2024年3月21日 NHK 愛媛 NEWS WEB
保護された犬や猫の譲渡などを行う松山市の動物愛護センターが21日リニューアルオープンし、記念の式典が行われました。
リニューアルオープンしたのは、松山市総合運動公園の中にある動物愛護センターで、新たに「ハッピー」と「アニマル」ということばをかけ合わせて、「はぴまるの丘」という愛称がつけられました。
21日は記念の式典が開かれ、松山市の野志市長が、「とてもいい愛称をつけていただいたので、より多くの方々に親しんでもらえる施設になってほしい」と挨拶し、テープカットが行われました。
このあと野志市長たちは施設を見学し、このうち「動物譲渡スペース」には保護された犬や猫、合わせておよそ100匹を収容できる設備が整備され、以前と比べて収容能力は倍近くに増えているということです。
また、譲渡を希望する人が犬や猫を見る場所や、獣医師がけがや病気の治療をする部屋も新たに設けられています。
このほか、飼い主のいない犬や猫を減らしていく取り組みや災害時にペットと避難する方法などを紹介する「啓発スペース」も設けられました。
獣医師でもある松山市保健福祉部の木村新副部長は、「市民の皆さんに動物を身近に感じられる場所として親しんでもらいたい。町の真ん中にこうした施設ができることが長年の夢だったので感無量です」と話していました。