私が新人通訳時代にやらかした失態(のほんの一つ) | アメリカ産天然夫との国際結婚の日常。通訳翻訳者・英語コーチのエバンス愛のブログ

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通訳、翻訳、英語教材制作、英語コミュニティ運営をしています。The Economist(英雑誌)をヒーヒー言いながら毎日読んでます。英語オーディオブック聞いてます。
高い英語力と大和魂を持って、日本の素晴らしさを海外に伝える人をたくさん育てるのが目標です!

通訳の仕事を始めてまだ本当に間もない頃のこと。
役員会議の通訳に行きました。

会社では、一番重要な会議です。







副社長(アメリカ人)の英語の発言を、

私が通訳していました。



副社長:

 

「プロジェクト○○の責任者として

 Y部長を指名しました」

 

(原文英語)



副社長:

" and she accepted it."

(she = Y部長)






新人通訳だった私は、

あろうことか、

 

この「accept」で詰まってしまいました。



意味は100%分かる!

 

分かるのに、

 

日本語が出てこない!!!滝汗





「応じた」なんていう簡単な日本語も、

全く思いつきませんでした。


パッと頭に浮かんだのが「承」という漢字。




えっと・・・・・

 

「承認」じゃないし・・・・・滝汗






時間は無情に過ぎていきます。
一刻も早く、日本語を出さなければ!!!



「え~、Y部長は、しょう、しょう・・・・・・・滝汗滝汗





しょう、何だっけーーー!!!!


ぎゃーー!!!早く出て来いっ!!!




「しょう・・・・・滝汗滝汗滝汗






もう、ここは、

「承」はあきらめて、違う言葉だっ!!!




私は必死で自分の日本語の引き出しを探りました。

とにかく、何でもいいから、

早く訳し終えなければ!!!!!




そして、とっさに出てきたのが・・・









「Y部長は・・・・・

 

 

 オッケーと言いました」

 

 

 

叫び叫び叫び







あぁ・・・・・もう、

 

窓から飛び降りたい・・・・・・ゲッソリチーンゲロー





よりによって、副社長のお言葉です。
大事なプロジェクトの話です。





通訳というのは、やっぱり

発言者の立場や態度、言葉の抑揚に合わせた
的確な言葉遣いで訳せてこそ一人前
なのです。


発言者が重要な立場にいる人であれば、
通訳もその空気をまとわなければいけないのです。





でも、完全に、


副社長に、ダメ通訳の空気を

まとわせてしまいましたゲロー






ちなみに、後から思えば

「承」は、「承諾」と言いたかったのです。




そんなわけで、通訳には

「母国語の引き出し」も豊かに保つことが必要。


通訳を目指している方に何かご参考になれば。

 

 

 

 

 

 

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