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トピックス

身近で起こっている動物に関する事件や情報の発信blogです。

2025年10月1日 JIJI.COM

 

 長引く物価高により、犬や猫などの動物保護団体にとっても深刻な影響が出ている。餌などの物資を含めた寄付が減少する一方で、必要な品物は相次いで値上げされ、医療費も高騰が続く。関係者が「活動はぎりぎりだ」と窮状を訴える中、アイドルなどのように「推し」を選んで交流しながら支援する新たなサービスも登場している。

 

ケージ内で餌を食べる保護猫=横浜市(一般社団法人「おーあみ避難所」提供)

 

「遅咲き」ながら大役果たす 両陛下の前で訓練実演―職務に命ささげた警察犬

 

 約200匹の保護犬・猫を管理する一般社団法人「おーあみ避難所」(横浜市)では今年、物資の寄付が3割減った。保護時には半数の犬猫が健康に問題を抱えており、活動費の6割を占める医療費の負担も増している。

 

 そこで、インターネット上で500円から支援を募るほか、Tシャツなどのオリジナルグッズの販売にも力を入れる。代表の大網直子さん(58)は「必要なことを惜しみたくない。少額でも寄付してもらえればうれしい」と語る。

 

 こうした中、「推し活」による保護支援サービスを始めたのは「neconote(ネコノテ)」(東京都杉並区)だ。2022年2月に開設した保護猫との交流サイト「ネコノート」では、登録施設から利用者が「推し猫」を選び、スタッフを介して100円単位でおやつを与えたり、猫じゃらしで遊ばせたりできる。その様子はインスタグラムなどのSNSでライブ配信され、リアルタイムで猫の反応を楽しむことが可能だ。

 

ライブ配信で、交流サイトの利用者からもらったおやつを食べる保護猫(neconote提供)

 

 これまでに100以上の団体が賛同し、登録された保護猫は1600匹を超える。今年2月からは月額3500円で推し猫の養い親になると、週に一度「わが子」の姿のリポートが届き、個別のビデオ通話や面会交流もできるサービスを追加した。

 

 黛純太社長(30)は「資金を得る場としてだけではなく、双方向のコミュニケーションが可能なこのサービスを介して、利用者からの応援の声が保護活動者への励みになれば」と話す。

2025年9月25日 みんなの経済新聞

 

 「ながさき動物愛護フェスタ」が9月23日、長崎県庁エントランスホールで行われた。(長崎経済新聞) 

 

【写真】猫の譲渡会の様子

 

 48回目となる同イベントは、9月20日~26日が動物愛護週間となっていることに合わせ、「動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深める」ことを目的に長崎県獣医師会長崎支部と長崎県、長崎市が主催。動物愛護団体など5団体も参加し、保護犬・保護猫の譲渡会、ステージイベントなどを行った。

 

イベントの様子(長崎経済新聞)

 

  当日は映画「長ぐつをはいたネコと9つの命」の無料上映会のほか、猫の繁殖力のすごさから、野良猫を放置するとどれほど増えるのかを解説したパネル展示、人と動物の関わりを知ってもらうためのクイズラリーを行った。

 

  猫を中心に保護活動を行う「長崎さくら猫の会」と犬を中心に保護活動を行う「長崎ライフオブアニマル」では譲渡会を行った。猫の譲渡会場では午前中だけで5組ほどの譲り受け希望者が現れ、イベント終了までに3匹のトライアルが決まった。「長崎さくら猫の会」代表の山野順子さんは「保護活動や保護猫を家族に迎え入れるという選択肢への関心の高まりを感じた」と話す。生まれつき障害を抱えていたり事故などで傷を負ったりした傷病猫も障害を個性の一つとして受け入れられる譲り受け希望者への譲渡を積極的に行っている同団体。会場には活動支援を行っている長崎大学地域猫サークル「ねこぺこ」が保護した傷病猫の姿もあった。

 

  「長崎ライフオブアニマル」代表の木村愛子さんは「今年は子犬を中心に連れてきたこともあり、触れ合い会を兼ねた譲渡会には多くの人に足を運んでもらった。動物愛護に関心を持つきっかけになれば」と期待を込める。

 

 このほか、長崎居留地エリアで地域猫活動を行う「nfs cats」が親子工作教室を開いたほか、長崎県獣医師会長崎支部による相談会や長崎のご当地ヒーロー「デジマード」によるヒーローショーも行った。福山雅治さんがプロデューサーを務める「長崎の変」のキャラクター「にゃーが」の大型オブジェ「えあにゃー」も展示し、会場を盛り上げた。

2025年9月26日 FNNプライムオンライン

 

 

9月20日から始まった「動物愛護週間」。 

26日は、広がりを見せる保護犬の「推し活」についてお伝えします。 

 

日なたに集まる犬に、眠たそうにしている犬。 

いろいろな角度から犬の撮影が行われています。 

 

これは保護犬の「推し活」向けのサービスに登録するための写真です。 

 

撮影が行われていたのは神奈川県保護犬シェルター。 

 

