奥の猫ちゃん達も商品で、ペット用なんだそう。そこから少し小路に入ると、「グアテマラはお墓もカラフルで可愛くて、この道の奥に見えるよ」と。ズームにしてみると、、、何あれ、可愛いあそこまで行きたいか聞かれたので、後で寄る事にお墓の写真撮ってたら左のおばさんが織物を売りにやって来て、買う気はなかったけど可愛いから写真撮っていいか聞いたら、5ケツァル（100円くらい？）って言うので、まぁいいかとOK。ちなみにグアテマラ滞在中に写真代を要求されたのはここだけだった。「じゃぁお墓を後ろにして、そこに立ってね」ってやってたら、横から右のおばさんが入ってきた一枚（こういう手作りの織物が素晴らしい）この後、勝手に入って来た右側のおばさんが「写真撮ったんだから私にもお金払え」って当たり前のように高圧的に言ってきたので断固払わなかったのは良い思い出（かなりしつこく、最後は喚き散らしてた）。気を取り直して、この奥に見える白い建物が聖トマス教会。その前に広がる露天市を見た瞬間、一気にテンション上がって上機嫌こちらの露天市も大好物の民芸品だらけでめっちゃ楽しい昨日はティカル遺跡であんなにクタクタになったけど、ここは疲れないどころか元気が出るのは何故だろう買い物中は男性のガイドさんって暇そうにしちゃう人多いけど、マックスは色々説明してくれて店員さんとのコミュニケーションもちゃんと通訳入ってくれるタイプでありがたい。私が何か買うと背負ったままのリュックにサッと入れてくれるまでにマグネット収集癖にもつい拍車がかかってしまう庶民食堂の前には美味しそうな焼き立てトルティーヤの露店もちょっとした数字さえ英語が通じないお店が殆どだったけど、その分ガツガツ来ることもなくのんびりした感じが良い。さっきのおばさんはたぶん珍しいタイプ。マックスがいたからかもしれないけど毎回何度も値段交渉しなきゃいけない煩わしさもなかった。ここで色々買い物したら、店員さんが「写真撮って行けや」って短い距離に随分と時間がかかったけど、やっと聖トマス教会に到着。この教会は400年ほど前に建てられたもので、18段ある基盤の石段はもっと古いマヤ時代のものらしい。18というのは古代マヤの暦で1年（18か月）を表しているということで、ちゃんと数えて登りました中は暗くてお香の良い香りがしたのは覚えてるけど、写真が一枚も無いので撮影禁止だったんだと思う。教会の後は横道を通って近くのチチカステナンゴ地域博物館へ。入口の人が私をチラッと見て「勝手に入っていいよー。写真も勝手にどうぞー」ってどっか行っちゃって1人になったんだけど、そんなんで良いのかな博物館を出た頃にはお昼もとっくに過ぎてて、気付けばお腹もペコペコ。市場の方に戻ってレストランに入ったのが3時過ぎてたかな。お洒落で綺麗なんだけど、いかにも外国人観光客向け。ブルーコーンのトルティーヤが美味しかった。お腹も満たされたところで、先ほど遠くに見えた墓地へ車で向かう。墓地は小高い丘の上にあるので、下に停めて歩いて上へ。階段を登りきるとすぐ目の前にカラフルなお墓が並ぶメキシコで有名な死者の日のお祭りはグアテマラでも盛んで、それがつい先月のことだったそうで。その時期は墓地中がお花や飾りでもっとカラフルになるんだって。どんどん上に建て増ししていくから2階、3階、4階、ってなってる。ちなみにこの事を同僚のメキシコ人に話したら、お墓を上に建て増しするなんて聞いたことないけど、もしかしたらメキシコでも南の方にはそういう文化があるのかも、って。お墓の色は故人が好きだった色を使うんだってこんなカラフルだと陰な感じが一切しない。日本だと「お墓に入る」って響きはなんか暗いし寂しいけど、こういうお墓なら第二の家みたいで嫌じゃなさそう。家族何人も入ってるなら、誰の好きだった色を使うの？と聞いたら、そこは基本家主の好きだった色らしい。じゃぁ、昔の家主（お爺さん）の好きだった色に塗ってて、そこの今の主（お父さん）が亡くなって違う色が好きだったら？と聞くと、そしたら塗り替えればいい、って。ほんまかいチチカステナンゴの日曜市と墓地を満喫したところで、今日から数日間ホームステイでお世話になる予定のマヤ民族のご家族が住む家まで移動。狭い町中や名物チキンバスのターミナルを通って、おしゃべりも弾みながら飽きることなく一時間ちょいのドライブです。
