このブログは、「声のプロフェッショナル」として私の声の旅を綴っていくことを目的としています。

初めましての方は、初回の自己紹介投稿も是非お読みくださいね❤️

 

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Photo by Jesper Aggergaard on Unsplash

 

🔸過緊張性発声障害

 

これは、私が今年2020年に入って初めて耳にした言葉です。

年明けからの喉の不調が元に戻らず、自分の不調の原因を探しているうちに、

たどり着いた疾患名です。

(*こちらは、3つの喉の疾患を抱えるまでシリーズでお読みいただけます)

 

私の場合、はっきりと病院でこうだと診断されたわけではないのですが、

今のところ多分私の喉の痛みの原因はこれではないか、と思っています。

 

過緊張性発声障害とは、

 

喉や声帯に身体的以上が見られず、筋肉の過度の緊張のせいで発声が困難になる障害

 

です。

 

この「筋肉の緊張」は、発声に直接影響する咽頭の筋肉だけでなく、首や胸まわりなど人によって様々です。

 

私は全く聞いたことのない疾患でしたが、割とよくある疾患なのだそうです。

(過緊張性発声障害は英語ではMuscle Tension Dysphoniaと呼ばれ、こちらで検索するとブログやYoutubeで個人の体験談を見つけることが出来ました)

 

🔸過緊張性発声障害を発症する原因

 

ストレスやトラウマなど心理的な要因と

逆流性食道炎や声帯結節など身体的な要因

 

があります。

 

身体的要因というのは、例えば、咽頭や声帯に何らかの以上が発声していた場合、

それでもなんとか声を出そうとして、喉や首、肩や胸の筋肉が余計に「頑張って」しまいます。そのために、筋肉が余計に緊張してしまうのですね。

 

 

🔸過緊張性発声障害の症状

 

こちらも、人によって様々だそうです。

 

声のスタミナがなくなる

喉の痛み

声枯れ

音域が狭くなり高音や低音が出なくなる

息切れ

喉の異物感

 

などなど。

 

人によっては、耳の近くが痛くなり「耳に問題があるのか」と思う人もいるほどだそうです。

 

私の場合、痛みは喉の前方、そして下の方(ちょうど鎖骨のすぐ上あたり)に集中しています。そして、その痛みがある辺りにすぐに痰が絡まります。

 

また、声を使っていると、首回りの筋肉がピキピキする感じがあります。

 

痛みや違和感はあるものの、声を出して話すこと、歌うことが出来ているのでまだ良い方かな、と思っています。

 

痛みが頭蓋骨の方まである方や、本当にひどい人は声を出すことすら出来ない方もいるようです。

 

🔸過緊張性発声障害になってしまったら

 

喉や声帯に身体的な以上があるわけではないので、薬や手術で治るわけではありません。大まかに言うと、過緊張性発声障害を治す方法は下記の2つです。

 

①緊張してしまった筋肉をほぐす

喉に負担をかけない発声を学ぶ

 

①の緊張してしまった筋肉をほぐすことに関しては、

 

専門の方のアドバイスや治療を必ず受けてください!!

 

未熟な知識で、自分で喉周りの筋肉を触ったり、マッサージしたりすることはとても危険です。緊張をより促進してしまうことにもなりかねません!!

 

過緊張発声障害の治療を専門とするクリニックや、整体や鍼治療を行っているクリニックがありますので、きちんとプロに相談しましょう。

 

 

②に関しても、今までの声の使い方が原因で筋肉が過度に緊張してしまったわけですから、喉に負担をかけない発声を学ぶ必要があります。

 

こちらも、過緊張性発声障害の治療のためのボイストレーニングを専門的に行う場所がありますから、そちらでしっかりと相談しましょう。

 

 

結局、私たちの声の出し方は、十人十色。

いわゆる、今までの「声の出し方の癖」が筋肉の緊張を招いてしまっています。

 

🔹緊張しすぎてしまったを緩めること

🔹使う必要がない筋肉を緊張させなくても出したい声を出せるようになること

 

これが、大事なのですね。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。

大切なあなたの声が、今日も健康でありますように🍀

 

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Journey of my Voice ー私の声の旅ーについて

 

声のプロフェッショナル」として自身が経験した「声の旅」をブログで綴っています。講師でも、シンガーでも、「声」が自分を表現する大切なツールであれば、誰でも「声のプロフェッショナル」です。


私が身を持って体験した声のトラブルとその後を読んでいただき、声のことで悩んでいる1人でも多くの方の励ましになればと願っています。