スペインの首都マドリード(Madrid)の
市当局は25日、ペットの犬のふんの
後始末をしなかった飼い主に対して
場合によって路上清掃活動を科す
「驚きの政策」の導入を検討して
いることを明らかにした。
市当局が発表した声明によると、
自治体の警察が犬のふんが最も
多い市内の2つの地区で試験的に
取り締まりを行うという。
ふんの後始末をしなかった飼い主は
最高1500ユーロ(約18万7000円)の
罰金を科されるか、数日間の
路上清掃活動を命じられる。
市当局は、「啓発活動を繰り返し実施し」、
犬のふんを入れる無料の袋を数百万枚
配ってきたにもかかわらず、
「路上や公園などには今も
排せつ物が落ちている」と述べている。
ここ数年、スペインでは複数の
自治体が犬のふん対策に独創的な
方法を考え出してきた。
昨年、北東部のタラゴナ
(Tarragona)は犬のふんの
DNA分析を行い、飼い主を突き止める
計画を発表。
マドリード近郊のブルネテ
(Brunete)では2013年に、
犬のふんを「遺失物」と記した箱に
入れて飼い主の自宅に送り届ける
措置を短期間実施した。
ブルネテでは、ペットの犬が用を
足した後、ふんを放置している
飼い主にボランティアが
怪しまれないように話し掛けて、
犬の名前と種類を聞き出し、
登録されているペットのデータベースから
市の職員が飼い主の身元と住所を
調べる方法を取っていた。(c)AFP
2016年04月26日 14:59 発信地:マドリード/スペイン

スペインマドリードで
飼い主の手をなめる犬
(2016年4月6日資料写真)