年300万匹“犬喰い”韓国「苦しめて殺した方が美味!」 残虐“文化”に欧米が激怒、救出騒ぎ | トピックス

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2010/05/10 産経ニュース エンタメよもやま話 より

日本人の常識から考えれば俄(にわか)には
信じがたいのですが、韓国ではいまだに
イヌを食用として食べる習慣があるそうです。
恐ろしいことに、毎年、
250万匹~300万匹のイヌが食用として
殺されているといいます。

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「他国の食文化に口を出すな!」
という意見もあるでしょう。
ところが、韓国では特段珍しくない
“イヌを食べる”という習慣には、
実は身の毛もよだつ恐ろしい問題が
潜んでおり、それを知った欧米が大激怒。
「韓国の犬を救え!」という運動が
広がり始めているのです。
今回の本コラムでは、
日本では殆(ほとん)ど報じられていない
この問題についてご説明いたします。

◇ソウル1500軒の犬肉レストラン
「牛豚と同じ!」
…でも、吊して殴殺しませんけど

ここ数年、巷(ちまた)はネコブームで、
ネコ派が大手を振る中、
記者は大のイヌ派なので、
今回のお話には本当に腹が立って
仕方ありません。

4月27日付英紙デーリー・メールや
28日付の米紙
ニューヨーク・デーリー・ニューズ
(いずれも電子版)などが報じていますが、
米の動物愛護団体
「ヒューメイン・ソサエティ・
インターナショナル(HSI)」が4月27日、
韓国・ソウルの南東にある
原州(ウォンジュ)市の犬肉生産ファームで
飼われていた171匹のイヌを助け出し、
このファームを閉鎖させたと発表したのです。

報道によると、救出されたイヌは
ゴールデン・レトリバーや
シベリアン・ハスキー、ロットワイラー
(ドイツが原産の牧羊犬)、日本の土佐犬、
韓国原産の珍島犬(ちんどけん)で、
成犬から子犬まで様々でしたが、
どれも汚い檻(おり)の中という
劣悪な環境下で飼われており、
既に多くが食用肉となるために
殺されていたといいます。

この団体では、全世界の動物愛護団体が長年、
批判し続けている韓国の“犬喰い文化”を
“建設的かつ協調的”なアプローチで
撲滅(ぼくめつ)するため、昨年、韓国国内で、
こうした犬肉生産ファーム4カ所を閉鎖し、
225匹のイヌを救出。
米やカナダに移し、
現地で里親などに引き渡しています。

ちなみにファームの経営者側は、
ファームを閉鎖する見返りとして、
飼育しているイヌの数に応じ
最大6万ドル(約640万円)の補助金を
HSIから受け取り、この補助金を元手に
農業に転業するという仕組みだそうです。
だから“建設的かつ協調的”な
アプローチなわけですね。

 HSIでは、今回救出した171匹を含め、
ここ最近、原州市の犬肉生産ファームから
計250匹のイヌを救出。このうち120匹が
4月28日、米東部ニュージャージー州の
セント・ヒューバーズ動物福祉センターに到着。
手厚い保護を受けました。

このセンターの
ヘザー・カミサ最高経営責任者(CEO)は
この日の声明で
「ここに来るに値するこれらのイヌを
受け入れることを誇りに思います。
また、彼らの(苦難の)物語が語られることで
状況が好転すればと思います」と明言。
さらに「ここで再会した2匹のハスキーは、
互いの顔を幸せそうに眺め、
顔をなめ合っていました」と喜びました。

◇暑気払い・滋養強壮へ
「100万匹」煮てスープに…

HSIが今の時期に
活動を活発化させたのには訳があります。
韓国では毎年、7月~8月にかけて
、暑気払い&滋養強壮を目的に
犬肉をたらふく食べるという
「Bok Nal(ボクナル=犬肉スープ祭)」
が催され、
そこで年間の犬肉消費量の60%~80%、
つまり100万匹以上が、
みんなのスープになるため殺されてしまうため、
何としてもこの祭りより前に
救出する必要があったのです。
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ご存じのように、こうした韓国の
“犬喰い文化”は昔から欧米各国から
強い非難を浴びていました。
韓国側もそれはよく承知しており、
1988年夏、ソウル五輪が開催された際は、
各国からの批判を恐れ、開催前にソウル市内の
犬肉レストランを一斉に閉鎖する措置を
取りました。

それでも“犬喰い文化”は今も残っており、
韓国では欧米側の非難に対し
“牛や豚を食べるのと何が違うのだ”
との声も根強くあります。

しかし、HSIといった世界の動物愛護団体が
これを問題視し、強く非難するのには、
単に犬肉を食べるという行為以前に、
あまりにも残酷過ぎる仕打ちを
イヌに強制するからなのです。


