産経ニュース 2016.10.13 20:55
千葉市動物公園(若葉区)は13日、
希少種のニシローランドゴリラの
繁殖計画に共同で取り組むため、
上野動物園(東京都台東区)に
貸し出している雌のモモコが、12日
出産したものの、間もなく赤ちゃんが
死亡したと発表した。
同園によると、モモコは12日午後
2時20分ごろに出産。すぐに赤ちゃんを
抱き上げたものの、赤ちゃんが動いて
いる姿が確認できなかったため、生後
1時間の時点で死亡したと、
上野動物園により判断された。
モモコはスペインのサーカス団で生まれ
今年で33歳。平成2年に来園。2度に
わたり上野動物園に貸与されており、
3頭のゴリラを出産している。
モモコは死亡した赤ちゃんを抱いたまま
手放そうとしないため、大きさや性別、
死因などは不明。モモコは動かない
赤ちゃんに乳を飲ませようとするしぐさも
みせているという。同園は「自分が産んだ
子であると認識し、その愛情の深さから
赤ちゃんを手放さないのだろう」と話した。