全国統一小学生テストを実施しました | 戦略派学習塾 愛岐ゼミより

戦略派学習塾 愛岐ゼミより

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塾の経営や指導で感じたことを率直に書いていきたいと思います。

全国統一小学生テストを実施しました。

いつもとても高い出席率で驚かされます。

今日も楽しそうに大勢のお子様がやってきました。

愛岐ゼミ・エフィカの会場では約半数が塾外生です。

いつもと違った雰囲気でとても楽しかったです。


この時期、

塾外生の保護者様と接する機会が多いですが

お客様が塾を選ばれるのと同様に

私も私の考えを伝えることでお客様を選別します。

私の考えと合わない方は多いです。

学習が「訓練」であり、

その目的が「知識と技術の習得」であると考え、

お子様の意思に関わらず、

大人の采配でお子様の点数が伸びる

と思われている方が多いのに驚きます。

確かにそれで成功する子もいると思いますが、

親に対してイエスマンのお子様で

成熟が早く、飲み込みが早く

そして受験までに自我が育たないという

かなりハードな条件を突破しないと

大人の思惑通りに進まないわけです。

私の印象では、

高偏差値でスピードもある子が

全統小でやっつけられてしまうなんて、

日頃は技術の習得をしているだけだと

告白しているようなものです。

そういう学習の形はあるとしても

本当の探究でも学びでもないと思うのです。

点数が取りたいのか、

思考力を身に付けたいのか。

試しに他塾のテストを受けると良いでしょう。

慣れていないものに歯が立たないのなら

それは日頃の学習が単なる詰め込みなのです。


低学年のテストを監督すると思うのです。

ひらがなは読めても問題は「読めない」

ひらがなを読むのは技術・知識の領域で

問題の意図を掴んでリアクションするのは

コミュニケーションの領域であり、

それが生きていく力です。

テストで壊滅的な結果になった場合、

それはお子様の学習が悪かったのではなく

周りの大人の認識がお子様の実態と乖離していて

適切なコミュニケーションを行っていない証拠なのです。

反省すべきはお子様ではないのです。

しかし、保護者が反省する必要も

塾講師のせいにする必要もないのです。

テストによって見つかった

お子様の「実態」と向き合って

行動を改めれば良いのです。

ひらがなを覚えて、

すぐに問題が解けるなんて

ありえないことなのです。

そういう点では

今回の小1のテストはかなり厳しいものだったと思います。

四谷大塚も甘く見られたくない。

訓練で得点を取る人たちから

「簡単なテストだ」と思われるわけにはいかない。

しかし、やりすぎ感はありました。


悪い結果を武器にして

我が子をやっつけようなんて

決して思わないでほしいです。

ただ冷静に我が子の別の一面を見つけて

今後の子育てに活かしてほしいものです。


私は塾生たちの結果を楽しみにしています。

良い点数でも悪い点数でも。


愛岐ゼミより