17Aug
- グアテマラ（3）：ティカル遺跡でジャングル歩き②
  2021年12月25日ティカル遺跡の続きです。ちょっと順番が違ったけど、こちらはコンプレッホQ（複合体Q）の遺跡。東西に2対（双子）のピラミッドがあって、こちらは西側のピラミッド。ピラミッドの前には祭壇と石碑があって、この石碑はマヤ暦の20進法（カトゥン）を祝ったものらしい。1カトゥン（20年）毎に石碑を作って祝って、最後のは771年に建てられたんだって。大きな式典とお祭りがあったんだろうな東側のピラミッドは全くの未発掘。これを見ると、ピラミッドの隙間に木が生えて、腐葉土からさらに木が生えて、長い年月をかけて密林になっていったんだなぁって感じる。こんな感じであちこちに古い石がゴロゴロ。わぁ、道に出た　歩きやすいっ　感動これはハナグマというアライグマ科の動物。のんびりと歩いてるのを何度か見かけた。ショートカットだと言うルートをクネクネ経て、こんな細いとこを通ると、、、突如目の前にグラン・プラサ（大広場）がこれがティカル遺跡のアイコン的存在、第一神殿。約700年頃に建てられた高さ51メートルのピラミッドで、上部の入り口にジャガーの彫刻があったから『大ジャガー神殿』とも呼ばれてるらしい。堂々の貫禄で1000以上年前の当時の様子を想像させられる。ワンピースの空島編で出てくる古代都市シャンドラのモデルだとか。私としては映画ドラえもん『のび太の太陽王伝説』を思い出すんだけど、あれのモデルはメキシコのマヤ遺跡だろうな。広場を挟んで第一神殿と向い合せに建っているのが高さ38メートルの第二神殿。仮面の彫刻があるから『仮面の神殿』とも呼ばれてるらしいけど、風化しててよく分からない。第二神殿は登っていいんだけど、登るのは前の階段ではなくて裏側の階段から。もちろん登ら（れ）なかったいつの間にかこの子がずっと私に付いてきてて。抱きついてきたり手を握ってきたりするのに、カメラを向けると途端にシャイになってソッポ向くのよ話しかけてもさっぱり言葉が通じないし、もしかして迷子？って辺りを見渡したら、ちょっと離れたところから母親と祖母らしき人達がニッコニコしながら手を振ってきたので一安心。グラン・プラザの南北にはアクロポリスと呼ばれる住居跡があって、南のアクロポリスは王族や貴族の住居跡なんだとか。神殿の周りには住居跡の他にも宮殿や球戯場なんかの建物があって、同じツアーの若いアメリカ人カップルが猿のようにあちこち登って写真撮って来てくれた。なんせ私のカメラはチームワークなんでねそういえばガイドさんが変わった形の石のペンダントしてて、聞いたら古代から伝わるマヤ暦の占いで分かる自分の紋章らしい。へぇ～、私も自分の紋章知りたいわぁ、って言うと、「本を見ながら生年月日で調べたら自分のシンボルが分かるよ！でも結構難しくて、素人の僕が本をみながらやると結構時間かかるんだよ」って話。この時は「グアテマラに居る間にチャンスがあるといね！」で終わったんだけど、そのチャンスは数日後にこれ以上ない形でやってくるので、それは別記事で。一通り見学を終えると、後は第一神殿の裏側から一気に入口まで歩いて戻る。疲れすぎてこれがまた遠いのなんの、、、やっとの思いでたどり着いたレストランで座って飲んだキンキンのコークゼロの美味しかったことここで3人同じもの食べたけど、何だったっけ。（どうやら私は疲れてると写真撮り忘れるらしい）お土産屋さんでマグネットとか買ってから、再びバスに乗ってフローレスの空港まで移動。途中で自由に地元のおばあさんとかが大荷物や生きたニワトリを持って乗って来ては降りて（運転手の知り合いたちっぽかった）、なんでもありだった空港に着いてからチェックインまで1時間半くらいあったのかな。フローレスの町に降ろしてもらってちょっと買い物とかして空港に帰ってくるってオプションもあったけど、疲れてたしちゃんと時間通りに帰ってこれるかも分からなかったので、そのまま空港内のショップをブラブラ。ここはペテン県。コロナ対策がされた椅子。ここの空港はとにかく蚊が多かったのしか覚えてない。19時過ぎの小型便に乗って、21時過ぎにグアテマラシティのホテルに戻ったころには疲れすぎてもう夕食に出る気力もなく、電話でホテルのケータリングを頼んで持ってきてもらった。確か何かメキシコ料理とグアテマラのビールを頼んで（写真がない）、ビール1本でコロッと爆睡今回深夜便でグアテマラシティに着いて早朝便でティカル遺跡の日帰りしたけど、さすがにちょっと強行すぎましたどうしてもするなら、前日はしっかり寝て休めるスケジュールが必須（そしてガイドがジャングル野郎じゃない事を願う）。できればフローレスでゆっくり1～２泊がおススメです。
