保護犬・猫知って 管理センターでジャズフェス 譲渡会も 23日 | トピックス

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2024年6月18日 朝日新聞デジタル

 

 保護犬や保護猫のことを知ってほしい――。犬や猫を引き取り保護している滋賀県動物保護管理センター(湖南市岩根)で23日、チャリティーコンサートが開かれる。今回で11回目。猫の譲渡会も初めて催し、「家族に迎えてくれる人との出会いの場になれば」と実行委員会は期待している。

 

2023年に開かれた「ジャズ for ドッグ&キャット チャリティコンサート」の様子=滋賀県動物保護管理センター提供

 

 センターと一般財団法人滋賀県動物保護管理協会の共催。「きて、みて、知って センターの仲間たち ジャズ for ドッグ&キャット チャリティコンサート2024」と題し、滋賀県内外で活躍するミュージシャンが参加する。ジャズやクラシックなど広く親しまれている曲を披露する。

 

 ボーカリストの浦千鶴子さんは「音楽を通して人間と動物のより良い共存を目指しながら、動物への恩返しの気持ちも込めて続けていけたらいいなと思っている」などとコメントを寄せた。

 

 滋賀県によると、治療困難な病気があるといったやむを得ないケースを除く「実質的な致死処分」は2023年度の速報値で、県内では犬はゼロだったが、猫が135匹。すべて子猫だった。

 

 実行委員長の浜田才知子さんは「犬や猫を捨てるのも人間だが、助けるのも人間。温かい手を差しのべて幸せになる方向に導き、命をつないでほしい」と呼びかける。

 

 午後1時半から。無料。雨天決行。同じ会場で、「写真の力でわんちゃんねこちゃんの殺処分を減らす活動をしている」という写真家・たきちみさとさんの写真展「ぼくらは幸せになるために生まれてきた」もある。センターなどの施設に保護されている犬や猫と、家族として愛されて暮らしている犬や猫の写真を並べて展示する。問い合わせはセンター(0748・75・1911)。

(武部真明)