愛らしくて人気の「ねこパン」 売上を寄付、「動物愛護に活用を」 | トピックス

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2025年5月2日 朝日新聞

 

 シライシパンで知られる「白石食品工業」(本社・盛岡市)が4月28日、ネコをモチーフにした「ねこパン」の売上金の一部となる11万円を宮城県に寄付した。野良ネコの不妊去勢事業などに活用されるという。同社は盛岡市保健所にも4月、同額を寄付したという。

 

末永仁一・宮城県環境生活部長(左)に寄付金を贈った白石食品工業の大久保勲・事業推進部長=2025年4月28日午前11時4分、宮城県庁、三村悠撮影

 

近年の猫ブームを受け、消費者に楽しんでもらいながら動物愛護の社会貢献をしたいと、ネコ好きの社員を中心に企画された。

 

 同社は、2月1日~3月31日に、ネコの手をイメージした「ねこのおててパン」など3種類のパンを東北6県で販売。かわいらしい商品名やパッケージがSNSを中心に反響を呼び、スーパーのほか、宮城県動物愛護センター(宮城県富谷市)と共同で開催した保護ネコの譲渡会でも販売され、計26万個を売り上げた。

 

 同社の大久保勲・事業推進部長は、「ペットをとりまく課題は多いので、幅広い愛護活動に活用してほしい」と話した。ねこパンは来年も販売する予定という。