上野動物園の双子パンダ 1歳誕生日会 子どもたちがリンゴ贈る | トピックス

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2022年6月20日 NHK NEWS WEB






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東京 上野動物園の双子のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイが今月23日で1歳になるのを前に誕生日会が開かれ、訪れた子どもたちからリンゴやお祝いのメッセージが贈られました。

東京 上野動物園で去年6月23日に生まれた双子のジャイアントパンダの、オスのシャオシャオとメスのレイレイは、いずれも今月13日には体重が27キロを超え、生まれたときのおよそ200倍に成長しています。

20日の誕生日会には、抽せんで選ばれた14組の親子が参加し、生まれたときには120グラムほどだった双子の映像を見たり、バースデーカードに「おたんじょうびおめでとう」などと書いたりしていました。

シャオシャオはうとうと レイレイは退屈そう?


20日のシャオシャオは、木にもたれかかって、うとうと。

マイペースなレイレイは、木の上にちょこんと座ってのんびりささをかじっていました。

そして、レイレイが退屈したのか、寝ているシャオシャオにちょっかいをかけても、シャオシャオは相手にせずにまたすぐ寝てしまい、諦めたレイレイはお母さんのシンシンと一緒にささを食べていました。

式典では、子どもたちからメッセージとともにカゴに入ったリンゴがプレゼントされ、代理で園の担当者が受け取っていました。

子どもたちは、式典のあとようやくシャオシャオ、レイレイを間近で見ることができ、「丸くてかわいかった」「前に見たときより大きくなってた」などと話していました。

パンダが大好きで自分で描いた双子の絵をTシャツにして参加した6歳の男の子は「寝てたから声をかけないであげたよ。お母さんパンダみたいに大きくなってほしい」と話していました。

上野動物園教育普及課の大橋直哉課長は「無事に1歳を迎えられてうれしいです。日本で生まれ育ったパンダが野生パンダの保全に役立ってくれればと思います」と話していました。

動物園近くの観光案内所「上野を盛り上げたい」

動物園近くの観光案内所では、お祝いムードを盛り上げようと「お誕生日おめでとう」と書かれたパネルやバースデーケーキをかたどった飾りなどを用意しました。

また、双子の誕生日にあわせ、姉のシャンシャンや父親のリーリー、母親のシンシンも誕生日が近いことから、双子を含めた5頭の「ファミリー」を描いた手ぬぐいやバームクーヘンも用意しました。

1歳の誕生日を前に案内所を訪れる人も増えていて、引っ張るとぶるぶる揺れながら母パンダに近寄り抱き寄せられる双子のぬいぐるみなども人気があるということです。

上野案内所の櫻井智子さんは「ここからどんどん上野を盛り上げていきたいです。双子の誕生日をきっかけに、街の魅力も知っていただければうれしいです」と話していました。