2017.6.7 18:13 SANSPO.COM
英国マンチェスターのコンサート会場やロンドン中心部などでテロが相次いだことを踏まえ、警視庁は7日、味の素スタジアム(東京都調布市)で開催のサッカー日本代表とシリア代表の国際親善試合で、スタジアム周辺の警備を強化した。
警備が比較的緩やかな「ソフトターゲット」へのテロ対策を徹底する狙いがあり、スタジアムから最寄り駅の京王線飛田給駅までは各所に機動隊員らを配置。試合が終了し、多くの観客が一斉に会場を後にする時間帯を中心に、警戒を強める。
暴走した車両の突入を防ぐため、機動隊の大型バスなどを周辺に止め、緊急時には路上を封鎖。爆発物対策としては、試合前から警備犬が会場周辺や観客の手荷物に不審物がないか検索するほか、スタジアム近くには爆発物処理班が待機。テロ発生時の初動対応に当たる機動隊の緊急時初動対応部隊(ERT)も有事に備える。