09Aug
- グアテマラ（2）：ティカル遺跡でジャングル歩き①
  2021年12月25日朝10時ごろにティカル遺跡のビジターセンターにて現地ガイドさんと合流。この時点で昨日の起床から28時間。2時間ほど横になっただけで、ずっと移動。既に頭クラクラだし体力に全く自信がないでもせっかくここまで来てるんだから、頑張りますよーマヤ遺跡というとメキシコ・グアテマラに限らずエルサルバドルやホンジュラスなどの中米一帯に残ってるけど、中でもティカル遺跡は最大規模で保存状態も良く、歴史的にも重要な遺跡らしい。1979年に世界遺産に登録されてます。軽く遺跡全体の説明を受けて、いよいよ観光開始。このツアーはバスで一緒だったアメリカ人カップルと私の3人組で行くみたい。ガイド（名前忘れた）は根っからのマヤ人の子孫だというお兄さん。ちょっと話しただけで面白く博識で、これは期待って思ったんだけど、これは意外な方向で裏切られた「今日はこの3人は健康そうだし、僕は嬉しいよ。普段は普通のコースで歩くけど、今日は特別に普段行けないジャングルの中を歩いて色んな動物や未発掘の遺跡を見ながら楽しい一日にしたいと思うけど、いいかい？」これに若いアメリカ人カップル大喜び私は体力に自信ないんですけど、、、すでにかなり疲れてますけど？アジア人見て分からないかもしれないけど、下手したらあなたの母親に歳近いよ？と不安を抱えつつ、この不安は的中。とーーーっても疲れる1日になるのでした普通のコースなら歩道を歩いてまずはメインの神殿のある広場に行くであろうところ、この生粋のジャングル好き野郎はどんどんと獣道に入っていくここからもっと酷い道だったけど、写真撮る余裕もなかったっぽい確かに途中に未発掘の遺跡があったり動物も多くて、それは良いんだけどよく見かけたのはカピパラの一種とクモザル。オオハシって鳥もたくさんいて、ホエザルが吠える声がずっと鳴り響いてて、まさにジャングル探検。こんなのもずっと掘り起こすとピラミッドらしい。私が動物の写真を上手く撮れないでいると、ガイドさんが「実は僕今写真の勉強してて、良かったらそのカメラ貸してみぃさ？良い写真いっぱい撮るで」と言うから、私はアイフォンがあるし喜んでカメラを渡した。そこからガイドはカメラマン化して、嬉しそうに夢中であちこち撮りまくり。鳥や動物を見つけるのも上手いし、これはさぞ期待で、後でやっとカメラ返してもらって見たら、こんな写真ばっかり（もう可愛いわ）かなりの数撮った中でマシなのはこれかなこれは私のアイフォン写真どれくらいジャングルを彷徨っただろう、、、やっと1つ目の神殿、第四神殿に到着。既にふらっふらの足で階段がキツいこの神殿、65メートル（ビル20階分）もあるんだって。これでもう完全に足死んだやっとの思いで頂上に。一面ジャングルの壮大な景色にに古代マヤの神殿群がこんにちわこの第四神殿は741年に建てられたとされているらしい。ティカル遺跡は紀元前8世紀から10世紀まで人が住み続けて、最盛期には6万人も住んでたんだって。その間に時期も形式も様々な建築物が建てられて今の形に。ちなみにここ、スターウォーズ/新たなる希望のロケ地だそう。証拠画像を発見！ここから（わざわざ道じゃなくジャングルの中を通って）ロストワールド（失われた世界）というティカル遺跡で最も古いエリアへ。何故ロストワールドと呼ばれているかというと、このエリアの建築群は他のエリアと明らかに違った様式のものが入り混じっていて、歴史的にも不明な部分が多いのだとか。これは何を説明されたかさっぱり覚えてないこのグランピラミッドは当時（紀元前700年くらい？）