こんにちは。
英語コーチ&通訳翻訳者のエバンス愛です。
アメリカ人の夫・マイクと私は、広島に住んでいたとき
あるものに悩まされていました。
それは、タイトルにもあるスズメバチ。
住んでいたアパートのすぐ近くに、竹藪がありました。
毎年6月くらいになると、
ベランダ周辺を大きなハチが
ウロウロしはじめ、窓ガラスに
「コン!コン!」
としょっちゅう激突。
おそろしくて、洗濯物を干すときも
ビクビクしながら干していました。
そんな夏のある日、私が家に戻ってくると
マイクが、顔面蒼白で玄関に立っていました。
「・・・ハチが、ハチが、
3匹も、
リビングの中に入ったよぅ~~!!!(涙)」
マイクは、ハチが、本当に大嫌い。
彼の名誉のために言うと、
虫全般が得意ではない彼も
ゴキブリやムカデは、
ちゃんと退治してくれます。
でも、ハチは、
見るだけで心臓が止まりそうになるほど
嫌いなんだそう。
スズメバチだけでなく、小さいミツバチですら
ちょっと近寄ってきただけで、
こっちが引くほど逃げ回ります。
で、その日、家にいた彼が、
洗濯物を取り込もうと窓を開けたら、
その隙にスズメバチが2匹、
部屋に入ってしまったそう。
外に逃がそうと、慌てて
窓をもっと大きく開けたところ、
さらに1匹仲間が入ってきてしまったのだとか。
・・・・笑っても、いいですか?
本人は生きた心地がせず、
もちろん自分で殺す勇気などなく、
慌てて寝室に逃げ込み、
全てのドアを閉じて、
ひたすら私の帰りを待っていた、と。
で、私が帰宅した時の彼の姿は、
Tシャツを4枚重ね着。
その上から冬用のパジャマを2枚重ね着。
その上からジャケットを重ね着。
靴下3枚重ねばき。
冬用手袋装着。
・・・・・
スキーヤーかっ!!
まさにこんな姿だった。繰り返すが、季節は真夏。
「いや、さすがにビビりすぎじゃない?」
(You're overreacting.)
「君は、君は、僕がどれほどハチが嫌いか、
全然分かってない~~っ!!!」
(You have NO idea how much I hate bees!!)
「君は、『心臓が止まった』っていう経験を
したことはないのか?
僕は、今日、心臓が止まった!!!!!」
ちなみに、余談ですが
「ハチ」を表す英語はいろいろあって、
beeはいわゆる「ミツバチ」のことです。
日本語だと、ミツバチもスズメバチも
「ハチ」ですが、
英語では、スズメバチとか、アシナガバチなどは
ミツバチとは区別して、waspといいます。
(スズメバチは、hornetとも言う)
まあ、マイクは
beeもwaspもhornetも
全部ひっくるめて大嫌いなんだけど。
話を戻して、
侵入してきた3匹のスズメバチを
退治するために
殺虫スプレーを持って
リビングに乗り込むのは、
もちろん完全装備のマイク・・・ではなく、
この私。
そうだよねー。
そうなるよねー。
とは言え、
私だってスズメバチは怖い。
長袖のシャツを着て、
ハチは黒いものを狙うというので、
タオルを頭に巻き、
殺虫スプレーを片手に、
果敢にリビングに乗り込もうとしました。
すると、後ろからマイクも
へっぴり腰でついてきます。
その手には、
ワキの制汗用スプレー。
笑わすなーー!!!
調子狂うだろーーー!!!
本人は、真剣そのもの。
家に1本しかない殺虫スプレーを
私が持っているので、
彼としては、
代わりの武器がどうしても欲しかった模様。
ま、そんなヘナチョコは、いても邪魔なだけなので
私が一人でさっさとリビングに乗り込み
一瞬で3匹とも仕留めました。
あ、別に見たくなかった?
後日、マイクがいないすきに、あるものを見つけました。
それは、マイクが書いている日本語の日記。
日本語の練習のために、時々日本語で
いろいろ書きためているようです。
で、それを勝手に見てしまう私。
(その辺にぴらっと投げてあるんだもん、見ちゃうでしょ!!)
私のアパートのよこに キイロスズメバちチが 住む
林がある。どうして そこに 住んている。毎日 グラス戸に
どんどん している。ちょっと うるさい。それより
これい こわいてす。いしゅうかんで三ぴき
こわしました。
・・・・・(*;゚;艸;゚;)ブフフ
次のエピソード:
そんなビビりのマイクと男前な私のやっている
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