イタリアがEU議長国だったころ、ベルルスコーニは欧州議会でドイツのシュルツ議員に、
「ナチスの強制収容所を舞台にした映画を撮影している人間を知っているが、君はその看守役にピッタリだ」
と発言した。激怒したシュルツ議員は、すぐにその場で退席したらしい。
しかし。何故なんだ?このシュルツという名の氏は、
「ではその映画に、あなたはムッソリーニ役で出演なさってはいかが?」
って言えばよかったのに。何故、言わなかったんだ?
彼は選挙期間中、中国のことを、
「赤ん坊を殺して食べる国」
「文化革命時代、子供の死体を肥料にした」
と批判したらしい。自分が出馬する、自分の国の選挙なのに。
共産主義、社会主義を非難し、左派に勝利したかったののは理解出来る。それに、遠慮なく外国をケナす政治家は、外圧に屈しない愛国心溢れる人物とみなされる。
それにしても、だ。繰り返して書くが、自分が出馬する自分の国の選挙だぞ。
よっぽど自分の政策に自信がないのか?
ベルルスコーニがフィンランドの女性大統領のことを、
「あの女が進めていたフィンランド欧州食品安全期間誘致計画は、私のカラダで断念させてやったよ」
と発言したら、フィンランドではイタリア製品不買運動が起こった。
性的な発言が多いこのベルルスコーニ氏。
ナポリで開催されたサミットでは、ベルルスコーニは各国首脳夫妻の前で、
「ナポリでロマンチックな夜を過ごしたら、帰国後には皆さんに新しく子供が生まれるでしょう」
と挨拶し、ヒンシュクを買ったらしい。
EU議会でも、
「そろそろオンナの話を始めよう!」
と各国からの出席者に呼びかけ、女性出席者からまたもやヒンシュクを買った。
ビジネスの場と「男女の話」をする場は線引きをしておくのが最低限の礼儀だが、イタリア人男性にはそれが理解できない。
(→続)
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