で最大の30メートル。これも横の階段から登れるのだけど、私の足は既に限界私が体力も足も限界だからもう登らない！って言うと、「ほんとに？ここまで来てもったいないよ。さっきのピラミッドより全然簡単だよ」って何度も言われたけど、無理なもんは無理そしたら若いアメリカ人カップルが「じゃぁカメラ貸してくれたらいっぱい写真撮って来るよ」って。「こうなったらAiのカメラは皆のチームワークだね。ハハハッ」って、私はこの時点でさっきのガイドの動物写真があんなだと気付いてないから、こんなガイドの言葉に皆でほのぼのしてたありがたいことに、アメリカ人カップルは良い写真たくさん撮ってくれましたこの奥に見える高い建物が先ほど登った第四神殿。手前に見える一際背の高い赤茶色のモフモフが付いた木は「セイバ」といって、天界に続く木としてこの地域では古代マヤの時代からとても神聖な木なんだって。この後しばらく7つの神殿の広場を巡って。ここから、第一神殿・第二神殿のある中央のグランプラザへ向かいます。
29Jul
- グアテマラ（１）：クリスマスのグアテマラへ
  2021年12月24日‐25日2021年のグアテマラ1人旅の旅行記ですグアテマラは随分昔から行ってみたかった国の１つ。高校生の頃、好きだった雑貨屋さんでグアテマラの雑貨が並んでて、「いつか行って雑貨買いまくりたい」なんて無邪気に思ったのが最初だった今回、6泊7日でティカル遺跡、アティトラン湖、アンティグアを訪れます。ニューアーク・リバティー国際空港でのレイオーバーを挟んで、グアテマラの玄関口である首都・グアテマラシティへ。仕事の都合やなにやらでクリスマスイブ発のクリスマス着実はクリスマスイブに飛ぶのは初めてじゃなくて。アメリカ人はクリスマスは家族と過ごすからクリスマス前に帰省を済ませている人がほとんどなので、意外と空いていて安くなってたりする。ホリデーで機嫌良い人多くて結構おすすめ【余談】出発前に日本食スーパーでお菓子買ってきて、小袋を大量作成現地で出会った人達に渡したり、ガイドさんや運転手さんにチップ渡すときこれに入れて渡すと凄く喜ばれます（アメリカ住みだけど、日本のお菓子の方が珍しいし喜ばれ具合が違う）さて。長旅の上、やっと本日のお宿Tikal Futuraに着いたのはちょうど深夜の12時。グアテマラシティはなかなか治安が悪いので、町中の4つ星ホテル。運転手に、絶対に夜一人で出歩かないよう念を押される。出歩かないよ部屋に入ってすぐに外から爆竹のような音が聞こはじめて、「なんだろう」って窓の外を見たら花火うっすら見える山に沿って一面にあちこちで花火が上がってて、大パノラマで規模も大きくて感動したんだけど、全然綺麗に撮れてないや後で聞いたんだけど、グアテマラではクリスマスイブは花火と爆竹で盛大にパーティーして祝うらしい。結局花火と爆竹はあちこちで朝の1時過ぎまで続いて、ずっと眺めてた。2時間ほど横になってから準備して、全く休まってないまま4時半のタクシーで再び空港へ。ホテルの人がニコニコとスペイン語で何か言いながら紙袋を渡してくれて、中を見ると朝ごはんと水が入ってたこの日はこのまま世界遺産ティカル遺跡に行きます。混むから早めにって言われたけど、コロナとクリスマスのダブル効果のせいか結構空いてて、あっという間にゲートに到着。早すぎてまだ誰もいないよ、、、、もうちょっと寝れたよねぇ？隅っこでポツンと座ってると、えらくお酒臭いアメリカ人の大男2人が来てわざわざ隣に座って来た１人はその場で床に横になって寝始めて、もう1人がずーーーっと話しかけてくるから、正直「面倒いのに捕まったなぁ」と、、、だけどちょっと話してたら同じ大学出身の同士だという事が分かって。しかも出身はアルバカーキ―だと言うので、5月のニューメキシコ旅行の話で盛り上がって彼は両親の代から歯科医で、海外回って歯の治療のボランティアしてるんだってSNSの写真色々見せてくれた。直前まで親戚の家のクリスマスパーティーで飲んでて酔っぱらってたけど、ちゃんとした人だったわ笑　時間が来たのでゲートをくぐると、自分で飛行機まで歩いていくスタイルのやつだった。