2022年12月26日 南日本新聞社
鹿児島県出水地区獣医師会と出水市は、災害時の動物救護活動に関する協定を結んだ。ペットと一緒の「同行避難」について、飼い主に対する意識啓発や指導を行う。地区獣医師会と自治体の同様な協定は県内で初めて。
協定には、災害に備えて餌やケージといった資材の事前確保を啓発することや、けがをしたペットの応急手当て、避難所や仮設住宅での飼育・衛生管理への助言などを盛り込んだ。
22日に調印式があり、北野吉秋会長は「同行避難はペットの健康とともに、被災者の心の安定にとっても重要。環境づくりをサポートできれば」とあいさつ。椎木伸一市長は「安心・安全の向上を図るうえで心強い」と話した。