「飽きたから猫は断捨離して犬を飼う…だと!?」命をおもちゃのように扱うヤバい大人が握る命の行き先 | トピックス

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2025年1月11日 FORZE SYTYLE

 

日本で深刻化するペット問題。昨年末、X(旧Twitter)でも購入後3日の犬が保護施設に預けられた話が話題となった。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 

 

「安易な気持ちで飼えると判断し、ペットを受け入れる人は後を断ちません。飼育放棄による殺処分は減少しつつも、なお年間1万頭を超えるとされています。命を衝動買いするなど、言語道断ですが伝わらない人がいるのも事実でしょう」。 

 

FORZA STYLE(FORZA STYLE)

 

フランスでは2024年1月から、動物愛護法の改正によりペットショップでの犬と猫の販売が禁止されたと聞く。 

 

「日本もこの仕組みを取り入れれば、ペットショップでの衝動買いは減ることになるでしょうね。しかし飼育困難による遺棄、多頭飼育崩壊、高齢化社会に伴い、飼い主の死亡や入院によるペットの行き場喪失など、他にも問題は山積み。最後の日まで面倒を見る環境を整えてから飼うことはとにかく必須ですね」。 

 

今回は信じがたいペットをアクセサリー扱いするある女性の話だ。 

 

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宮原いつきさん(仮名・40歳)は、猫2匹と大型犬と暮らしている。家族は娘2人と夫の4人だ。 

 

©︎GettyImages(FORZA STYLE)

 

「ペットたちがいる暮らしは本当に幸せに満ち溢れています。その反面、トラブルもつきもの。子供と同じですね。責任無くしては一緒に暮らしてはいけません」。 

 

いつきさんの家にいるのは保護犬、保護猫だ。 

 

「ペットショップで買う選択はありませんでした。譲渡会に行くと可愛い反面、胸を締め付けられる想いになります。とにかく多くの犬猫がいるので…。もちろん事情があることは承知しています。それでもやるせない気持ちになりますね」。 

 

何かできないか考えることも多いそうだ。 

 

「譲渡会でも人気があるのは断然子犬と子猫。歳を重ねるたびになかなか貰い手がつかないと保護している団体の方も話していました。切実な問題です」。 

 

しかし、お話を聞いていくうちに優しいいつきさんの瞳が怒りに滲んだ。

 

「実は先日、とんでもない女に出逢ったんです。知り合いなんですけどそんなひどいことをしているとは思ってもみなかった…」。 

 

同じ町内に住む知人の友美さん。年齢はおそらく20代後半から30代前半。出逢いは地元もヨガ教室だったと話す。 

 

「彼女が通うようになったのはこの1年ほど。比較的人当たりのいい人ですぐに仲間に打ち解けました。いつも8~10人くらいでヨガをして、その後お茶をしたりすることもあります」。

 

出逢った当初、彼女は猫と暮らしていると話していたそう。 

 

「私も猫を飼っていたのでそれで意気投合したんです。すっかり愛猫家だと騙されました。まさかあんなひどいことをするだなんて…」。 

 

それは去年の12月頃のことだった。

 

「小さな犬を散歩している友美さんと遭遇したんです。驚きました。犬も飼い始めたんだ!って。うちも犬猫、両方いるので話が盛り上がりそう!と話しかけたんですけど…」。 

 

無視するように友美さんはいつきさんから離れていったそう。 

 

「なんかおかしいなとは思いましたが、気が付かなかっただけかもとそのままにしていたんですが…。次にヨガに行くと他のメンバーが口々に友美さんのことを話していたんです」。

 

ー猫もらってって言われなかった? 

 

ーうちも言われた! 

 

「様子がおかしいと思いました。それで皆さんに話を聞くと私以外のメンバーに猫を預かってもらえないか?と打診していたというのです。私以外はみなさんペットは飼っていません。それを知っていて聞いたのでしょう」。 

 

いつきさんは嫌な予感がしたという。 

 

「猫を放棄して、犬を飼ったんじゃないかなって。まさかとは思いましたが、これだけのメンバーが打診されているんです。怪しいですよね…」。 

 

いつきさんは友美さんにLINEを送った。しかし、返事はない。疑いの色はどんどんと濃くなっていった。そんなある日、友美さんがヨガ仲間に話した衝撃の言葉を耳にする。 

 

ー猫ちゃんは? 

 

ーあー。猫は断捨離したよ。飽きちゃったから。 一瞬、何を話しているかわからなかったといういつきさん。

 

後編記事『「外の方が快適…だと!?」猫を放棄するヤバすぎる30代女の呆れた言い訳。犬や猫を衝動買いする人たちに言っておきたい「それ… 」に続く重大なひとこと』では友美さんのとんでもない対応といつきさんの怒り、そして世に思うことについて話しを聞いていきたい。