ニシキヘビ、飼い主部屋の屋根裏にいた!“逃亡”から16日ついに捕獲 | トピックス

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2021年5月23日 スポーツ報知









 横浜市戸塚区名瀬町のアパート2階で飼われ、ケージから逃げ出したアミメニシキヘビ(体長約3・5メートル、体重約13キロ)が22日午後4時45分ごろ、アパート2階にある飼い主が住んでいた部屋の屋根裏で見つかった。捜索していた日本爬虫(はちゅう)類両生類協会の関係者が16日ぶりに捕獲した。


 飼い主の20代男性は「見つかってほっとした気持ち。近隣の方に迷惑をお掛けした」と謝罪。ヘビは生きており、今後は「私の手元を離れ、横浜市が管理する」と説明した。


 同協会の白輪(しらわ)剛史理事長(52)によると、ヘビは屋根裏の高さ約3メートルの鉄骨の上でとぐろを巻いており、白輪理事長と協会員の2人で捕まえた。おとなしく捕獲されたが、引きはがすのには大人2人の力が必要だったという。


 巨大ヘビの“逃亡劇”は連日メディアで報じられた。飼い主の20代男性から「ヘビが逃げた」と県警に連絡があったのは6日。神奈川県警戸塚署は翌日から機動隊員を含め延べ約270人を動員。アパート周辺の雑木林や用水路では災害時にがれきの下にいる行方不明者を捜すためのファイバースコープを使用。消防も熱を検知できる機械でアパート周辺を捜索した。屋根裏も複数回見ていたが発見できなかった。


 ヘビのエサを入れた複数のケースを周辺に設置する「おびき寄せ作戦」を行うなど捜索に協力してきた白輪氏は、ヘビが寒さに弱く、5月の外気温では建物の中で暖を取り、動かずにいるのではないかと予測。何度か確認した屋根裏をこの日に重点的に捜索した。戸塚署が21日に捜索を打ち切るなか、執念の捕獲となった。


 ヘビに毒はないが締め付ける力が非常に強く、「大人でも首に巻き付かれれば命に関わる」と専門家。動物愛護法で飼育に許可が必要な「特定動物」で、男性は市の許可を受けて飼っていた。