カウベルト 野生動物から農作物被害を防ぐ | トピックス

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2020年6月25日 富山テレビ






クマやサル、イノシシなどの野生動物が人里に近づくのを防ごうと、黒部市の里山でウシを放牧するカウベルト事業が始まりました。ウシが放牧されたのは黒部市阿古屋野地区の里山です。カウベルトは、放牧されたウシが緩衝地帯になりサルやイノシシが人里に近づかなくなることで農作物の被害防止や、ウシが雑草を食べ里山の景観を維持しょうというものです。25日は事業を主催する阿古屋野森づくりクラブや市の職員などが見守る中、妊娠中で食欲旺盛な雌牛の「あさこ」と「まいまい」の2頭が電気柵で囲まれた1.8ヘクタールの区域に放牧されました。2頭は、到着した当初は少し興奮した様子でしたが、用意されたエサのカヤを食べ、ゲートが外されると元気よく里山を駆けて行きました。このカウベルト事業は今年で14回目で、人里での野生動物の目撃や農作物の被害が減ったということです。ウシの放牧は10月上旬まで行われます。