AbemaTIMES 2/8(水) 15:23配信
ニュースサイト「ハフィントンポスト」が
紹介した、“犬を無理やり水に入れる
“動画“が波紋を呼んでいる。
この動画はハリウッド映画の製作現場で
撮影されたもので、濁流で溺れている人を
犬が助けるというシーンのために、
犬を強制的に濁流に流す様子が
収められており、突き落とされた犬が
最後は溺れて水の中に沈んでいく様子が
見て取れる。
犬と人間との絆を描いた人気映画の
舞台裏のショッキングな実態に、
抗議活動が展開される事態になって
いるという。
人間のために働く動物たちは、
私たちの身近な所にも増えてきている。
動物と触れ合えることがコンセプトの
飲食店の中にも、悪質なものが現れる
ようになった。
「狭い場所で長時間足に紐をつけた
まま飼育をし、糞尿を増やさないために
水分も与えず、ストレスのために体調を
崩したフクロウを死ぬ直前まで病院に
連れていくこともなかった。しかも、
死んだフクロウは裏の空き地に埋められて
いたそうだ」。
これはある“フクロウカフェ“の
スタッフによる内部告発だ。
動物の権利を守る活動をしている
保護団体「アニマルライツセンター」は
ウェブサイトにこの告発内容を記載、
所轄の保健所に指導を依頼するとともに、
全国の猛禽類の展示業者などに
フクロウカフェの撤廃を要請した。
「アニマルライツセンター」からの
抗議に、あるフクロウカフェの店長は
「野生のフクロウと、卵から人間が返した
フクロウとは全く性質が異なるという
ことも分からないまま、フクロウカフェが
悪だという認識を植えつけられてしまって
いる」と、複雑な心境を明かす。
動物研究家のパンク町田氏は
「フクロウカフェにいるようなフクロウは、
ヒナの頃から人間が身近な存在だと
教え込まれているので、皆さんが
想像するほどストレスのかかるもの
ではない。野生動物でも人間と触れ合う
ことを求めている場合もある」としながらも、「飼育下に生まれたフクロウであっても
家畜ではない。普通、動物同士が
触れ合うのは、生殖のため、獲物を
捕らえる時、自分が獲物として襲われる
時など、限られた場合のみだ。
長時間人間に触れられることは、
ある程度ストレスにはなっているだろう。
触りすぎは良くない」とも話す。
日本では去年、動物愛護管理法が
改正され、下記のように、犬・猫カフェに
関する規制緩和や基準づくりも
実施されている。
・犬と1歳未満の猫は午前8時から
午後8時まで展示可能(成猫は
午後10時まで)
・長時間展示の場合、途中で
休憩時間を設ける
・高齢猫を展示する場合、定期的に
健康診断を受けさせる等、健康に
配慮した扱いが必要
このように法規制も「ペットビジネス」
に追いついてきてはいるが、対象と
なるのは犬と猫だけで、それ以外の
動物に関しては整備が不十分なのが
現状だ。
パンク町田氏は「人気に便乗して
できたお店は、自分の知識や技術が
向上する前にオープンさせてている
可能性も高い。“展示“や“保管“として
登録、業務を行う動物取扱業の場合、
年に一回講習を受ける義務がある。
飲食スペースで動物を飼う業務も、
その中に入れて欲しい」と訴えている。(AbemaTV/AbemaPrimeより)