犬抑留所、休日も給餌、給水 函館保健所 動物愛護の流れ受け | トピックス

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どうしんWEBより 2016/5/21(土) 午前 5:27


土日や休日の給餌を始める函館市内の犬抑留所

市立函館保健所は保護した犬猫の収容施設
「市犬抑留所」(見晴町)で、現在は土日や
休日に行っていない給水と給餌を21日から、
毎日行うことを決めた。従来の管理も
獣医の指導や関連法に基づき「適切だった」
(同保健所)としているが、動物愛護の流れが
進んでいることを受けて改善する。
 
犬抑留所は1988年、狂犬病予防法に
基づいて犬を抑留する施設として建設。
収容可能数8頭の動物舎のほか、
焼却室がある。管理を委託する企業との
契約では、3連休には中日、それ以上の
連休の場合には2日を超えて餌を
やらないことがないようにする
取り決めだった。
3連休の中日の前と後の休日や
土日の給餌については契約に
明記されておらず、
給餌を求める内容ではなかった。
 
ただ、札幌や旭川など他地域の同様の
施設では毎日の給餌が常識化し、
函館でも動物愛護団体などから問題視する
声があることから、昨年度から管理方法の
見直しを検討。施設の運営を
委託する企業に協力を要請して承諾を得た。
 
市内の動物愛護ボランティア団体
「函館ワンニャンパトロール」の
西田のり子代表(68)は
「毎日の餌やりは当然だが、
改善はうれしい。休日は餌だけでなく、
ゲージの汚れについても面倒も見てほしい」
と話す。
 
同保健所生活衛生課は、これまでも
休日前は日数分の餌を置いて
対応していたと説明。
「休み明けにも残している犬猫が多く、
飢えさせてはいない」としながら、
「今後も適切な管理を続け、
できることから改善したい」と
話している。(石田礼)