2023年7月27日 まいどなニュース
主に埼玉・茨城の動物愛護センターに収容されたワンコを引き出し、新しい里親さんへのマッチングを行う犬保護団体・restartdog LIEN(以下、リアン)。2023年3月、ワイヤーヘアード・ダックスフンドの子犬を引き出しました。名前はリーフくん。ワイヤーヘアードのごわっとした毛質のおかげで、一瞬おじいちゃんみたいですが、実は生後数カ月ほどのオスの子犬でした。
人間や他のワンコとの接し方を全く知らずに過ごした
リアンが迎え入れることにしたリーフくんもとてもヤンチャでじっとしていることができません。子犬であれば甘噛みすることはよくありますが、リーフくんの場合、甘噛みが全然かなり痛かったりもしました。また、生まれて間もなくママやきょうだいから隔離されて生きてきていたこと、しかも外に出してもらうこともなくずっとケージに入れられっぱなし。そのため、人間や他のワンコとの触れ合い方も知らず、加減も全く知らないように映りました。
ついに優しい新しい里親さんと出会うことに!
こんなことを繰り返していたリーフくんですが、最近では少しずつ犬同士のルールを覚え、行動も落ち着いてきました。まだ完璧とはいえず、この後のリーフくんには学ぶべきことが山積みでした。
しかし、リアンスタッフの手厚いトレーニングをおかげで環境に慣れ、自分がいる状況を理解するようになりました。この結果、優しい里親希望者さんが現れ、見事新しい幸せな生活を掴むことができました。リアンスタッフは巣立っていくリーフくんの安心した表情を見て「本当に良かった」と思いました。
「子犬の段階で保護できたことは本当に良かった」
リアンのスタッフは、改めてリーフくんのことを振り返り、「子犬の段階で保護できたことは本当に良かった」と話します。子犬の頃のほうがしつけがしやすく、周囲に迷惑をかける行動をするのであれば正すことができるからです。
一口に「保護犬」と言っても、1頭ごとに保護以前の状況、過ごした環境は違います。リーフくんのようにずっとケージにいたワンコもいれば、元飼い主が亡くなり放置されたままだったワンコ、シニア犬になってから元飼い主に捨てられたワンコ、元野犬で保護されたワンコなど…。ただし、唯一共通するのはどのワンコには辛く苦しい過去があるということです。
リアンでは、今回紹介したリーフくんだけでなく、さらに1頭でも多くの保護犬たちの命を救いだし、そして新しい第2の犬生へと再出発できるようサポートを続けていきます。今後の活動にぜひご注目ください。
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