2023年12月24日 朝日新聞デジタル
クリスマスを前に身寄りのない猫に飼い主を見つけてもらおうと23日、岩手県沿岸広域振興局が釜石市の市民ホールで譲渡会を開いた。生後3カ月から数年の猫23匹が集まり、63人の来場者が相性を確かめた。
保護猫を見る譲渡会の来場者=2023年12月23日午後2時4分、岩手県釜石市の市民ホール、東野真和撮影
この日は初めて譲渡会に来た21歳の女性が、生後5カ月のうす茶色のオスを譲り受けた。受け入れを前向きに考えるという男性もいた。これまでの譲渡会では保健所や民間団体で保護した猫が集まったが、今回は個人が自宅に来た猫を保護して不妊手術やワクチン接種などを施した後、参加した例もあった。最近は高齢の一人暮らしで入院などのため飼えなくなった人が、相談に来るケースも増えているという。
譲渡会は1月20日午後1時、宮古市の地区合同庁舎でも予定している。1月27日午後1時半からは宮古市民交流センターで獣医師らが野良猫の扱い方を説明するセミナーも開かれる。問い合わせは宮古保健所(0193・64・2218)へ。(東野真和)