2022年6月30日 讀賣新聞
岩手県は29日、奥州市の廃業したペット販売店に犬や猫など計約300匹の動物が取り残されていたとして、これらの動物の緊急保護を行ったと発表した。今後、新たな飼い主を見つける譲渡会を開くとしている。
県民くらしの安全課によると、ペット販売店は動物取扱業の更新期限が過ぎ、5月末に廃業。今月2日に同店の管理者と連絡が取れなくなったため、県が確認したところ、店内に犬61匹や猫149匹、鶏やカナリア、ハムスターなど計約300匹が取り残されていることが判明した。同店は2007年度から動物の飼育管理を改善する必要があるとして、県から指導を受けていたという。
県は、21日から保健所や動物愛護団体に動物を順次移送。動物の1割が治療が必要な状態だが、治療やワクチン接種などを行った上で今後、譲渡会などを開く予定だ。