保護犬の「推し活」が広がりを見せる中、今回、シェルターが保護動物を支援するシステムと新たなタッグを組みました。 

 

里親に出あうマッチング率を高めつつ、シェルターへ経済的支援をすることが目的です。 

 

シェルターの運営資金は、これまで大きな課題となってきました。 

 

新たに始まったサービスでは、利用者は投稿されている画像や動画から「推しの仔」を見つけて、いわゆる「投げ銭」300ポイント単位で応援することができます。 

 

飼い主になりたい人だけではなく、「保護犬を飼いたいけど飼えない」という人のニーズにも応えます。 

 

25日時点で、この施設でトップのポイントを獲得しているのが“虎ちゃん”です。 現在5歳(推定)、4年前に保護されました。

 

神奈川ドッグプロテクション代表・菊池英隆さん: 

1人でも多くの人に知ってもらい、シェルターにいる子たちに光が当たり、良い結果になれば。 

 

今回のサービスへの登録が6月に始まって以降、これまでに全国約20カ所のシェルターと連携。 

 

新しい取り組みがどこまで広がりを見せるのか? 

保護犬の「推し活」に温かい目が注がれ始めています。 

 

今後はライブ配信やトークショーなど、イベントなどの仕組みを企画する予定だということです。

2025年9月26日 タウンニュース

 

葉山町長柄の仙光院で10月18日(土)、保護犬や保護猫との出合いの場「お寺でわんにゃん縁結び」が開催される。まちと人とペットをつなげることを目的に行われ、今回で7回目。

 

過去の譲渡会=提供

 

当日は「PAK(かながわ保健所の犬・猫を救う会)」と「NPO法人Anisma」の2つの保護団体が参加。同団体らによる犬猫の譲渡会のほか、専門家による「犬のしつけ無料相談」、さらに前回好評だった犬猫と一緒に散歩ができる「保護ワンとお散歩体験」も実施される。また、初めて実施の「ワンコとニャンコのおやつあげ体験」では、犬や猫に直接おやつをあげて交流を深めることができる(おやつ有料)。

 

犬の爪切り・整体や、ドッグフード、首輪などの雑貨販売、来場者の腹を満たすハンバーガーやスイーツといった飲食など、約10店が参加するチャリティマルシェの出展料の一部は、保護団体に寄付される。

 

主催者は「犬や猫と家族になりたいと考えている方だけでなく、動物と触れ合いたい方、保護活動に関心のある方など、どなたでもお気軽にお越しください」と参加を呼びかける。

 

入場無料。時間は正午から午後4時。雨天決行、荒天中止。

 

(問)お寺でわんにゃん縁結び実行委員会(仙光院内)【電話】046・875・2007

2025年9月27日 毎日新聞

 

 松山市は、動物愛護団体や法人、個人らとタッグを組んで動物愛護に取り組む「はぴまるの丘サポーター制度」を新設した。協力体制を広げることで、不幸な犬猫をなくすことが目的だが、保護団体と住民との間でトラブルが発生するケースも多く、その解決の一助となることも期待されている。20日に市動物愛護サンター「はぴまるの丘」(松山市)であった認定証交付式では、市内の保護団体計7組がサポーターとして認定された。 

 

はぴまるの丘サポーターに認定された動物愛護団体の関係者=松山市で2025年9月20日午前10時9分、広瀬晃子撮影(毎日新聞)

 

【写真特集】ペット業界の闇

 

 同センターでは多くの野良猫・犬を収容しているが、頭数や条件などに制限があるため、各愛護団体が引き取って譲渡につなげるケースが多い。市が2020年から犬猫の殺処分数ゼロを継続しているのも、それら愛護団体の功績が大きいのが現状だ。

 

  一方で、野良猫を捕獲し、不妊去勢手術を施して元に戻す「TNR活動」に取り組む団体などは地域住民から理解を得られず、トラブルに発展する事案が相次ぐ。地域ぐるみで野良猫を見守る地域猫活動では、ルールを守った餌やりは認められるが、「野良猫が増えるので餌をやらないで」といった苦情が出たり、ルールを守らずに餌を与えたりするケースもあるという。

 

  制度は、市が愛護団体の活動にお墨付きを与えることで、市民らの理解を深めることも狙いの一つだ。市もサポーターの一員となり、愛護団体と譲渡会や各地域での地域猫活動の啓発活動に今後も取り組む。また、愛護団体だけでなく、個人や法人らも登録でき、交流サイト(SNS)で「#はぴまる」などとダグ付けした情報発信や物品の寄付など、各自でできることをしてもらい、動物愛護の輪を広げる仕組みも取り入れた。

 

  認定式では各団体に認定証が進呈された。「NPOあにまる365―人と動物の架け橋―」(同市)の四宮真紀子副代表(58)は「市からの後ろ盾という強みをもらい、活動がしやすくなる」と歓迎。市は「制度は完成形ではない。今後もさまざまなアイデアを取り入れ、ブラッシュアップさせていく」としている。市では登録会員を随時募集し、サポーターには証として缶バッジなどを交付している。問い合わせははぴまるの丘(089・923・9435)。【広瀬晃子】