発端は犬のけんか 飼い主同士が殴り合いに 傷害容疑で逮捕 福岡 | トピックス

トピックス

身近で起こっている動物に関する事件や情報の発信blogです。

2020年10月19日 毎日新聞







福岡県須恵町の路上で、犬の散歩中に犬同士のけんかがきっかけで飼い主同士も殴り合いになる事件があり、県警粕屋署は19日、須恵町須恵の無職、野田数基容疑者(81)を傷害容疑で現行犯逮捕した。


逮捕容疑は19日午前6時10分ごろ、須恵町須恵の田んぼ脇の路上で、同町の会社員男性(43)の顔面を拳で十数回殴り、前歯を折るなどのけがをさせたとしている。男性が110番し、警察官が駆けつけた。「相手が先に殴ってきたので顔面を10発ぐらい殴った」と容疑を認めている。 

  粕屋署によると、野田容疑者が連れていた大型の秋田犬が、路上で遭遇した会社員男性の中型のコーギーの尻にかみつき、口論になった。立腹した会社員男性が殴りかかったが、リードが男性の足に絡まって身動きが取りにくくなり、野田容疑者が殴り返したという。コーギーは尻から血が出ていた。野田容疑者にけがはなかったが、同署は会社員男性も暴行容疑での立件を視野に捜査を進めている。

  野田容疑者は公益社団法人秋田犬保存会の九州総支部長を務めている。2人は犬の散歩コースが重なっており、同署は犬の排せつ物処理などのマナーを巡って日ごろから衝突していた可能性もあるとみて調べる。【大坪菜々美】