多度大社の上げ馬神事で三重県教委が勧告 馬への威嚇行為禁止 人馬ともに安全確保を「動物虐待」批判 | トピックス

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2023年8月17日 CBCnews

 

 

三重県桑名市の多度大社で開かれる「上げ馬神事」について、三重県教育委員会は馬の扱いを適切にするよう勧告をしました。

 

 

上げ馬神事は三重県指定の無形民俗文化財で、高さ約2.5メートルの崖を馬が駆け上がり、壁を超えた回数でその年の吉兆を占います。

 

しかし、ことし5月の神事で脚を骨折した1頭が殺処分され、動物虐待にあたるのではと批判の声も上がっていました。

 

 

(三重県の福永和伸教育長)「馬にとっては過酷な状況に間違いない。動物愛護の精神にのっとって考えるべきだ」

 

県教委は17日、多度大社に対し、馬を威嚇する行為をやめ、人も馬もけがをしない環境を整備するなど神事の改善を求める勧告をしました。

 

 

上げ馬神事について、多度大社に勧告をするのは2011年以来、2度目です。