2018年03月02日 YOMIURI ONLINE
譲渡された支援犬の「まる」
支援犬「まる」豊田で民間団体へ譲渡式
ボランティアらが施設などを訪問し、子どもや高齢者、障害者に癒やしを与える活動に利用されている支援犬の譲渡式が1日、豊田市穂積町の県動物保護管理センターで行われた。
支援犬は、同センターに収容された犬の中から適性のある犬を訓練している。センターでは、2003年8月からボランティア団体などへの譲渡を始め、27匹目。今回は、ミニチュアダックスフントの「まる」(推定5歳、雌)が譲渡された。昨年7月に高浜市内で保護され、人なつっこく、従順だったため、同8月から訓練を受けてきた。
まるを受け取った安城市の民間動物愛護団体「ロイヤルアシスタントドッグ」の山口恭平代表理事(48)は「大切に育て、福祉施設などでの支援活動に連れて行きたい」と語った。同センターが昨年度、保護や引き取った犬は約1400匹に上っており、遠藤潔所長は「支援犬を育てる活動を通じて命の大切さをアピールしていきたい」と話した。