猫虐待で180時間の社会奉仕 サッカー選手に命令―英裁判所 | トピックス

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2022年6月2日 時事通信社







 【ロンドン時事】英ロンドンの治安裁判所は1日、飼い猫を虐待したサッカーのイングランド・プレミアリーグのウェストハムに所属するクル・ズマ選手(27)に対し、180時間の社会奉仕活動を命じた。また、猫の飼育を5年間禁止した。



 ズマ選手の飼い猫虐待は、親族が撮影してインターネット交流サイト(SNS)に投稿した動画がきっかけで発覚した。動画にはズマ選手が猫を蹴ったり、平手打ちしたりする場面が収められていた。英動物虐待防止協会(RSPCA)の調査を受け、動物福祉法違反の罪に問われていた。


 ズマ選手は元フランス代表。英メディアによると、虐待判明後にチームから25万ポンド(約4100万円)の罰金が科されたほか、スポーツ用品大手アディダスとのスポンサー契約も打ち切られた。
 ホールダム裁判官は「公人として、多くの若者があなたを見習うことを自覚しなければならない」と諭した。一方、ズマ選手の2匹の飼い猫を保護したRSPCAは声明で「猫は元気だ。愛情あふれる家庭に譲る」と明かした。