
6月20日、中国南部の広西チワン族自治区玉林市では、
21日から始まる毎年恒例の「犬肉祭り」に向け、市内のレストランなどが
準備に追われている。写真は祭りに反対する活動家。
北京で10日撮影(2016年 ロイター/KIM KYUNG-HOON)
[玉林市(中国) 20日 ロイター] -
中国南部の広西チワン族自治区玉林市では、
21日から始まる毎年恒例の「犬肉祭り」に
向け、市内のレストランなどが準備に
追われている。
「犬肉祭り」では、数千匹の犬が殺されると
みられており、動物愛護を訴える団体は
廃止を強く求めている。動物愛護活動家は
今月、「犬肉祭り」に抗議する
1100万人の署名を集め、
中国当局に提出した。
祭りは地元住民にとって「誇りの源」と
されるが、愛護団体の抗議行動を受けて
国内外で注目が高まっていることもあり、
今年は有名な犬肉レストランや
マーケット付近には警察官の姿が目立つ
という。一部のレストランの間では、
看板から犬肉という文言を外す動きも
出ている。
玉林市当局は「犬肉祭り」について、
民間が行っているものであり政府は
支援していないと強調、
祭りから距離を置く姿勢を示している。