2026年3月23日 南海日日新聞社
鹿児島県奄美市名瀬の奄美野生動物医学センターの新屋惣センター長(32)がこのほど、日本野生動物医学会が認定する「認定専門医(専門分野・野生動物医学)」の資格を取得した。同センターによると、認定専門医の有資格者は全国に16人いて、鹿児島県内では新屋さんが初という。
日本野生動物医学会が認定する「認定専門医」の資格を取得した新屋惣さん(提供写真)(奄美の南海日日新聞)
奄美野生動物医学センター(AWMC)は傷病野生動物の治療やリハビリ、学術研究などを目的に、2024年9月に奄美市名瀬石橋町に開所。センター長の新屋さんは獣医師で、野生動物の診療や研究活動のほか、奄美の自然環境や野生生物の保全活動にも取り組んできた。
日本野生動物医学会は、野生動物医学などの学術的発展と、生物多様性の保全や動物福祉の向上を目的とした学術団体。
同学会の認定専門医制度は、野生動物医学と保全医学の専門的知識と実務経験を備えた獣医師を認定するもの。認定専門医は、野生動物と動物園・水族館の飼育動物の医療、保護管理と研究などに従事し、野生動物医学教育、国際的野生動物保全などの活動にも協力する。
新屋センター長は「奄美は世界的にも貴重な自然環境と固有種が多く生息する地域。今回の専門医資格取得を機に、野生動物の保全の分野で貢献できるよう、引き続き努力していきたい」と話した。