昨年9月14日付英BBC放送(電子版)が
この問題について「韓国の養殖犬、無事国外へ」
との見出しの長尺記事で報じているのですが、
その中で、6年前に設立された英の動物愛護団体で、
韓国の“犬喰い文化”撲滅に向け尽力している
「チェンジ・フォー・アニマル・ファンデーション
(動物の変化のための基金=CFAF)」の
設立者である英国人女性、ローラ・ウェバーさんは、
生きている犬をどうやって
食肉に加工するかについて言及しています。

◇他の犬がトラウマになる異常な残虐性、
世界から問題視…下半身を食べる韓国人も

それによると、韓国には
食肉用のイヌの市場があり、顧客はそこで
生きたイヌを選ぶと、市場の業者がイヌの口に
電極を押し込み、感電死させるのです。
そして、1回で死なない場合、
死ぬまで何度も電極を口に
突っ込むといいます。

そして、恐ろしいことに、
こうした残虐極まりない行為は、
他のイヌたちが閉じ込められた檻(おり)の前で
繰り広げられるといいます。
そのためウェバーさんは、仲間が殺される様子を
目の当たりにしたイヌたちは、
たとえ生き残ったとしても
心に大きなトラウマ(心的外傷)を負うと
訴えます。

それだけではありません。
昔から伝統的に、イヌは生きたまま吊(つる)され、
殴り殺されました。
なぜなら、イヌに恐怖を与えた方が
肉がおいしくなるからだとというのです…。
BBCは、この方法が韓国内のいくつかの地域で
いまも続いているかどうかは
明らかではないとしています。

確かにわれわれは牛や豚や鶏を殺して
その肉を食べています。
しかし“恐怖を与えると肉がおいしくなる”
などと称して残虐な殺し方をしてはいません。
世界中の動物愛護団体は、
イヌを食べるという行為に加え、
この異常ともいえる残虐性を
問題視しているのです。

とはいえ、HSIといった世界の動物愛護団体の
活動もあってか、
韓国では“犬食い文化”が急速に廃れ始めています。
欧米の文化や考え方に敏感な若い世代を中心に
“犬喰い文化”が世界的に見れば、
とんでもない蛮行だという考え方が
広まっているからです。

前述のBBCによると、
ソウル市内には
、かつて約1500軒あった犬肉レストランは、
いまや約700軒。
また前述のデーリー・メール紙によると、
昨年、韓国国内で行われた世論調査では、
20歳代の若者のうち、
イヌの肉を食べていたのは全体の20%で、
この数字は50歳代~60歳代の
半分だったといいます。

さらに、韓国では、
欧米ナイズされたおしゃれな若者の間で
ペットブームが起きており、
家族の一員として飼っている
ペットの代表であるイヌを食べるなんて
あり得ない(気付くのが遅すぎる!)という
考えがこうした“犬喰い文化”離れを
後押ししているようです。

最近では、
欧米の動物愛護団体が
食肉用のイヌの市場の前で行う抗議活動に、
韓国人の若者の姿を見かけることも
少なくないといいます。
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前述のBBCによると、
韓国の古い世代では、
マッチョぶりを誇示するため、
男らしい料理の代表であるイヌの肉を食べ、
中にはイヌのアソコを食べたバカモノも
いたそうですが、
最近では
「自分の息子には“犬喰い文化”は引き継がない」
と明言する若者が増えているといいます。

また、当の業者の方も、
イヌの肉なんてできることなら売りたくない
というのが本音のようです。

今回、HSIが廃業させた原州市の
犬肉生産ファームの経営者である
Gong In-Young
(ゴン・インヤン)氏は
前述のデーリー・メール紙の取材に
「ワシらの仕事は死に行くビジネスだ」と述べ、
今回、HSIによって廃業できて
「幸せな気分だ」と述べました。

そしてインヤン氏は
「かつては(貧しくて)食べるものがなくて
犬を食べたが、今の若者が
犬を食べる必要なんてないんだ」と
言い切りました。

CFAFの創設者ローラ・ウェバーさんは
前述のBBCに
「私たちの目標は、韓国の犬肉業界を
終わらせることだ」と断言しましたが、
その日が訪れるのはそう遠くないかも
知れません。韓国だけでなく、
中国やベトナムにも“犬喰い文化”が
あるようですが、そういう悪しき文化は
1日も早く消え去るべきだと思います。 
(岡田敏一)