2017/7/30 7:11 TBS NEWS
内戦が続くシリア北部アレッポの動物園に、6年以上にわたり置き去りにされていた動物が救出され、隣国トルコに到着しました。
動物の救出を行ったのは、トルコ環境省とオランダを拠点とする動物愛護団体の合同チームで、妊娠中のライオンを含む4頭の動物が28日、トルコとシリアの国境に到着しました。この合同チームはこれまでにもライオンやトラ、ハイエナなど9頭の動物を救出しています。
動物たちはシリア北部アレッポの動物園で飼育されていましたが、内戦が始まってから6年以上にわたって置き去りにされ、空爆や砲撃にさらされながら生き長らえたということです。AFP通信によりますと、今回、保護された4頭を最後に、動物園に置き去りにされていた動物はいなくなります。
保護された動物たちは今後、トルコ北西部ブルサの郊外の保護施設で健康状態を確認され、リハビリを受けたうえで最終的な棲み処に移送されることになっています。