「捨てられたペットを引き取って」 マクロン仏大統領の愛犬、動画で訴え | トピックス

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2020年12月24日 時事通信ニュース






【パリAFP=時事】フランスのエマニュエル・マクロン大統領の愛犬ネモが動画に出演し、捨てられたペットの里親になるよう呼び掛けた。≪写真はフランス・パリのエリゼ宮で、愛犬ネモと一緒に歩くエマニュエル・マクロン大統領〈右〉と妻のブリジット氏≫

 黒いラブラドルレトリバーとブリュッセルグリフォンの雑種で元救助犬のネモは、2017年にマクロン氏夫妻に引き取られた。

 フェイスブックに投稿された動画の中で、ネモはしっぽを振りながら字幕で、フランスでは毎年1万匹の動物が捨てられていると伝え、「だから、クリスマスには捨てられたペットを引き取って。ただし分別をわきまえてね」と呼び掛けた。

 動画はまた、動物虐待問題への取り組みとして、仏議会が来年1月にペットの里親に関する法案を議論することも伝えた。議会では動物保護施設の改善を目的に約2000万ユーロ(約25億円)を投じることも検討されている。

 ネモは「虐待はより厳しく罰せられる」とのメッセージを送り、「なぜなら、ペットは家族の一員で、あなたに頼っているから」と訴えた。
 ネモという名前は、マクロン氏のお気に入りの小説の一つとされるジュール・ヴェルヌ著の「海底二万里」に登場する、潜水艦「ノーチラス号」のネモ船長に由来する。ネモは外国の要人が訪仏した際、マクロン氏と共に出迎えている。【翻訳編集AFPBBNews】