Tag Airlinesの30人乗り小型機が可愛い離陸後すぐに朝焼けの空にグアテマラの火山３つが綺麗に見えた。これも後ほど知ったんだけど、左からアグア山、フエゴ山、アカテナンゴ山。フエゴ山は中央アメリカで最も活発な火山らしく、ほぼ毎年噴火してるらしい。現地ガイドさんの話では、2018年の噴火では結構な被害を出したみたい。フローレスに近づくにつれ、景色はどんどんジャングルに。出発前に見たナショナルジオグラフィックのLost World of the Mayaって動画で、近年のレーザー技術で空からこの密林の下に隠れている土地を３Dマッピングで見ると、驚くほどたくさんの未発掘の遺跡がゴロゴロあって。目の前に広がるこの景色にしばし古代マヤ文明の繁栄期を想ったりして無事にフローレスに到着してサクサクと外に出たのはいいものの、たくさんのガイドや運転手が待つ中、私のツアーらしきお迎えもバスも見当たらないそこらのおっさんに聞いてみたけどスペイン語が分からず困ってたら英語話せるおっさん呼んできてくれて、ツアー会社と運転手の名前見せたら「この人知ってるけど番号知らんわー、ちょっと待ってて」って、他のおっさん達に聞き込んでくれて、皆総出でその人の電話番号知ってる人を探してくれて、連絡が取れた遅れててあと20－30分で着くらしいから、そこのベンチで座って待っててって。40分ほどでそれらしいミニバンがやってきて、おっさん達が一斉に運転手に向かって「そこそこっ！」って私を指差してニッコニコ（のんびりしてて気の良い人が多かった）やっとこれで出発かと思ったら、これから着く便に乗ってる3人組も乗せていくからあと30分待ってと。そろそろ怒るよ？とりあえずミニバンに乗せてもらって座って待ってたら、同じように待ってたっぽい若いカップルが乗ってきた。聞こえてくる会話でアメリカ人だなって思ったので思い切って話しかけてみたら、なんと2人ともミシガン出身で今はシカゴに住んでると分かって。凄く感じの良い2人で、今まで行った国の話やナショナルジオグラフィックの動画の話で盛り上がってあっという間に30分以上経過。8時40分になって、運転手が「どうやら残りの人達が飛行機に乗ってなかったみたいだから、もうこの3人で出発するよ」って、やっと空港を出発。ん～、、、もっと寝れたし、次の次の便でも良かったよね、、、ティカル遺跡の入り口までこのミニバンで1時間ほど道のり。風景が「外国に来た～」って感じられてどんどんテンションが上がってくる。思い出用の動画。最初は町中で店や住居が並んでたけど、次第に何もない風景になってきた。ちょくちょく出てくる道路標識が面白い他にも色んな変わった動物の標識があったけど写真に撮れなかったの悔やまれる。寝不足の長旅の末、ガタガタ揺られて、9時半過ぎにやっとティカル遺跡に到着。既に体力限界に近いですが、これからジャングル歩きが始まります。
28Jul
- 【大谷翔平選手】2023年エンジェルス vs タイガース戦伝説のダブルヘッダー
  またまたこの時期がやってきましたエンジェルス＠タイガーズスタジアムですもう1年かぁ～。WBCがあったおかげかそんな長くも感じなかったかも。（実はこの1週間半前に本拠地アナハイムで観戦してきたので、その時の様子も後ほど）今年はエンジェルスとしての大谷選手が最後になるかもしれない年。もちろん3戦とも観戦させてもらって、3日目はとんでもない歴史的な1日（超絶ラッキーな日）となりました1年ぶりのコメリカパーク。（これは初日の写真だけど、3日目の大谷さん登板日はすっごい列でした）さて。一気に行きます【2023年7月25日火曜日】色々あって到着が少し遅れ、着いたのは試合開始20分前。ヘイローズの練習風景がギリギリ見えました国歌斉唱の前に慌ててピョンピョン飛んで列に入るオータニさんが可愛すぎたけどカメラ構えてなかったピッチャー陣も練習を終え、戻って来ます。先発投手はキャニング選手。なかなかの好投でした。大谷選手は残念ながらヒットはなかったものの、四球で2度出塁し、盗塁も決めて、ホームベースに帰ってきました。この日のベラスケス選手は3ヒットに盗塁に大活躍試合は6－3で勝っていたのに、あっという間に同点に追い込まれ延長戦に。