「旅するチョウ」南阿蘇に来て アサギマダラ飛来地 地元団体が花畑整備 | トピックス

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2023年10月17日 熊本日日新聞

 

 

 「旅するチョウ」の愛称で知られるアサギマダラを呼び込もうと、熊本県南阿蘇村の動物愛護団体「オープンセサミ」が今年、同村白川の国道沿いにチョウが好むというフジバカマの花畑約1300平方メートルを整備した。早速姿を見せており、団体は「村の観光資源の一つになったら。動物保護の取り組みにも興味を持ってほしい」と願っている。

 

 団体は引退した競走馬や野良猫を保護する活動を40年以上続けている。アサギマダラは東アジアなどに生息し、海を渡って移動する習性を持ち、南阿蘇村にも飛来するという。阿蘇地域振興デザインセンターなどの協力で、2月に村民の男性が提供した土地に数百株を植え、飛来地をPRする看板を設置した。

 

 9月末ごろに初めて確認し、多い日で数十匹が現れる。10月末まで楽しめそうだ。団体代表の百瀬友香さん(56)は「心配だったが無事に飛んできてくれた」と喜んでいる。(中島忠道)