2022年10月21日 朝日新聞デジタル
ロシア軍による侵攻が続くウクライナの南部オデーサにある動物園から、ライオン9頭が救出され、米国の自然豊かな保護区で暮らすことになった。
米CNNによると、9頭のうち7頭は大人のライオンで、2頭は子どものライオン。9月29日に米コロラド州の非営利団体「The Wild Animal Sanctuary」が運営する野生動物保護区に到着したという。
ライオンたちは、2月にロシアによる侵攻が始まると、オデーサからモルドバを通ってルーマニアに運ばれ、5月24日からルーマニアの動物園で一時的に保護されていたという。その後、緊急の渡航許可が下りてようやく、米国にたどり着いた。
同団体のホームページなどによると、保護区は約1万エーカー(約4047万平方メートル)の自然豊かな敷地で、600頭以上の動物を保護している。世界最大規模の肉食動物の保護区だという。