牛の背中に乗ってみた…怖がる子どもに「人懐っこいから大丈夫」小学生と農業高校生徒が動物と触れ合い | トピックス

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2025年6月17日 信濃毎日新聞デジタル

 

 伊那市富県小学校の2年生18人が16日、上伊那農業高校(南箕輪村)動物コースの3年生19人と、動物との触れ合いを通して交流した。児童が生活科の授業で「動物と触れ合いたい」と声を上げたことをきっかけに、同高校に相談して実現。児童たちは、同コースで飼育されている動物たちとの時間を楽しんだ。

 

上伊那農業の生徒に付き添われて牛にまたがる児童

 

  【写真】子どもたちが口元まで持ってきた干し草を食べる牛

 

 初めは牛を前に怖がる児童も多かったが、生徒が「人懐っこいから大丈夫だよ」と声をかけると、児童は安心した様子。牛の体にブラシをかけたり、手で餌の干し草を与えたりした。牛の背中に乗ることにも挑戦。生徒に体を支えられながら、体の高さが140センチ余ある牛にまたがると、高さに驚きの声を上げた。

 

 児童たちは豚やヤギとも触れ合った。各動物の体の仕組みや、牛や豚などの家畜は成長したら食肉になることなどについて、高校生から説明を受けた。初めて牛に乗ったという同小学校の牛山喜希(よしき)さん(7)は「毛が柔らかくて、温かかった」と笑顔。同高校の小川晴旭(はるひ)さん(18)は「今回をきっかけに、動物を大切にする気持ちが育ってくれたらうれしい」と話した。