<セラピードッグ>被災犬の育成支援を | トピックス

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2017年06月07日水曜日  河北新報ONLINE NEWS

 

 

愛犬を抱く浅野さん。セラピードッグの育成支援を呼び掛けている
 

 福島県内で被災し、飼い主と離れ離れになった犬たちを保護し、「セラピードッグ」として育成する活動を支援するチャリティーコンサートが11日、仙台市青葉区の市戦災復興記念館で開かれる。今年で5回目。

 泉区のピアニスト浅野純子さん(56)が代表を務める「AKT」の主催。ドビュッシーやショパンの曲を演奏するほか、国際セラピードッグ協会(東京)の理事でブルースシンガーの大木トオルさん(66)が「被災犬をセラピードッグへ」と題して講演する。


 保護された犬は2年以上の訓練を受けた後、高齢者や精神疾患、認知症の人たちに寄り添い、リハビリに役立てられている。


 過去4回のコンサートは収益金から同協会に約110万円を寄付。「東日本被災犬保護プラザ」の設立・運営に貢献した。捨て犬も含め、現在52頭を保護。うち32頭が全国の高齢者施設や病院でセラピードッグとして活躍している。


 浅野さんは「かわいそうだと同情するだけではなく、犬に役割を与え、命を輝かせたい。一人でも多くの人が命や震災について考えるきっかけになれば」と来場を呼び掛けている。


 午後2時開演。入場料は一般3000円(学生1000円)。保護者同伴の小学生は事前申し込みがあれば無料。連絡先は浅野さん090(7282)5211。