2022年9月24日 伊勢新聞
【伊勢】動物愛護週間(20―26日)に合わせ、三重県伊勢保健所は22日、動物の愛護や適切な管理に尽くした伊勢市の獣医師や動物愛護団体代表ら3人に所長表彰を行った。
表彰を受けたのは、マワタリ動物病院(同市辻久留)の馬渡(まわたり)哲次院長(72)、くまひげ犬猫病院(同市河崎)の鵜丹谷(うにや)和人院長、動物愛護団体「大世古BASE」の河井亜希代表。
馬渡院長は、飼い主のいない猫の殺処分を減らす県の取り組み「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術事業」に平成30年から協力。通常の診療の傍ら、持ち込まれた野良猫の不妊去勢手術に対応し、これまで232頭の処置にあたった。同院で表彰状を受けた馬渡院長は「獣医師の使命として取り組んできただけ。人間の都合で動物をかわいがるのではなく、最後まで責任を持って飼ってほしい」と話した。
鵜丹谷院長と河井代表は、それぞれ、行き場のない動物を保護し無償で処置したり、保護した動物を新たな飼い主へとつなげる活動を続けていることから表彰を受けた。