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トピックス

身近で起こっている動物に関する事件や情報の発信blogです。

2025年9月9日 スポニチSponichi Annex

 

俳優の寺田心(17)が9日に都内で行われた、ペットライン「愛犬・愛猫へ贈る 感謝の手紙コンテスト」発表会に出席。シニア期を迎えた愛犬への思いをつづった手紙を読み上げた。

 

 

登壇した寺田心(撮影・小渕 日向子)(スポーツニッポン新聞社)

 

【写真】愛犬への手紙を朗読する寺田心  

 

 5匹の愛犬とともに暮らす寺田。3つの質問を通じて、最年長7歳・ももちゃんへの愛情を数値化し、トークを展開した。

 

  この日、ももちゃんへの手紙を朗読。「ももへ。ある本を読み、大きくなったら保護施設を作りたいと思った。保護犬についてちゃんと理解するため、保護犬を自分で育てたいと思っていた時に出会ったのが君です。声帯を取られていた君は、凄く緊張していて、初めて会った時は抱っこされたまま、微動だにしなかったね。試行錯誤の毎日だった」とこれまでの歩みを回顧。  

 

 「ねえ、もも。僕は間違っていたと思う。僕が幸せにしてあげるんじゃなくて、僕が君に幸せをもらっているよ。いつも僕の支えになってくれてありがとう」と感謝し、「シニアになって今までできていたことができなくなったり、寝る時間も少しずつ増えたり、この先もっと大変なことが増えるかもしれない。でも、ずっとそばにいるから、長生きしてね。それで、これからもたくさんの思い出を作ろうね」と笑顔で愛犬への思いを伝えた。

 

 「愛犬と過ごす時間は凄く大切だなと思う」。仕事と学業を両立しながらも、1日5時間以上は愛犬と遊ぶ時間を確保。最近は気温を考慮しながら、朝と夜合計1時間以上散歩も欠かさない。ももちゃんと家族になってからの約4年間、1日1枚以上写真を撮影し、その枚数は1664枚を超えた。

 

  保護犬を育てることは簡単な事ではなかったが「諦めずに一緒に居て良かったなと凄く思います」と胸を張った寺田。

 

  愛犬が歳を取るにつれて「人も犬も悩む部分も凄く増えてくるんじゃないかなと思う」と想像も「しっかり手紙として形に残したり、愛情をしっかり再確認する機会を設けることによって、愛情が薄れていかないようにできたらな。これからも愛情を深めて一緒に過ごしていけたらな」とほほ笑んだ。

2025年9月9日 HBC北海道放送

 

 

無許可建設の問題が発覚し、9月末での閉園を発表している札幌市の民間動物園「ノースサファリサッポロ」で、依然として300頭以上の動物が飼育されていることが、市の調査でわかりました。 

 

9月末の閉園を発表しているノースサファリサッポロ(北海道放送(株))

 

【画像を見る】閉園まで3週間 依然300頭以上の動物を飼育するノースサファリサッポロ 

 

札幌市南区にある民間動物園「ノースサファリサッポロ」では、無許可で施設が建設され、20年近く営業が続けられていたことが問題となっています。 

 

動物園を運営する「サクセス観光」はこの問題を受け、2025年9月末で閉園し、4年後の2029年末までに全ての建物を撤去すると発表していました。 

 

しかし、札幌市保健所動物愛護管理センターは、9月5日に動物の飼育状況を確認するため、園長立ち合いのもとで確認を行った結果、209頭の哺乳類と79頭の鳥類に加え、31頭の爬虫類、計319頭が依然として園内で飼育されていたことが判明しました。 

 

この中には、人に危害を加える恐れのある「特定動物」のトラやライオンなども含まれているということです。 

 

市の担当者によりますと、運営会社側は9月末で動物園を閉園する意向は変わらず、「10月以降も動物の健康や安全に配慮しつつ動物を移動させ、残った動物についても適切に飼育する」と回答がありました。

 

札幌市は、 

▼法令を遵守し、動物を適切に飼育すること 

 

▼動物の移動については、動物の状態などに配慮したうえで、速やかに、かつ安全に実施すること 

 

を口頭で指導したということです。 この一連の問題では、閉園後の動物たちの引き取り先が大きな課題となっています。

2025年9月8日 カナロコ神奈川新聞

 

 看護師がペットと暮らせる環境を-。川崎幸病院(川崎市幸区)は、「ペットと暮らす看護師さん」と銘打ったプロジェクトを始動させた。ペットと暮らすことのできる居住環境の確保やペットに関わる休暇制度の導入などで生活環境を充実させ離職を防ぐとともに、新たな人材確保を狙う。

 

プロジェクトを進める杉山看護副部長(右)と実際にペット飼育可の看護師寮に暮らす石田さん=20日、川崎市幸区(神奈川新聞社)

 

  同プロジェクトは7月にスタート。ペットを飼う看護師を対象に、ペット飼育可能な看護師寮やペットとの死別の際の忌引休暇、提携先の動物病院での診療、ドッグラン施設の利用などを提供する。犬や猫、ウサギ、フェレットなどの小動物が対象という。

 

  同制度導入のきっかけは約1年前、同病院長が参加する懇親会の場だった。「困っていることはないか」との問いかけに、看護師らから挙がったのは「ペットを飼える寮が欲しい」との声だった。

2025年9月6日 長崎新聞

 

