産経新聞 更新
那須高原の自然に囲まれた遊園地
「那須ハイランドパーク」(那須町高久乙)は
4月から、捨てられた犬を預かり、新しい
飼い主を探す活動を展開する。園内に
犬舎とSOSふれあい広場を整備。
4月下旬の完成を目指す。 (伊沢利幸)
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同園によると、国内では年間8万3千匹
(平成27年環境省統計)のペットが
飼い主に捨てられるなどして行き場を
失い、殺処分されている。
そこで同園は「ワンちゃんの命を救う
活動」を提唱。園内に新たに建設する
犬舎で、提携する動物愛護団体が
保護した犬を預かり、来園者と犬が
触れ合うSOSふれあい広場で新たな
飼い主探しを進める。
初年度は10匹前後の犬を預かる
予定で、来園者が気に入った犬は
手続きをして連れて帰ることができる。
同園は1日、今季の営業を開始する。
園内には天然芝の「おもいきり遊べる
ドッグラン」(1300平方メートル)が
1日に、犬用の食事やグッズをそろえた
ドッグカフェが18日オープンする。
施設を運営する藤和那須リゾートは
「ワンちゃんと楽しめる日本一のリゾートを
目指し、一つでも多くの命を救うために
活動を進めたい」としている。