レンヒーフォ選手のエラーから流れも悪く、珍しいモニアック選手のエラーで「あ～、またこのパターンか」と半ばあきらめていたけど、そのモニアック選手のタイムリーツーベースヒットで7-6で見事勝利【2023年7月26日水曜日】この日の試合は大雨で延期、なんと翌日ダブルヘッダーに変更しかもしかも、大谷さんはこの3戦後のトロントで登板予定だったのに、ダブルヘッダーと試合後の移動での疲労を考慮して、急遽翌日先発に変更今回はデトロイトでのピッチングは見れないのかぁ～、って思ってたのでなんという嬉しいサプライズ【2023年7月27日木曜日】1試合目。デーゲームなので会社を半休し、試合開始40分ほど前に球場へ。先発投手の大谷さんがちょうどブルペン練習に入るところだったけど、周りは凄い人だかり。これじゃ見えないかーって思いつつも一応行ってみると、何故かタイミング良く目の前が開けるように最前列が空いてスッと入れたしばらく投球練習を見てて、「今日はなんだか調子良さそうだね」って言うと「そんなん見てわかるのかよ」と笑われたけど、分かったのよ、何故か単なる素人の勘だったけど　現にこの日、大谷さんメジャー初の完封試合をやってのけました国歌が流れ始めると練習を中断して帽子を取って待ちます。ふと後ろから「エクスキューズミー」って声かけられたので振り返ると、全身タイガースグッズのおば様2人が「私たちは生まれつきのタイガーズファンなんだけどね、オータニだけはね、別格なのよ。彼はね、野球史で一番、ベストオブベストだからね、ちょっとだけ写真が撮りたいの。分かってくれるでしょ？ちょっと撮るだけでいいのよ、ちょっとだけ割り込ましてもらっていいかしら？」ってニコニコと「んまぁ～、大きいのねぇ～」とか永遠にしゃべりながら写真撮りまくってた。強い練習後、いつものように投手陣とハイファイブ。頑張れいざ、出陣試合開始して気付いたけど、相手のピッチャー、去年までエンジェルスにいたロレンゼン選手そういえばタイガースに移籍してたっけ、、、まさか大谷さんとの投げ合いがみれるとは！ピッチャー大谷さんは好投でゼロに抑え続け、球数もかなり少ない。ここ最近大谷さんのトレードの噂話が毎日のようにニュースになってたけど、この前日にオーナーが「トレードは無い」と公表したばかり。こういうのって気持ちも軽くなってパフォーマンスに影響したりするのかな。（この、写真が手前のネットにフォーカスしてしまう現象をどうすれば改善できるか分からない）途中で友人が「あんまり言いたくないけど、ノーノーあるよこれ」って言って、「ダメダメ、ジンクスになるから言っちゃダメ」って言ってた矢先に1ヒットが出てノーノーは無くなってしまったものの、結局この1ヒットのみで後は完封９回で再び投げ谷さんが登場した時には敵地ながら拍手喝采でした。見事なピッチングでの初完投初完封打線にも恵まれ、6－0での9勝目、おめでとう　この日はめちゃくちゃ暑くて、日光がガンガン当たって痛くて、座ってるだけでダラダラ汗が湧き出る体力勝負。熱中症になりそうだったので途中で日陰に行って立って少し涼んでたら、急用で帰る途中だったご夫婦が「これ良かったらどうぞ」ってチケットをくれた。突然の事にって感じでとりあえずお礼を言ってその席に行ってみると、見晴らしは良いし屋根があって影になってて風通しが良く、全然暑くない。木製の大きめの椅子に柔らかいクッション。テーブルもあって、おまけに食べ物や飲み物はオーダーすれば持ってきてくれるという、、、そんな席で大谷さんの初完封試合を見えるなんて。どうしたんだろう、今日の運の良さ２試合目。ダブルヘッダーの2試合目は40分の休憩をはさんで、サンドバル投手の登板。1試合目のチケットを持ってる人のみ残って観戦可能。ほとんど帰っちゃってガラガラに（帰った人、もったいないことしたねー）。昨日の延期になった試合のチケットは12か月以内に交換だと。最初はこんな暑いと2試合も無理かもね（友人は二日酔い中）って言ってたけど、良い席でのんびり涼しくくつろいで、全然苦にならない先ほどの完封試合に「凄いものを見たね、絶対ニュースになるね」って話しながら待ってたんだけど、この日のオータニさんはこんなもんじゃ終わらなかった。