2023年10月29日 読売新聞オンライン
福島県二本松市の「東北サファリパーク」で先月、飼育員の加藤健一さん(53)がライオンに襲われて死亡した事故で、臨時休園していた同施設は28日、通常営業を再開した。同施設はライオンへのえさのやり方を変えるなど、再発防止策を講じた。
加藤さんはライオンをおりに収容する作業の一環として、おりに入り、えさを置いて通路に出た後、ライオンに襲われた。本来閉まっているはずの通路側の扉は開いたままになっていた。
施設では事故を受け、ライオンにえさをやる際には、おりの中に入らず、通路から鉄格子の隙間を通してえさを入れるように手順を見直した。
27日には県動物愛護センターが同施設を調査。えさのやり方を実演してもらい、作業時間が大幅に増えるなどの問題が生じないかを確認した。