犬のふん放置にイエローカード 飼い主のマナー向上へ 条例制定した岡山・倉敷市 | トピックス

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朝日新聞・朝日新聞デジタル|更新|2016/08/06


旗タイプのふん害対策「イエローカード」


放置された犬のふんのそばに撤去を
呼びかけるメッセージを置く
「イエローカード作戦」を、岡山県
倉敷市が進めている。3タイプある
カードを町内会などの団体に無償提供し、
地域ぐるみで取り組んでもらう
ふん害対策で、12月28日まで
参加団体を募っている。

 市は、2012年に施行された
「市飼い犬ふん害防止条例」で、
ふんの放置を禁止している。昨年度、
初めてイエローカード作戦を実施した
ところ、町内会や婦人会、企業など
102団体が参加。アンケートに
応じた58団体の9割が
「効果があった」と回答した。


立体タイプのふん害対策「イエローカード」

今年度も150団体程度を募集。
すでに約20団体から応募があった。
申請書を出すと、旗や立体、
カードの3タイプあるイエローカード
計50枚までと、ふんの回収袋、軍手、
スコップなどを市が提供してくれる。
ふんのそばにカードを置いたら
2週間ほど経過を観察し、
地域の目があることを飼い主に
伝え、撤去を促す。

 担当の市環境衛生課は
「ふんの放置は町の美観を損ない、
衛生上も問題があるので絶対に
やめてほしい」と呼びかけている。
問い合わせは同課
(086・426・3361)。

(三浦宏)


カードタイプのふん害対策「イエローカード」