なんと、完封試合の直後に2打席連続ホームランを出したのです1発目のHRの後に半分冗談で「今日2発中の1発目だね」とか言ってはしゃいでたけど、実際2発目出た時は言葉すら出ない。。。さすがにちょっと引いたわ兜セレモニーも見れました2試合目はタイガーズのレジェンド、ミギーことカブレラ選手も登場今年限りで引退するらしいのでこれで見納め。流石の技あり。相変わらずの人気っぷり。ん？Jeff Fletcher氏を発見！エンジェルスの記者ブースっぽい隣はもしかしてSam Blum氏かな？ダグアウトの様子も良く見えました。テイラー・ウォード選手、この日の１試合目でホームラン2発の大活躍でした。この2日後、トロントでの死球で顔面骨折の大けがを負ってしまって、今期の復活は難しい状況に。出来るだけ早い回復を願っています。この試合は11－4でスイープ達成今後語り継がれる偉業に、MLB公式もエンジェルス公式も、各メディアが大騒ぎ。週間MVPもおめでとういや～、それにしてもほんと凄い1日で大満足でした改めて、こんな凄い選手の活躍を同じ時代に生きて目撃出来ていることに感謝
15Apr
- ウエストバージニア: (2)モスマンを探して【TNTエリア編】
  2021年8月22日ウエストバージニア州2日目。引き続きモスマン伝説を追って、この日はTNTエリア（火薬倉庫跡）に行ってから帰路に着きます。TNTエリアを航空写真で見るとこんな感じ。ダウンタウンから62号線をひたすら北に。Potters Creek Roadをクリスマスツリー農園で右に曲がって暫く行くと、右側に等間隔に小路があります。7つ目の小路の前に少しだけ車を停めれるスペースがあるのでそこに駐車して、あとは歩きです。モスマンミュージアムの店員さんがペンキで落書きされてるガードレールが目印だと言ってたので、ここで間違いなさそう。どんどん進みます。虫よけスプレー必須です。蚊が多かったので一度車に戻ってスプレーしました左手には大きめの川（沼？）があって、意外と花や動物や昆虫を楽しめます。写真見返したら蝶・トンボ・亀・カエル・カモを撮ってたけど、まぁ割愛花も結構撮ってたので、蓮だけ載せておきまーす。ちょっと暑すぎるけど、自然豊かでなかなか気持ちのいい散歩道。こうやって歩いてると、時折右側（川の反対側）にこんな小道があって、小道を入ると、チラッと見えてきました。Igloo（イグルー）と呼ばれるドーム形の弾薬倉庫の跡地です。写真だと明るく見えるけど、中は真っ暗でかなり気味が悪い。中にはこんな分かり難いものも。こういうのがいくつもあって。モスマンの目撃情報が特にこのTNTエリアで多く、寝床だったのではという話。見たところ娯楽もないこんな田舎町で、そりゃ若者のたまり場になりそうだ。これ、スリルを求めてわざわざ夜中に来る人多いみたい。これは、爆薬が残ってたのが爆発して天井が吹っ飛んだやつ。青空倉庫跡。どれくらい歩いたかな。10個は見てないと思うけど、結構歩いた。どれも同じようなもんだし、暑いし、長旅なのでそろそろ帰りまーす。来たときに大分前の方にチラッと男性が1人で歩いて行ってるのが見えたのと、帰りに駐車場付近でこれから行く人とすれ違ったのみで、パンデミックで密を避けたい時期にピッタリの場所だったかも。モスマンには会えませんでした帰りの田舎道が凄い綺麗で。思わずJohn Denverのカントリーロードを流しながらディクシーちゃんと帰路に。John Denver - Take Me Home, Country Roads (Official Audio)Take Me Home, Country Roads" by John DenverListen to John Denver: https://JohnDenver.lnk.to/listenYDSubscribe to the official John Denver YouTube channel: ht...www.youtube.com何度か車を止めて写真撮ったりしつつ、気持ちのいいドライブ。天気良い~これなんかWindowsのデスクトップ背景になれそうだわ。以上、ウエストバージニア州へのプチ旅行でした。