「引っ越しで飼えなくなった」ネコ2匹を公園に捨てた疑いで書類送検 | トピックス

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2024年5月22日 朝日新聞デジタル

 

 ネコ2匹を公園に捨てたとして、神奈川県警鶴見署は22日、長崎市の51歳と48歳の無職の夫婦を動物愛護法違反の疑いで書類送検し、発表した。夫婦は容疑を認め、「愛情がなかった。いけないこととわかっていたが、引っ越しで飼えなくなり、誰かよい人が面倒を見てくれると思った」と話しているという。

 

ペルシャとチンチラが捨てられていた住宅地にある公園=2024年5月22日、横浜市鶴見区、村上潤治撮影

 

 署によると、夫婦は3月7日昼、横浜市鶴見区の当時の自宅近くの公園の水飲み場横に、チンチラゴールデンの雄(推定17歳)とペルシャネコの雌(推定10歳)を一つのペット用ケージに入れて遺棄した疑いがある。近くの人が見つけて署に通報。2匹は同市動物愛護センターが保護し、動物愛護団体に譲渡された。毛玉がからみ、やせている状態だったという。

 

ケージに入ったまま捨てられ、保護された猫=横浜市鶴見区、鶴見署提供

 

 2匹の世話をしていた妻の母が亡くなるなどし、夫婦は「エサ代もかかる」「長崎に連れていっても面倒がみられない」と説明したという。

 

 防犯カメラの映像などから夫婦の関与が浮上したという。

(村上潤治)