インド、チーター復活目指す=70年前に絶滅宣言、アフリカから譲渡 | トピックス

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2022年9月14日 時事通信

 

 【ニューデリー時事】インドが、国内で姿を消した野生のチーター復活を目指している。復活プロジェクトの第1弾として、アフリカ南部ナミビアからチーター8頭が譲渡される。8頭は空路、17日にインドに着く予定。地元メディアなどが伝えた。


 ネコ科のチーターは走る速度が最高で時速100キロを超え、地上最速の動物と言われることもある。主にアフリカ大陸のサバンナに生息。国際自然保護連合(IUCN)によると成獣の個体数は約6500頭で、絶滅の危機にひんしている。インドにも生息していたが、毛皮目的の乱獲などにより70年前に絶滅が宣言された。

 

   AFP通信によればナミビアからの8頭は雄5頭、雌3頭で、中部マディヤプラデシュ州の国立公園で当面飼育される。ヤダブ環境相は「プロジェクトは動物保護に関する世界的取り組みの一環だ」と語った。


 到着予定の17日はモディ首相の誕生日。首相自ら国立公園内の囲いにチーターを放つ予定という。ナミビアに続き、南アフリカからも近く提供を受ける見通し。