「佐世保市で野良猫のための病院を開く獣医師の方がいます」。長崎新聞の情報窓口「ナガサキポスト」にこんな情報が寄せられた。獣医師は、市動物愛護センターなどで勤務していた田中康裕さん(47)。現場で抱いた問題意識から「少しでも不幸な猫を減らしたい」と一念発起し、市を退職。野良猫の不妊手術を優先する動物病院の開業準備を進めている。

 

田中さんが準備を進める「佐世保のらねこ病院」=佐世保市高砂町

 同市出身。犬、猫、鳥と、幼い頃からいつも身の回りに動物がいた。動物好きの両親の勧めもあって獣医師になり、長崎県内の動物病院に務めた後、市に入った。

 入庁し、市保健所で見たのは、動物たちの置かれた過酷な環境。市民らから持ち込まれた猫のほとんどがその日のうちに殺処分された。初めて見たその時の猫の表情は、今も頭を離れない。業務外には同僚とともに、持ち込まれた猫の譲渡環境づくりに取り組んだ。

 

野良猫のための病院の開業に向け、ボランティア(手前)と打ち合わせする田中さん=佐世保市高砂町

 2021年に市動物愛護センターが発足。譲渡の仕組みができ、処分数は減少した。一方、動物愛護法の改正に伴い、市民らから野良猫などを引き取る上での市の条件が厳しくなり、「地域で猫が放置され、増え続けている場所もある」(田中さん)という。

 

 猫は繁殖力が強く、野良猫を増やさないためには不妊化の継続が必要だ。ボランティア団体などが進めているが、病気などのリスクがあるとして動物病院から不妊手術の受け入れを断られたり、数カ月先しか予約が取れないと言われることも少なくない。

 増えた猫は“フン害”などを起こし、地域で嫌われることに。中には、虐待を受けたり、野生生物に食べられることもある。野良猫の寿命は一般的に、飼い猫より10年短いとされる。

 「行政ができることには限りがある」。徐々に思いを募らせた田中さんは昨年末に決意を固め、今年6月に市を退職。「佐世保のらねこ病院」として9月中旬の開院を目指し、高砂町のビルを借りて準備中。持ち込まれる手術の受け入れはできる限り対応し、費用も比較的安価にする予定。

 ボランティア団体「長崎ねこの会」の県北担当の代表理事は、野良猫の不妊手術のため定期的に市外に通う。「理解があり、愛情を持って関わってくれる病院は多くない。現場が分かる田中さんの開業は助かるし、安心感がある」と語る。

 田中さんは「ボランティアや行政と協力し、過酷な環境で生きる猫を減らすため、地域ごとの不妊化を進めたい」とし、病院の設備にかかる費用の一部をクラウドファンディング(CF)で募っている。9月7日まで。寄付は3千円から。

2025年9月5日 茨城新聞クロスアイ

 

茨城県利根町の女性たちが立ち上げた「NPO法人アニマルケアハウスちゃまの家」が、飼い主のいない動物の保護活動に奮闘している。昨年3月に設立し、野良猫に不妊・去勢手術を行い元の場所に戻す「TNR」の活動を中心に取り組む。キッチンカーで活動費を捻出し、今年春には動物と里親とのマッチングシェルターも開設した。代表の羽入恵美さん(50)は「一匹でも不幸な命をなくしたい」と力を込める。 

 

マッチングシェルターの前に集まった「アニマルケアハウスちゃまの家」の羽入恵美代表(前列右から3人目)ら関係者=利根町布川(Ibarakishimbun)

 

ちゃまの家は羽入さんが昔なじみのママ友に声をかけ、6人でスタートした。現在は約20人のボランティアが活動し、賛助会員も少しずつ増やしてきた。TNRのほか、保護した猫の医療ケアや譲渡会で里親とのマッチングに取り組む。県内の保護団体とも協力し、野良犬の子犬を預かって譲渡にも取り組み始めた。 

 

団体名の「ちゃま」は、2022年に死んだ羽入さんの愛猫の名前だ。10年ほど前に自宅に現れた雄の野良猫で、羽入さんが本格的に保護活動を始めるきっかけになった。

 

ちゃまは屋外で他の猫にかみつかれて入院し、最終的にはウイルスが原因で死んだ。屋外を行き来させたことを後悔し「外にいる猫は過酷な状況にある。一匹でも多く、暖かい家と家族の中で一生を終えてほしい」と、立ち上げを決心した。 

 

収益を寄付に充てるキッチンカーは今年2月から運用を始めた。現在2台あり、県内の商業施設や譲渡会などに出店し、たこ焼きとおにぎりを販売している。活動にかかる飼育費や医療費に充てるのが目的で、「寄付だけに頼らず活動したい」と羽入さん。おにぎり販売のキッチンカーは同町の「鯛焼き屋Green(グリーン)」が協力している。 

 

ちゃまの家ではウイルスキャリアーや事故などで治療が必要な猫を50頭以上保護している。譲渡会への参加が難しい猫と里親とのマッチングにつなげようと、同町布川の住宅を仲間で改修し、5月に新たなシェルターを開設した。猫エイズや猫白血病のウイルスキャリアーの部屋を別々に設け「自然な姿を見て譲渡のチャンスにつながれば」と願う。同所でキッチンカーが並ぶイベントを不定期で開き、インスタグラムで告知している。 

 

マッチングシェルターで猫と触れ合う来場者=利根町布川(Ibarakishimbun)

 

町内には高齢者が多く、福祉を絡めた取り組みも展望に描く。羽入さんは「人と猫と犬と、みんなが共存できる町にしていきたい」と意気込んだ。